道の駅の里芋で作った煮っころがしが超絶美味
- 2023.11.07
- 家飲み/家食べ

タカドヤ湿地の美しい紅葉を愛で、和来茶屋でモーニングした後、岐阜・東濃方面へ向けて走り出した。
直ぐ近くにある道の駅「どんぐりの里いなぶ」に寄ろうとしたけど、満車で通過せよとの指示。
近くにある大井平公園の紅葉見物の人たちが多く、それで満車なのかと。
ガードマンが第2・第3駐車場へ向かうよう誘導していたけど、そこまでして稲武の道の駅に寄る気がないので、ここはスルー。
そのままR.257に乗り、恵那市・岩村方面へ向かうことにした。
R.257は中速コーナーの続くワインディングロードで、気分よく流せる。
しばらく走れば道の駅「上矢作 ラ・フォーレ」があるので、寄ってみた。
キノコを買うつもりで寄ったのだ。
道の駅には朝採れの野菜やキノコなど、地元で採れた農産物がたくさん並んでいた。
このローカル色豊かなところが、道の駅のいいところ。
その点、稲武の道の駅は、リニューアルを機に土産物のような ”製品” が広い面積を占め、ローカル色が薄くなった気がする。
土産物目当ての観光客にはいいだろうけど、我々のように土産物を買う気のない人には、地元で採れた農産物の方が嬉しいし楽しい。
ここ上矢作の道の駅にはそれがあり、あれもこれもと買ってしまった。
買ったものがこれ。
キノコや里芋、キウイに春菊など、いかにも地元の人が育てたものと言う感じがしていい。
それと喜多方ラーメンがあって、思わず買ってしまった。
どうして岐阜の山奥に福島・喜多方のラーメンがあるのか分からないが、それも楽しい。
買いたいものが買えたので、ここから恵那・岩村方面へ。
どこへ行くという目的はないけど、前から気になっていたカフェがあるので、そこへ向かってみた。
向かった先は恵那の山の中。
行ってはみたけど、雰囲気が暗くて入るのをやめた。
お客さんを迎えるという感じではなく、店主の趣味でやっている感じが合わない。
感性が合えばそれもいいだろうが、イメージが合わないので退散。
どうしようかと奥殿に相談すれば、道の駅で買ったものを家で料理し、それをアテに飲む方がいいのではと。
それがいいということで、帰ることにした。
帰り道は世界一の狛犬の所を経由し、旧・小原村を抜けて帰ってきた。
家に帰り着いたのは12時で、朝の8時にスタートしたからホンの4時間のツーリング。
でもこの4時間は、中身の濃い充実した時間。
紅葉を見ておはぎを食べ、キノコも買い、そして何よりも屋根を開けて走れたのが嬉しい。
雲ひとつない青空の中をオープンで走るのはホントに気持ちがいいもので、この感激を一度味わうと病みつきになってしまうのだ。
道の駅で買ってきた材料で作るものは、里芋の煮ころがしとキノコの炒めもの。
それに春菊のおひたしの三品。
奥殿によれば、この里芋は鮮度がとても良いとのこと。
スーパーで売っている里芋は皮が乾燥していて、パサッとした感じとか。
この里芋は皮がシットリとしていて、採れたてなのではと。
で、里芋の煮ころがしにするのだけど、作るのは私。
作ったことはないけど、作ってみたくなったのだ。
作り方が分からないので、ここは Google に頼ることに。
里芋の煮ころがしの作り方と検索すれば、土井善晴さんのレシピが真っ先に出てきた。
⇒ きょうの料理(NHK)
土井善晴さんは私の好きな料理人で、尊敬もしている。
そんな人の書いたレシピなので、ここはこのレシピでいってみた。
里芋は金属タワシで皮を剥いた。
鮮度がよければスポンジで皮が剥けると書いてあったけど、スポンジでは剥けなかったので金属タワシて剥いた。
金属タワシは攻撃性が強いかなと心配したけど、きれいに皮が剥けた。
次はレシピ通りに油で炒める。
奥殿によれば、煮っ転がしを作るのに油で炒めるなんて聞いたことがないと言う。
油で炒めるのにどういう意味があるのか分からないけど、そのまま進行。
水や料理酒を加え、味付けはすき焼きのタレにお任せ。
レシピには砂糖や醤油、みりんなどを使うと書いてあったけど、それをすき焼きのタレで済ませるのだ。
15分ほど煮て、煮汁がなくなるように煮詰めれば出来上がり。
盛ったものがこれ。
初めて作ったにしてはいい出来なのでは。
他には春菊のおひたしなどもある。
緑が鮮やか。
奥殿が何もしなかった訳ではなく、いなり寿司を作ってくれた。
いなり寿司は私の好きなもので、特に天かすの入ったいなり寿司は大好きだ。
準備が整えば早速ビールで乾杯。
グイッといけばこれが旨い!
ツーリングした後に飲むビールは特に旨い。
初めて作った煮っころがしはどうかと食べれば、これがメッチャ旨い。
シットリとしたネットリ感があり、それに甘辛の味が絡んでめちゃめちゃ旨いのだ。
奥殿からもコレは本当に美味しいとのこと。
里芋自体の鮮度がいいこともあるだろうけど、里芋を油で炒めたことによって表面がコーティングされ、里芋のネバリが閉じ込められたのが美味しく出来た要因なのではないかと。
お世辞ではなく、こんなに美味しい里芋の煮っころがしは記憶にないと言うのだ。
作った私もびっくりするほどの美味しさで、速攻でおかわりしたのは当然の流れ。
春菊のおひたしもエグ味が全くなく、そして柔らかい仕上がり。
スーパーで売っている春菊とは違い、繊細な春菊なのだ。
そしてキノコの炒め物。
塩とバターで仕上げたいところだけど、バターがないのでマーガリンで代用。
それでもマーガリンの味がキノコによく合い、十分に美味しかった。
キノコも立派なキノコで、こんなにたくさん入って350円は安いのでは。
キノコの名前は忘れた。
海に比べて山は美味しいものが少ないというけど、そんなことは全く無く、山には山の美味しさがある。
今日の里芋にしても春菊のおひたしにしても、上等な美味しい一品なのだ。
こんな美味しい食材にも出会えるのだから、やはりツーリングは楽しい。
今日は山の料理で一杯が美味しかった。
ごちそう様でした。
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