天ぷらの天かすで作る「天かす丼」はご馳走なのだ

今日は天ぷら。

これは奥殿のリクエストがあったからで、しばらく鶏の料理が続いたので、天ぷらもいいかと。

天ぷらを作る前に、何気に外を見れば時々見かける野良のトラ猫が来ていた。

気分良さそうにまったりとしているから、晩ご飯をもらって散歩の途中なのかも。

私は天ぷらを揚げなければいけないのでそのまま放っておいたら、いつの間にか和室の窓枠に乗っているではないか。

窓を全開にしているのでどこからでも入れるが、断りもなく入ってくるとは（ネコにとってはこれが普通か）。

カメラ（スマホだけど）を向けても全く動じないので、コラッと言いながらポンと手を叩けば、ビックリした～と言う感じで外へ飛び出していったけど、人に慣れているネコだ。

ホントは追い払わずに飼いたいところだが、飼うとなればそれなりの覚悟がいる。

ちゃんと面倒をみるのは当然だし、他所様に迷惑をかけないようにもしなければならない。

それに生き物だから、”生老病死” が必ずついてくる。

それらを全うする覚悟がなければ飼う資格がなく、ハードルは高い。

こうしてたまに顔を見る程度が、一番いいのかも。

可愛いだけでは飼えないのだ。

それはともかく、用意した天ぷらのネタはこんなもの。

オクラやイワシなど地味目のネタで華がないが、それでも天ぷらにすれば美味しい料理になる。

揚げたものがこれ。

冴えないネタでもちゃんとした ”料理” になるのが、天ぷらのマジック。

タマネギとニンジンのかき揚げもご覧の通り。

見た目もいい感じで美味しそうだし、実際、食べても美味しい。

他にお豆などの三点盛りを添えた。

居酒屋で言えば ”お通し” といったところで、これだけでもビールが飲める。

こんな盛りでセット完了。

天つゆの中に浮かんでいるものは、ミョウガ。

生姜の代わりに入れてみたけど、無くても良かったかも。

まずはビールから。

揚げ物にはビールが合うから、余計に美味しい。

天ぷらもサクッとした軽いタッチの揚がり具合で、いい雰囲気。

豪華な食材でなくても、身近にあるもので美味しく味わえるのだ。

アテとしては少し足りないように見えるけど、天ぷらは意外にお腹が膨れるもので、これで締めのご飯に。

締めは天かす丼。

天ぷらを揚げた時に残る衣で作った天かすで、それをご飯にかけただけの丼もの。

味は麺つゆを垂らせばOKで、アッという間に出来る簡単な丼ものだけど、これが美味しい。

私の住んでいる三河地方ではほとんどお目にかからないけど、関西には天かす丼なるものがあった。

豪華版では天かすに加えて生卵を落としたものあったけど、天かす丼はやはりシンプルなものが一番美味しい。

家でこれを初めて出した時、それまで天かす丼の存在を知らなかった奥殿はその美味しさにビックリ。

以来すっかり天かす丼のファンになっている。

今日、奥殿の天ぷらのリクエストも、ホントはこの天かす丼が食べたいのが真の目的だったのかも。

そろそろご飯にという時、ご飯は天かす丼にしますから、と間髪入れずに答えていたからネ。

いずれにしても美味しい天ぷらと天かす丼で、ごちそう様でした。

美味しかった～。

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