歳を重ねると辛く悲しいことが増えるのが人生か

歳を重ねると辛く悲しいことが増えるのが人生か

 

辛い話を聞いた。

それは先輩の奥さんのことで、深刻な病に侵されているという。

 

その先輩とはもう30年近くのお付き合いで、奥さんもよく知っている人。

たまたまその先輩の息子さんと話すことがあり、お父さんやお母さんはお元気かと聞けば、母(先輩の奥さん)の具合が悪くてと。

 

どうされたのかと聞けば、ある難病に冒されてほぼ寝たきりだと言うのだ。

これには絶句。

先輩の奥さんは元気な人で、風邪も引いたことがないような人。

 

それにその奥さんと私は同年代。

そんな人が寝たきりになっていたとは。

 

病名や病状も教えてくれたけど、あまりにも悲惨な状況で返す言葉もない。

その病は治療法もなく、対処療法しかないという。

 

細かいことは伏せるが、歩くことはもちろん話すこともできず、食事も口からは摂れないとのこと。

意識ははっきりしているので、筆談で意思の疎通は図れるとのことだが、状況が状況なだけに悲観的なことしか話さないのが辛いとか。

 

介護する家族の人も辛いだろうが、ご本人の辛さはその比ではない。

治療法のない難病なのでどうしようもないこととは言え、何とかならないものか。

 

明るく朗らかなあの奥さんが、こんな病魔に犯されてしまうとは。

私にできることといえば祈ることぐらいしかないが、辛い話だ。

 

歳を重ねると悲しい話が増える。

人として生まれた以上、”生老病死” は避けられないもの。

 

とは言え、それを目の当たりにするのはやはり辛い。

それにしても人生がこんなに儚く虚しいものとは。

 

何もできないのが残念で無念。


 

こんな重いテーマの後に、あれを食べた、これを飲んだなどというノー天気なことを書くのも気が引けるが、辛いことばかりでは人生つまらない。

人生は辛く悲しいことも多いのだから、せめて食べることぐらいは楽しくしたいもの。

ということで、晩ごはんの話だ。

 

この日の晩ご飯はアジフライ。

冷凍のアジフライを揚げたものだけど、綺麗に揚がり過ぎていて色が白っぽいのが残念。

トンカツでも同じだけど、フライものはきつね色に揚がっている方が美味しそうに見える。

 

今日のアジフライが揚げ足りないことはなく、ちゃんと火は入っているのだけど、見た目が上品に過ぎるのだ。

もっとジャンクな感じに、ガッツリと揚げてしまったほうが良かった。

 

その点プロの料理人は綺麗なきつね色に仕上げてくる。

そしてそれが美味しそうに見えるのだ。

料理は目で味わうとも言うけど、それは事実で、目から入る情報で味は変わる。

 

詳しくは下のサイトをご覧いだければお分かりかと思うが、料理の見た目は重要な要素。

目で味わうは本当だった(美容経済新聞)

プロの料理人が盛り付けとか器に気を使うのはそのためで、それだけで味が変わるのを知っているのだ。

 

レモンサワーでも湯のみで飲めば美味しさは半減。

同じレモンサワーでも器が違えば感じる味が違うのは見た目が違うからで、視覚の情報というのはそれほど大きいもの。

目から入る情報は、味覚に大きな影響を与えているのだ。

 

このアジフライの盛り付けがどの程度のものなのか、他と比べようがないから分からない。

だけど私が盛り付けで気をつけているのは色。

 

以前あるコックさんに聞いた話だけど、料理を美味しく見せるコツは色使いにあるという。

そのコックさんは、イタリアの国旗を意識するといいと言っていた。

 

イタリアの国旗といえば緑・白・赤のトリコロールカラー。


© 世界の国旗

その三色を意識して盛り付けると、料理が華やかになると言う。

今で言うところの「映える」ということになるが、それ以来トリコロールカラーを意識して盛っている。

 

これは和食にも当てはまることで、里芋の煮っころがしにも緑を添えるだけで ”映える”。

同じように人にも当てはまることで、見た目は大事な要素。

 

見た目がだらしないと、その人自身もだらしなく見えてしまう。

”映える” ことはしなくてもいいけど、清潔感とか姿勢の良さは保っていたいものだ。

 

そんなことを思いつつ飲んでいたけど、先輩の奥さんが少しでも気分が良くなればと。

なんか支離滅裂でまとまらないけど、今日はここまでと言うことで。

 

アジフライで一杯が美味しかった。

ごちそう様でした。

 

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