夜は創作和食の店になる「粋季-ikki-」で一杯

夜は創作和食の店になる「粋季-ikki-」で一杯

 

GWの谷間の平日に飲みに行ってきた。

世間では通しで連休が続くようだけど、私はカレンダー通りの休みで平日は仕事。

 

だけど世間の連休ムードに流されて、やる気なし。

そんな状態なので気合が入らずダレているけど、そんなダレた気分を吹き飛ばす嬉しいイベントがある。

 

それは美女との飲み会。

久しぶりに名古屋の美女との飲み会で、今日は ”5時から男” なのだ。

 

名古屋の美女に迎えにきてもらうという厚かましさで、着いた店が「粋季いっき」。

この店は以前別の場所(神明町)にあったのだが、それが陣中町に移転したものだ。

 

この陣中の店は粋季のマスターの実家で、お父さんがうなぎ屋をやっている。

そこを改装(新築?)し、昼はうなぎ屋、そして夜は料理屋の「粋季」という二毛作の店なのだ。

 

そのため看板も2枚看板になっている。

それに加えてうなぎ屋の定休日の昼時間に、ラーメンの「粋麺屋 IKIMENYA 」もやっているというからややこしい。

その記事 ⇒粋麺屋

 

要するに一つの店舗で ”三毛作” をしているということで、おかげで店の営業時間や定休日がさっぱり覚えられない。

それと料理屋の「粋季」は月曜定休に不定休の日もあるので、粋季に行かれる時は事前に確認されることをおすすめする。

 

それはともかく、粋季に入店。

移転してから初めての粋季で、どんな料理が出るのか楽しみだ。


 

ラーメンの ”粋麺屋” へは一度行っているので、店の雰囲気は知っている。

当たり前だが昼と夜で店の設えが変わる訳ではないので、プロ用の厨房機器が並ぶ店内は同じだ。

 

店に入ってまず感じたことは、うなぎの蒲焼きの匂いがすること。

昼間はうなぎ屋として営業しているから仕方ないが、和食の料理屋には合わない。

 

匂いを完全に消すことは無理としても、せめて換気扇をぶん回しておいてくれればと思ったのは事実。

ただし座ってものの数分で気にならなくなったから、私が敏感だったのかも。

 

先ずは乾杯。

私はハートランドのビールで、彼女はジンジャエール。

 

今日はコース料理が頼んであるので、料理はサッと運ばれてくる。

一品目は金目鯛の刺身で、湯葉の上に金目鯛の刺身が乗り、それを出汁で仕上げたという凝った作り。

 

振りかけられているのは刻み海苔かと思えば、大葉(シソ)を揚げたものとか。

刺身といっても、このマスターが作るものは単純ではないのだ。

 

彼女からはこれが美味しいとのことで、ご同慶の至り。

それと彼女のジンジャエールが、いい雰囲気を醸している。

美女は何をやっても絵になるということか。

 

二品目は吸物で、ハマグリ潮汁ウシオジル

これが味わい深い椀で、素晴らしく美味しい。

 

蛤で出汁をとり、その出汁で蛤の実を味わうという贅沢さ。

この店のウリは ”出汁” で、この潮汁にはそれが典型的に現れている。

 

こんな旨いものが出されれば、冷酒が飲みたくのは自然の成り行き。

今日のおすすめのお酒。

 

この中から選んだのは、高知の「亀泉」。

これが超絶美味。

華やかさのある純米吟醸酒で、果実のような吟醸香に包まれる。

 

原料がお米とは俄に信じられない美味しさで、日本酒ってこんなに美味しいんだと、改めて思わせてくれる。

美女と美酒に囲まれて、ここは桃源郷か天国か。

 

初鰹ハツガツオの銀皮造り?。

カツオといえばタタキがメジャーだけど、このカツオはほとんど火が入っていない。

生の刺し身とも違うから、熱湯で仕上げた ”銀皮造り” だと思うが、見当違いかも。

 

ピカピカのカツオで、生臭さが全くない。

これほど上等なカツオはあまりお目にかからないが、いずれにしても旨い鰹だった。

 

本カワハギの刺身。

上品であっさりとしたカワハギを、肝で包んで味わえば大人の味に。

このサイズの身が取れるカワハギはかなりの大物で、高級な魚だ。

 

日本酒にぴったりの料理が次々と出され、お酒も二杯目。

二杯目は山形の出羽桜。

これはこれで十分に美味しかったけど、一杯目の高知のお酒が良過ぎで、飲む順番を間違えた。

キム・ヨナの後に浅田真央ちゃんが出たようなもので、ものには順序があるということか。

 

白子の海苔和え。

白子といえばタラの白子が普通だけど、これはフグの白子とのこと。

 

マスターによればフグの白子の方がはるかに上等で美味しいらしい。

板前の世界では、白子といえばフグの白子を指し、鱈の白子は ”雲子クモコ” と呼んでいるとか。

溶けるようなクリーミーさに海苔の餡が絡まり、複雑で深遠な味。

お子ちゃまでは分からない ”大人の味” なのだ。

 

焼き物。

このころになると話も弾み、これが何だったのか記憶にない。

 

脂の乗った魚を、出汁で仕上げたネギと絡めて味わうという、手の込んだ一品だったと思う。

もしかすると記憶違いかもしれないが、そんな感じだった。

 

もっと分からないのがこれ。

確かに食べたことは覚えているが、これが何だったのか思い出せないのが情けない。

 

マスターも一緒になって話に花が咲いていたから、そちらに意識が飛んでいたのだ。

昼の営業でやっているラーメンの話も面白かった。

この後、鮎の料理が出たけど画像は撮り忘れ。

お酒が進んで話も弾むと、カメラのことを忘れてしまうのだ。

 

〆には豪華な鰻茶漬けが出たけど、情けないことにそれも撮り忘れてしまい、ブロガー失格。

いずれにしてもこれで締めで、どの料理も上等で美味しかった。

 

こんな美味しい料理を作ってくれたのが、この人

料理のセンスを感じさせる料理人で、和食にとどまらずステーキもこなすし、噂では鮨も握るらしい。

 

鮨のことをちらっと触れてみれば、やはりできるとのことだが、酢飯とネタを用意しないとできないので、通常はやっていないそうだ。

マスターの握る鮨をツマミに飲んでみたいものだが、タイミングが難しいかな。

 

そんなこんなでお開きに。

粋季 -ikki-

 

久しぶりにプロの料理人が作る料理を味えたし、それに美女がお付き合いしてくれて最高の夜。

やっぱり外飲みは楽しいネ。

 

美味しかった、ごちそう様でした。

 

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