桃源郷のような景色にしびれた「しだれ桃」の里山【岐阜・恵那市串原】
- 2022.04.19
- 家飲み/家食べ
ちょっと風は強いけど、青空の広がる週末。
久しぶりに出かけられることになり、車の屋根を開けてツーリングに行ってきた。
向かった先は岐阜県の恵那市串原(旧・串原村)。
ここの「しだれ桃」が見頃を迎えているのだ。
岐阜の恵那・串原といえば豊田市のお隣り。
片道50 km ほどというショートツーリングで走り足りないけど、パキューンと行ってきた。
クネクネとしてヘアピンカーブのある山道を登って串原へ着けば、こんな景色が広がっている。
よく手入れされた里山の風景の中に、満開の桜としだれ桃が散りばめられて、絵のような美しさ。
綺麗な風景に心も和む。
これだけでも十分に気分がいいけど、訪れている人達が先の方に歩いていくので我々も付いていく。
途中には立派なしだれ桜も咲いている。
5分ほど歩けば、そこにはこんな素晴らしい景色が広がっていた。
オォ!きれいと、思わず声が出てしまう美しさ。
こんな景色、今までに見たことがない。
なんなん、この美しさは。
後から知ったことだけど、ここは公が管理しているのではなく、個人と地域の人たちがしだれ桃を植え管理しているとのこと。
その中心になっている人が上の画像の民家の人とのことで、ここは個人の敷地。
それを無料開放しているのだ。
そのお宅の前から見える景色はこんな感じ。
田植え間近の水を張った田んぼに、その周りを枝垂れ桃が囲むと言う絵に書いたような美しさ。
くどいようだがこれは公の公園ではなく個人の家なのだが、ここまできれいに管理するのは大変なことなのでは。
田んぼの方に降りてみた。
田んぼにはカエルが泳ぎ、日本の田舎の原風景がここに広がっている。
うっとりするような風景に包まれ、まさに桃源郷。
これほど美しい田んぼは見たことがない。
お宅にはピアノが置いてあって、自由に弾ける。
残念ながらこの時は誰も弾いていなかったが、こんなのどかなところで聴くピアノもいいのでは。
縁側に座ってコーヒーでも飲みたいところだが、ここは個人の家なのでそれは無理。
お金儲けという意味ではなく、この風景を維持する協力金という形で、有料でコーヒーを振る舞ってもいいのでは思ったが、それをしないのがまた良いところかも。
純粋な協力金ということで、募金箱が設置してある。
我々も些少ながら協力させてもらったが、お礼にマドレーヌをくれた。
そのマドレーヌがこれ。
100円の寄付でこれをもらっては、却って赤字ではと心配になる。
のんびり寛いでいたいけど、喉が乾いてしまった。
カフェはおろか自販機すら無いところなので、すぐ近くにある「ささゆりの里」という道の駅みたいなところへ。
歩いても行けそうな近いところだったけど、車で移動。
ここはオートキャンプ場や茶店などがあり、その奥には「ささゆりの湯」という日帰り温泉施設もある。
オートキャンプ場はかなり賑わっている様子。
今はキャンプがブームなのだろう。
それにしても隣との距離が近い気がして、自然の中のキャンプ場という気がしないが、今はこんなものか。
上の画像の右奥に見えるのが日帰り温泉施設で、キャンプをしながら温泉も楽しめるらしい。
茶店では軽食も食べられるが、あまりそそられない。
ここからなら一時間半もあれば家に帰りつけるので、家で飲むことにした。
帰りは奥矢作湖の方へ下り、稲武からR.153足助経由で帰ることにしたのだが、奥矢作湖の手前で出会ったのは何とカモシカ。
初めは猿かタヌキかと思ったけど、止まって見てみればカモシカ。
カモシカを見たのは初めてで、驚いた。
私も興奮してしまったけど、奥殿もキャーキャー言いながら喜んでいる。
我々がカメラで撮っていても逃げるそぶりも見せず、草を食べ続けている。
人慣れしている訳ではないと思うが、人を恐れないのにはビックリだ。
ちなみにカモシカと言うけど鹿ではなく、実はウシの仲間。
奈良公園にいるシカ(ニホンジカ)が本物の鹿で、大きな違いは角。
鹿の角は枝分かれするし生え変わるけど、カモシカの角は牛の角と同じで枝分かれしないし生え変わりもしない。
カモシカは牛の仲間ということだ。
帰りは稲武の道の駅で山菜の仕入れ。
知らなかったけど、稲武の道の駅は建て替え中で仮店舗での営業だったが、山菜はたっぷりとあった。
食材も仕入れたから帰って山菜の天ぷらで一杯ということで、この続きは次回に。
初めて訪れた恵那・串原のしだれ桃の里。
近くにこんな良いところがあるとは全然知らなかった。
遠くでなくても素敵なところはあるのだ。
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