道の駅「とよおかマルシェ」で美味しい洋食ランチ【長野県 豊丘村】

道の駅「とよおかマルシェ」で美味しい洋食ランチ【長野県 豊丘村】

 

長野・豊丘村の「福島てっぺん公園」で、ホウキに乗って信州の空を飛べばハラも減る。


© 豊丘村観光協会

村なので近場に食べるところがあるかと調べれば、この公園から車で10分ほどのところに「とよおかマルシェ」という道の駅があり、レストランもあるというからそこへ向かった。

 

車で10分程と言ってもその道の駅は天竜川沿いにあって、この高低差を一気に下ることに。

ホウキに乗って行くのではなく、車なのはモチロンのことだけどね。

てっぺん公園の標高は805mあり、それに対して天竜川沿いの標高は420mほどと言うから、標高差は400m近くある。

このあたりの地形が、いかに急峻かということがお分かりかと。

 

下りオンリーのジグザク道を駆け下れば、あっという間に到着。

かなり規模の大きな道の駅で、駐車場も広い。

 

とよおかマルシェと言う名前の ”マルシェ” の意味は、フランス語で市場という意味。

その名前の通り、この道の駅にはこの近郊でとれた農産物が豊富に並んでいる。

長野は果物王国と言われるだけあって、リンゴとかブドウは豊富に並んでいる。

 

中にはこんな大物も。

地元の山で採れた松茸で、かなり大きく立派なもの。

値段は7千円から9千円ぐらいだったけど、この形とサイズなら安いのでは。

と言っても気楽に買える値段ではないけどね。

 

お客さんは多い。


通りがかりの人や観光客に混じって、地元の人たちも買い物に来ているようだ。

 

やはり農産物が多く並んでいる道の駅は、どこも繁盛している。

先月行った愛知県の設楽町にある「道の駅したら」の閑散ぶりとは対照的。

建物自体は「したら」の方が豪華で立派。

だけど「したら」は賑わっていない。

 

それは郷土資料館というものを前面に打ち出しているからだ。

道の駅に来る人たちが、郷土資料館などを見ると思っているのだろうか。

しかも有料(300円)というから、閑古鳥が鳴くのは当然。

 

こんな施設に20億円以上もつぎ込んだと言うから、それもビックリ。

これでは永遠に元は取れない。

 

利益を追求するのが道の駅の使命ではないが、やはりお客さんが来ないと運営するのも大変。

その点この「とよおかマルシェ」は、名前の通り「市場」というスタイルを貫いているから、お客さんも多いし売れ行きも上々。

たくさん売れればここへ出荷している農家さんたちも潤うから、万事メデタシ。

同じ道の駅でも目指す方向によって大賑わいのところと、閑古鳥のところができるのは当然。

 

道の駅したらは、一体何を目指して郷土資料館を併設したのだろうか。

あのままでは全く将来性がないと思うけど、今更どうしようもないか。

 

とよおかマルシェにはレストランも併設されていて、我々の目的はここでランチすること。

道の駅にあるレストランとしてはお洒落な雰囲気。

 

ガラス貼りなので店内の様子がよく見え、空いていたので入ろうとすれば、入り口に「ただいま満席」の札がかかっている。

えっ?と思って近くにいたウェイトレスさんに聞けば、コロナのため席数を半分にして営業しているためとか。

それで外から見れば空いているように見えたのだ。

 

ウェイティングボードに名前を書いて待つことにした。

レストランの隣りにはインフォメーションセンターがあり、時間つぶしにはもってこい。

ここでは豊丘村の観光案内などがされているし、ホットコーヒーが100円で飲めるサービスもある。

 

そこでブラブラと過ごしていれば、ウエイトレスさんが我々を呼びに来てくれた。

レストランの待合い席で待っているのがマナーだけど、しばらく待たされるだろうと思って、勝手にインフォメーションセンターで遊んでいたのだ。

そんな我々を探して呼びに来てくれたのだが、申し訳なかった。

 

レストランの感染防止対策は完璧。

テーブルは半分しか使っていないし、席もパーテーションで仕切られている。

 

カウンター席に至っては1/3しか使っていない。

緊急事態もまん延防止も解除されているから、ここまで徹底しなくてもいいと思うが、安心感はある。

経営者が徹底した人なのだろうけど、席数も半分以下なので経営上は大きなマイナスだろう。

 

私が頼んだのは洋風ランチプレート(900円)。

メニューの一番最初に書いてあったのでそれにした。

 

奥殿は珍しくカレーにするという。

信州舞茸鶏カレー(900円)で、レストランのランチとしては値打ちなのでは。

道の駅のレストランという性質上、値打ちな価格を打ち出しているのかもしれない。

 

待つほどのこともなく運ばれてきたランチ。

なかなか立派で美味しそうではないか。

ハンバーグにアルプスサーモンの入ったクリームコロッケだ。

 

こちらは奥殿のカレーライス。

チキンカツのカレーかと思えば、それに加えてエビフライも乗っているという豪華版。

私もカレーにすればよかったかと、軽い嫉妬。

 

それはともかく早速いただきます。

食べればこれが美味しい。

 

ハンバーグはしっとりとした雰囲気のハンバーグで、つなぎのパサつき感はない。

アルプスサーモンのクリームコロッケは、サーモンの味は分からなかったけどクリームが美味。

 

家でも冷凍のカニクリームコロッケをよく揚げるけど、それとはクリームが全く違う。

ここのクリームコロッケのクリームは、牛乳で作ったと言う雰囲気がアリアリ。

 

それに対して家で食べているカニのクリームコロッケは、クリームが粉っぽい感じがする。

それはそれで美味しいと思っていたけど、やはりレストランのものはどこそこ違う。

量も少ないかなと思ったけど、食べ終わればいい感じに満腹。

これで900円ならお値打ちでいい。

 

奥殿のカレーライスも美味しかったとのこと。

ただし辛いと言っていたが、これは個人差のあるところで、私が食べれば普通と言う感じだと思う。

いずれにしても美味しくて良かったのでは。

 

ランチの後、同じ敷地内にある「とよおか旅時間」というところへ寄ったのだけど、この話はまたいずれ。

初めて訪ねた長野県の豊丘村。

山あり川ありの自然豊かな村で、都会的なおしゃれ感もあってなかなかいい街だ。

 

食べるものも美味しいし人もいい雰囲気。

今週末も天気が良さそうだから、また行っちゃう?

 

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