味が上品すぎて飯が喰えん?
- 2023.09.15
- 家飲み/家食べ

この日は鶏のミートソース煮を作ってみた。
少し前にも作ったけど、これがかなり美味しかったのでリピート。
ただし同じように作るのも芸がないからと、今回はカレーソースも合わせたが、これが失敗。
味が濃過ぎで、辛い出来上がりになってしまったのだ。
結果はともかく、まずは鶏肉を炒めていく。
ブラジル産の立派な鶏もも肉で、厚みがあるのでじっくりと時間をかけて火を通していく。
鶏肉にそこそこ火が通ったら、野菜を投入。
今回はエリンギも入れてグレードアップ。
ミートソースとエリンギは相性がいいからネ。
最後にミートソースとカレーを入れ、少し煮込めば出来上がり。
味見してみたけど、ちょっと辛い。
今更どうしようもないので、このまま進行。
同時進行で焼いていた、赤魚の塩焼きも添えてセット完了。
鶏のミートソース煮に赤魚の塩焼きと、変な組み合わせだけど、家のご飯といえばこんなセットも珍しいことではない。
中華のギョーザに和風の煮魚という組み合わせも、当たり前にやりますから。
それはともかく、鶏のミートソース煮はやはり辛い。
唐辛子辛いとか塩辛いではなく、味が濃くて辛いのだ。
食べられないことはないけど、単品で食べるには味が濃く、白いご飯が食べたくなる。
残念なことに、今日のご飯はいなり寿司。
いなり寿司はおかず無しでも食べられるよう、濃い目の味が付いている。
そこに濃い味の鶏のミートソース煮では、味が重なって余計に辛くなってしまうのだ。
これはビールに合わせるしかないと、ビールをグイ。
ウマイ!
ビールは濃い味のアテでも合うからね。
白いご飯なら濃い目の味のおかずが合うと書いたけど、それと似た話をBSフジ「植野食堂」で以前やっていた。
植野食堂とは雑誌 ”dancyu” の編集長・植野広生が、美味しい料理を求め町の食堂などを訪ね、その料理を味わうとともに作り方も教えてもらうという趣旨の番組。
ちなみに ”dancyu” とは ”男子厨房に入る” の略。
で、その番組である店を紹介していたけど、その店の大将は親の後を継いだ2代目。
店を継ぐにあたって有名な料理屋で修行を積み、その料理屋で板前を任されるまでになっていたとか。
その後、初代の親が高齢になってきたので、その料理屋を辞め自分の家(店)に戻り後を継いだのだけど、2代目が作る料理の評判が良くない。
本人は精一杯美味しいものを作っていても、初代が作る料理の方が美味しいとか、味が変わったとか言われるのだ。
本人はどうしてかなと悩んでいたらしいが、それがある時、お客さんに言われた一言でひらめいたとか。
その一言とは「2代目が作る料理は美味しいけど、味が上品すぎて飯が食えん」と。
その店は食堂のような居酒屋のような店。
濃い味のおかずをガッツリと食べて飲む向きのお客さんが多い。
この手の店は上品な料理より、味が濃く、少々ジャンクっぽい料理が合うのだ。
料理にはこれが絶対という決まりはなく、同じ料理でも人によって評価が違う。
それは食べる人の嗜好で、アッサリとした味が好きな人もいればガッツリとした味が好きな人もいる。
2代目の大将は、初代の親父さんの味を求めて来るお客さんの嗜好を考えず、自分が習った味を通していたのだ。
と言って、私の作った濃い味のミートソース煮がどうこうではないけど、味が濃いのでご飯のおかずにするということで、一件落着。
ちょっと強引なオチだったけど、今日もごちそう様でした。
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