窯元のカフェへ行ったら「蔵払い」とかで臨時休業【多治見市・蔵珍窯】

窯元のカフェへ行ったら「蔵払い」とかで臨時休業【多治見市・蔵珍窯】

 

阜・多治見市に素晴らしいカフェがあると聞き、行ってきた。

そのカフェは美濃焼の窯元、蔵珍窯ぞうほうがまに併設されているカフェで、築340年という古いけど素晴らしく手入れの行き届いた日本家屋で、コーヒーとチーズケーキが味わえるとか。

 

そこで味わえるコーヒーとチーズケーキのセットがこんな感じ。


© TAJIMI GUIDE

コーヒーもチーズケーキも美味しいらしいし、雰囲気も抜群で、それに窯元らしく使っている器も素敵な美濃焼。

こんな話を聞けば行くしかない。

 

ということで、岐阜・多治見まで出かけてきた。

 


 

田から多治見へは、R.248の一本道で1時間強で着く。

途中、藤井聡太八冠の出身地、瀬戸市を抜けて行くが、瀬戸には増田餅という美味しい餅屋さんがあるので、そこに寄って大福餅とおはぎを買っていくことに。

餅屋さんの作る、本物のお餅を使った大福とおはぎ。

本物のお餅なので賞味期限は当日限りだけど、これがとても美味しいのだ。

 

そんな寄り道をしながら蔵珍窯へ到着すれば、駐車場にはなんと警備員がいる。

え?そんなに賑わってるのと、ちょっとびっくりしたけど、警備員に聞けば今日は「蔵払い」をやっているという。

 

蔵払いって何ですかと聞けば、窯で焼いた美濃焼の売り出しという。

要するに大売り出しのようなものかと。

 

それはいいけど「蔵払い」のため、我々の目的であるカフェは臨時休業とのことで、ガックリ。

運がいいのか悪いのかよく分からないけど、気を持ち直して蔵珍窯へ向かうことに。

 


 

こがその蔵珍窯。

これは門で、門だけでも私の家より大きい

我々は知っていたから気後れせず門をくぐったけど、通りがかりでは門をくぐるだけでも勇気がいる。

 

門を抜けて行く。

江戸時代の武家屋敷へ入るような雰囲気だけど、槍を持った門番は居ないから大丈夫だ。

 

受付の人にカフェは休みですかと念のため聞いたけど、今日はカフェのスペースで陶器の展示即売をしているのでお休みですとのこと。

目の保養で美濃焼きを見ていくことにしたけど、カフェがやっていないのは残念だ。

 

カフェのスペースいっぱいに広げられている、美濃焼の数々。

美濃焼きもさることながら、はりの木組みが美しい。

デザインされたものではなく、機能を追求した結果の造形美。

 

手入れもよく、とても築340年も経っているとは思えない綺麗さ。

340年前といえば江戸中期の時代で、その当時にこんな立派な建物を建てるのは、相当な人だったのでは。

 

建物のことは詳しくないけど、今このような建物を作ろうとしても材が揃うかどうか。

それにしても当時の大工たちは、よくこんなものを手作業で作ったものだ。

 

建物にも詳しくないけど、美濃焼にも詳しくない。

でもせっかく来たのだから、記念に何か買おうかと。

 

ディスプレイも凝っている。

よくわからないけど高そう。

 

いい感じの織部の皿があったけど、お値段22,000円と高価。

これが高いのか安いのかわからないが、財布の軽い私では買えない。

やはり作家さんの物は高い。

 

こちらの黄瀬戸はさらに高く、15万円!

私とは住む世界が違うようだ。

 

庶民的な箸置きがあった。

それでも1個千円前後と、それなりの価格が付いていて手が出ない。

 

ご飯茶碗もあった。

いいなと思ったものもあったけど、結局何も買わず。

と言うか高くて買えなかったのだ。

 

縁側の外から見た感じはこんなんで、ガラスのはまった障子の部屋がカフェのスペース。

本来は美濃焼の窯元が本業だから、カフェはおまけ。

訪れた日がたまたま美濃焼の売り出し日だっただけで、これは仕方がない。

 

近いうちに出直すつもりで、蔵珍窯を後にした。

それにしてもこんな立派な門構えの中にカフェがあるなんて、思いもよらないよね。

喫茶 ZOHO

 


 

珍窯を出たのが昼前。

何か食べて行こうかということで、向かったのは近くにある蕎麦屋。

蔵珍窯から徒歩数分のところにある蕎麦屋だ。

駐車場の警備員さんに蕎麦屋へ行きたいと一言断りを入れれば、どうぞどうぞとのことで、車を駐車場に置かせてもらって歩いて移動。

 

長くなってきたので、蕎麦屋の話は次回ということで。

 

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