冷凍食材やレトルト物でも、美味しく飲めればいい
- 2023.06.21
- 家飲み/家食べ
豊田市の文化会館へ行ってきた。
文化とか芸術に縁遠い私なので、ここへ来ることは滅多にない。
そんな私がここへ来たのは、友人が写真展に出品しているから。
重厚な建物の文化会館は、城塞のような雰囲気を漂わせていて、人を拒むかのよう。
その雰囲気に威圧され、文化に縁遠い私にとっては入るのに身構えてしまう。
どこから入っていいのかよく分からないが、歩いていれば突然「〇〇く~ん」と私を呼ぶ声。
聞き覚えのある声は写真展に出品している友人で、たまたまロビーにいて私を見つけたということだ。
その友人とは居酒屋の元ママで、彼女の趣味が写真。
それで写真展に出品しているのだ。
彼女に案内されて会場に行けば、多くの写真が展示されている。
どれも素晴らしい写真ばかりだけど、コレは、と足が止まった写真が彼女の作品。
贔屓目に見ているのでなく、純粋にいいなと思ったのが彼女の作品だったのだ。
写真は2枚あり、一枚は石川・能登の海に沈む夕日に照らされた棚田を捉えたもの。
もう一枚は九州・佐賀の海岸から昇る朝日を捉えたもので、どちらも構図と光の加減がステキなのだ。
さすが市の芸術祭で市長賞に輝いた彼女で、素人の私が見ても素晴らしいと思った。
それと能登や九州・佐賀まで写真を撮りに行く、彼女の行動力もスゴイ。
しかも朝日や夕日を捉えるのだから、朝も相当に早いだろうし、夜も遅くなる。
それに天気に恵まれるとは限らない中、数日頑張って写した写真。
この一枚の写真には、彼女の情熱と思い入れ、それと相応の費用が詰まっているのだ。
この日の写真展は所属している会の写真展なので、ファン投票のようなものはないが、あれば彼女の作品が一番になるかと。
ただしそんなことを思っているのは私だけで、どれが一番かを競うのではなく、会員の人たちの和気あいあいとした雰囲気がいい感じ。
そんな人たちと交わっている彼女も楽しそうで、これが ”趣味” の会というものかと。
展示されている写真も全て見たし、彼女とも話せて帰ろうとすれば、コレと手渡されたのはお酒。
帰って見てみれば、なんと「鳳凰美田」。
栃木県のお酒で、私の大好きな銘柄だ。
このお酒は流通量が少なく、入手は極めて困難。
そんなお酒をどうやって手に入れたのかは謎だが、彼女は写真を撮るためにしばしば ”旅” に出る。
その旅先ではお酒を買うことも多いとか。
この鳳凰美田も撮影旅行の旅先で手に入れたのかもだが、いずれにしてもこんなレア物をくれるなんて感激だ。
レアな鳳凰美田をもらったけど、飲むのはビール。
鳳凰美田のような上等なお酒は、ハレの日に飲むのがふさわしく、普通の日に飲んでは勿体ないから。
この日のアテは揚げ物。
ミートコロッケとチキンカツの盛り合わせだ。
使うのはもちろん冷凍物。
家でフライ物と言えば、冷凍食材を使うのが当たり前になっている。
冷凍食材なので、揚げれば出来上がりというお気楽なもの。
これで美味しいフライ物が出来るのだから、簡単で助かる。
盛り付ければセット完了。
いい感じにできたのでは。
この中で作ったものといえば、タルタルソースだけ。
簡単に作るタルタルソースだけど、これがあるとないでは、味にも見栄えにも大きく影響する。
タルタルソースを添えるだけでホンモノらしく見えるし、それに美味しそうにも見える。
料理は目でも味わうというが、それは本当のことで、盛り付けが綺麗だとそれだけで美味しいと感じる。
プロの料理人が盛り付けにこだわるのは、より美味しく上等に見えるからだ。
それはそうとカンパイ。
う~ん、旨い!
やっぱりビールは旨いな。
揚げ物をアテにしての一杯も済めばご飯。
今日は揚げ物を共用した、チキンカツカレー。
カレーはいつものようにレトルト物で、温めてかけるだけ。
それにチキンカツも冷凍食材を揚げたものだから、ほとんど何も作っていないことになる。
手抜きといえば手抜きだけど、これで十分に美味しいし、それにこれが私の家のスタイルなのだ。
ちゃんと作ればもっと美味しいとは思うが、うまく作る自信もないしそれにこれで満足しているので、当分の間このスタイルは変わらないと思う。
美味しいお酒が飲めて美味しいアテがあるのなら、それが冷凍食材でもレトルト物でも一向に構わない。
美味しく飲めればそれでいいのだから。
今日も美味しかった、ごちそう様でした。
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