道の駅「とよおかマルシェ」で美味しい洋食ランチ【長野県 豊丘村】
- 2021.10.04
- 家飲み/家食べ
長野・豊丘村の「福島てっぺん公園」で、ホウキに乗って信州の空を飛べばハラも減る。
村なので近場に食べるところがあるかと調べれば、この公園から車で10分ほどのところに「とよおかマルシェ」という道の駅があり、レストランもあるというからそこへ向かった。
車で10分程と言ってもその道の駅は天竜川沿いにあって、この高低差を一気に下ることに。
ホウキに乗って行くのではなく、車なのはモチロンのことだけどね。
てっぺん公園の標高は805mあり、それに対して天竜川沿いの標高は420mほどと言うから、標高差は400m近くある。
このあたりの地形が、いかに急峻かということがお分かりかと。
下りオンリーのジグザク道を駆け下れば、あっという間に到着。
かなり規模の大きな道の駅で、駐車場も広い。
とよおかマルシェと言う名前の ”マルシェ” の意味は、フランス語で市場という意味。
その名前の通り、この道の駅にはこの近郊でとれた農産物が豊富に並んでいる。
長野は果物王国と言われるだけあって、リンゴとかブドウは豊富に並んでいる。
中にはこんな大物も。
地元の山で採れた松茸で、かなり大きく立派なもの。
値段は7千円から9千円ぐらいだったけど、この形とサイズなら安いのでは。
と言っても気楽に買える値段ではないけどね。
お客さんは多い。
通りがかりの人や観光客に混じって、地元の人たちも買い物に来ているようだ。
やはり農産物が多く並んでいる道の駅は、どこも繁盛している。
先月行った愛知県の設楽町にある「道の駅したら」の閑散ぶりとは対照的。
建物自体は「したら」の方が豪華で立派。
だけど「したら」は賑わっていない。
それは郷土資料館というものを前面に打ち出しているからだ。
道の駅に来る人たちが、郷土資料館などを見ると思っているのだろうか。
しかも有料(300円)というから、閑古鳥が鳴くのは当然。
こんな施設に20億円以上もつぎ込んだと言うから、それもビックリ。
これでは永遠に元は取れない。
利益を追求するのが道の駅の使命ではないが、やはりお客さんが来ないと運営するのも大変。
その点この「とよおかマルシェ」は、名前の通り「市場」というスタイルを貫いているから、お客さんも多いし売れ行きも上々。
たくさん売れればここへ出荷している農家さんたちも潤うから、万事メデタシ。
同じ道の駅でも目指す方向によって大賑わいのところと、閑古鳥のところができるのは当然。
道の駅したらは、一体何を目指して郷土資料館を併設したのだろうか。
あのままでは全く将来性がないと思うけど、今更どうしようもないか。
とよおかマルシェにはレストランも併設されていて、我々の目的はここでランチすること。
道の駅にあるレストランとしてはお洒落な雰囲気。
ガラス貼りなので店内の様子がよく見え、空いていたので入ろうとすれば、入り口に「ただいま満席」の札がかかっている。
えっ?と思って近くにいたウェイトレスさんに聞けば、コロナのため席数を半分にして営業しているためとか。
それで外から見れば空いているように見えたのだ。
ウェイティングボードに名前を書いて待つことにした。
レストランの隣りにはインフォメーションセンターがあり、時間つぶしにはもってこい。
ここでは豊丘村の観光案内などがされているし、ホットコーヒーが100円で飲めるサービスもある。
そこでブラブラと過ごしていれば、ウエイトレスさんが我々を呼びに来てくれた。
レストランの待合い席で待っているのがマナーだけど、しばらく待たされるだろうと思って、勝手にインフォメーションセンターで遊んでいたのだ。
そんな我々を探して呼びに来てくれたのだが、申し訳なかった。
レストランの感染防止対策は完璧。
テーブルは半分しか使っていないし、席もパーテーションで仕切られている。
カウンター席に至っては1/3しか使っていない。
緊急事態もまん延防止も解除されているから、ここまで徹底しなくてもいいと思うが、安心感はある。
経営者が徹底した人なのだろうけど、席数も半分以下なので経営上は大きなマイナスだろう。
私が頼んだのは洋風ランチプレート(900円)。
メニューの一番最初に書いてあったのでそれにした。
奥殿は珍しくカレーにするという。
信州舞茸鶏カレー(900円)で、レストランのランチとしては値打ちなのでは。
道の駅のレストランという性質上、値打ちな価格を打ち出しているのかもしれない。
待つほどのこともなく運ばれてきたランチ。
なかなか立派で美味しそうではないか。
ハンバーグにアルプスサーモンの入ったクリームコロッケだ。
こちらは奥殿のカレーライス。
チキンカツのカレーかと思えば、それに加えてエビフライも乗っているという豪華版。
私もカレーにすればよかったかと、軽い嫉妬。
それはともかく早速いただきます。
食べればこれが美味しい。
ハンバーグはしっとりとした雰囲気のハンバーグで、つなぎのパサつき感はない。
アルプスサーモンのクリームコロッケは、サーモンの味は分からなかったけどクリームが美味。
家でも冷凍のカニクリームコロッケをよく揚げるけど、それとはクリームが全く違う。
ここのクリームコロッケのクリームは、牛乳で作ったと言う雰囲気がアリアリ。
それに対して家で食べているカニのクリームコロッケは、クリームが粉っぽい感じがする。
それはそれで美味しいと思っていたけど、やはりレストランのものはどこそこ違う。
量も少ないかなと思ったけど、食べ終わればいい感じに満腹。
これで900円ならお値打ちでいい。
奥殿のカレーライスも美味しかったとのこと。
ただし辛いと言っていたが、これは個人差のあるところで、私が食べれば普通と言う感じだと思う。
いずれにしても美味しくて良かったのでは。
ランチの後、同じ敷地内にある「とよおか旅時間」というところへ寄ったのだけど、この話はまたいずれ。
初めて訪ねた長野県の豊丘村。
山あり川ありの自然豊かな村で、都会的なおしゃれ感もあってなかなかいい街だ。
食べるものも美味しいし人もいい雰囲気。
今週末も天気が良さそうだから、また行っちゃう?
ブログ村のランキングに参加してます⬇
にほんブログ村
-
前の記事
台風一過の信州の青空を、ホウキに乗って飛んだ? 2021.10.02
-
次の記事
唐辛子を素揚げすると思いっきり辛くなるのはナゼ 2021.10.05