チキンステーキのキモは ”重し” だった
- 2023.10.19
- 家飲み/家食べ
最 近、鶏の料理が続いている。
それは買ってくる鶏もも肉が、2Kg入りと多いからだ。
これがその鶏もも肉で、ブラジル産の冷凍もの。
この鶏肉が美味しく、そして安いので気に入っている。
2Kg 入りで1,080円というから、国産のものに比べて約半値。
ただし量が多いのが難点。
冷凍ものなので、一度解凍したら早目に使わないと傷んでしまう。
家族が多ければ何の問題もないだろうが、二人家族では持て余し気味に。
そのため鶏料理が続くことになるのだ。
それもあってこの日の朝はチキンライス。
昨日の朝の親子丼に続いての鶏料理だけど、親子丼もチキンライスも奥殿の好きな料理なので、連日の鶏料理でも飽きられない。
そんな朝ごはんを食べ終わり、今晩は何にしようかと。
ギョーザやシュウマイなどの中華もいいし、豚しゃぶもいいかなと言えば、奥殿はチキンステーキがいいと言う。
NIKKEIのプラス・ワン(日経新聞の土曜版)にチキンステーキのことが載っていて、それで食べたいというのだ。
私もその記事を読んだが、チキンステーキの焼き方の決め手は ”重し” とのこと。
鶏の皮目は平らではないので、フライパンの面に均一に触れない。
そのため焦げるところと焦げないところがまだらにでき、皮目がパリッと仕上がらない。
そこで重しを乗せて皮目を平らにして焼けば、皮目がパリパリに焼けるというのだ。
ということで晩ご飯はチキンステーキに決定。
それはいいが、チキンステーキの担当は私なので自動的に私が作ることになるが、ここで頑張っておけばいいこともあるかと。
鶏 肉は塩コショウをして30分ほど放置。
こうすると鶏肉に味が染みるし、常温になるからとのことだ。
その間にキャベツの千切りなどを作っていれば、30分はすぐに過ぎる。
そしていよいよ鶏肉を焼くことに。
火を着ける前に、フライパンに油を引かずに鶏肉を乗せ、その上にアルミホイルを乗せる。
この上に重しになる別のフライパンを乗せるためだ。
重しのフライパンを乗せたのがこれ。
フライパンの中には水を1.5Lほど入れたから、重しとしては2kg以上あると思う。
その状態で4分ほど焼き、ひっくり返せばいい感じで焼けている。
このまま肉の面を数分焼けば出来上がり。
盛り付けたのがこれ。
皮目が綺麗に焼けて、美味しそうではないか。
欲を言えばもう少し ”焦げ” が欲しかったが、これでも十分にいい感じ。
さっそく、いただきま~す。
と、その前にビールだ。
私の食事はビールから始まるので。
グイッといけばいつもの通りウマイ。
ビールからのチキンステーキ。
一口食べれば、これが旨い!
ナイフを入れれば弾けるように肉汁が溢れ、それにパリッと焼けた皮目が合わさり、実に旨いのだ。
何ナン、この旨さは。
味付けは塩と胡椒だけだけど、それ以上何も要らない。
鶏肉そのものが旨味の塊なので、その旨さをダイレクトに味わうには塩味が一番。
奥殿からは今まで食べたチキンステーキの中で、一番美味しいとのこと。
確かにその通りで、店でもこれほど旨いチキンステーキに出会ったことがない。
そしてこれが2kgで千円の鶏もも肉とは、とても思えない。
上等な味のチキンステーキなのだ。
ということで、チキンステーキのキモは ”重し” と言うことだったのだが、これでますますチキンステーキの担当から外れなくなってしまったか。
今夜も美味しくて、ごちそう様でした。
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