歳を重ねると辛く悲しいことが増えるのが人生か
- 2021.10.08
- 家飲み/家食べ
辛い話を聞いた。
それは先輩の奥さんのことで、深刻な病に侵されているという。
その先輩とはもう30年近くのお付き合いで、奥さんもよく知っている人。
たまたまその先輩の息子さんと話すことがあり、お父さんやお母さんはお元気かと聞けば、母(先輩の奥さん)の具合が悪くてと。
どうされたのかと聞けば、ある難病に冒されてほぼ寝たきりだと言うのだ。
これには絶句。
先輩の奥さんは元気な人で、風邪も引いたことがないような人。
それにその奥さんと私は同年代。
そんな人が寝たきりになっていたとは。
病名や病状も教えてくれたけど、あまりにも悲惨な状況で返す言葉もない。
その病は治療法もなく、対処療法しかないという。
細かいことは伏せるが、歩くことはもちろん話すこともできず、食事も口からは摂れないとのこと。
意識ははっきりしているので、筆談で意思の疎通は図れるとのことだが、状況が状況なだけに悲観的なことしか話さないのが辛いとか。
介護する家族の人も辛いだろうが、ご本人の辛さはその比ではない。
治療法のない難病なのでどうしようもないこととは言え、何とかならないものか。
明るく朗らかなあの奥さんが、こんな病魔に犯されてしまうとは。
私にできることといえば祈ることぐらいしかないが、辛い話だ。
歳を重ねると悲しい話が増える。
人として生まれた以上、”生老病死” は避けられないもの。
とは言え、それを目の当たりにするのはやはり辛い。
それにしても人生がこんなに儚く虚しいものとは。
何もできないのが残念で無念。
こんな重いテーマの後に、あれを食べた、これを飲んだなどというノー天気なことを書くのも気が引けるが、辛いことばかりでは人生つまらない。
人生は辛く悲しいことも多いのだから、せめて食べることぐらいは楽しくしたいもの。
ということで、晩ごはんの話だ。
この日の晩ご飯は鯵フライ。
冷凍のアジフライを揚げたものだけど、綺麗に揚がり過ぎていて色が白っぽいのが残念。
トンカツでも同じだけど、フライものはきつね色に揚がっている方が美味しそうに見える。
今日のアジフライが揚げ足りないことはなく、ちゃんと火は入っているのだけど、見た目が上品に過ぎるのだ。
もっとジャンクな感じに、ガッツリと揚げてしまったほうが良かった。
その点プロの料理人は綺麗なきつね色に仕上げてくる。
そしてそれが美味しそうに見えるのだ。
料理は目で味わうとも言うけど、それは事実で、目から入る情報で味は変わる。
詳しくは下のサイトをご覧いだければお分かりかと思うが、料理の見た目は重要な要素。
⇒ 目で味わうは本当だった(美容経済新聞)
プロの料理人が盛り付けとか器に気を使うのはそのためで、それだけで味が変わるのを知っているのだ。
レモンサワーでも湯のみで飲めば美味しさは半減。
同じレモンサワーでも器が違えば感じる味が違うのは見た目が違うからで、視覚の情報というのはそれほど大きいもの。
目から入る情報は、味覚に大きな影響を与えているのだ。
このアジフライの盛り付けがどの程度のものなのか、他と比べようがないから分からない。
だけど私が盛り付けで気をつけているのは色。
以前あるコックさんに聞いた話だけど、料理を美味しく見せるコツは色使いにあるという。
そのコックさんは、イタリアの国旗を意識するといいと言っていた。
イタリアの国旗といえば緑・白・赤のトリコロールカラー。
その三色を意識して盛り付けると、料理が華やかになると言う。
今で言うところの「映える」ということになるが、それ以来トリコロールカラーを意識して盛っている。
これは和食にも当てはまることで、里芋の煮っころがしにも緑を添えるだけで ”映える”。
同じように人にも当てはまることで、見た目は大事な要素。
見た目がだらしないと、その人自身もだらしなく見えてしまう。
”映える” ことはしなくてもいいけど、清潔感とか姿勢の良さは保っていたいものだ。
そんなことを思いつつ飲んでいたけど、先輩の奥さんが少しでも気分が良くなればと。
なんか支離滅裂でまとまらないけど、今日はここまでと言うことで。
アジフライで一杯が美味しかった。
ごちそう様でした。
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