初めての時より感激がなかった「てんとろ」の蕎麦【岐阜・多治見市】
- 2023.12.05
- 家飲み/家食べ
美濃焼の窯元がやっている「カフェ ZOHO」へ行ったら、窯元の売り出し(蔵払い)とかでカフェは臨時休業。
本業は陶器の製作で、カフェはおまけなので仕方ないが、我々の目的はカフェなのでやはり残念。
それでも普段は目にすることがない高級な器を見させてもらい、目の保養にはなった。
そんなことをしていれば時間は昼。
お腹が空いてきたので、すぐ近くにある蕎麦屋へ行くことにした。
その蕎麦屋は行ったことがある店で、安くて美味しかった記憶がある。
蕎麦屋はこの蔵珍窯から歩いて数分のところなので、駐車場に車を置いたまま歩いて行こうかと。
そのことを係の人にお願いすれば、「どうぞどうぞ」と気楽に受けてくれて助かる。
ここがその蕎麦屋で「てんとろ」。
前はいつ来たのかと調べてみれば、7年前に来ていた。
店の雰囲気はその時と全く変わっていない。
それより2階に気になる店があった。
その店は洋食屋で、キャッチコピーに「どこか懐かしい昔ながらの洋食店です」とある。
エビフライやハンバーグ、オムライスなどの洋食は大好きで、蕎麦屋と大いに迷ったけど、ここは当初の予定通り蕎麦に。
蕎麦屋の「てんとろ」は、本格的な手打ちそばではなく、機械打ちのそば屋。
だけどこの蕎麦が予想以上に美味しくて、しかも安い。
それにこだわった店主の蕎麦屋に多い、上から目線の蕎麦屋ではなく、気楽な店なのもいい。
こだわった蕎麦屋だと、自分のうつ蕎麦の自慢話とか使っているそば粉の講釈、下手をすれば蕎麦つゆの付け方から食べ方(すすり方)まで ”指導” されることもあり、口うるさい。
美味い不味いは客が判断することだし、蕎麦をどうやって食べようとそれは客の自由。
そんな上から目線の蕎麦屋が往々にしてあるが、この「てんとろ」はそれとは違って気楽な店。
オーダーも券売機で食券を買うシステムといえば、この店がファストフードの蕎麦屋ということがお分かりかと。
券売機で買ったのは、天ぷら蕎麦(千円)。
蕎麦といえばざる蕎麦一択の私だけど、この日は寒く、そんな中を歩いてきたので温かい蕎麦が食べたかったのだ。
店は11時開店で、開店して間もないためか空いていた。
それでもこの直後から次々にお客さんがやってきて、ほぼ満席に。
前来た時は満席で少し待ったほどなので、相変わらずよく賑わう店かと。
ほどなく運ばれてきた天ぷら蕎麦がこれ。
寒い日なので温かい蕎麦が嬉しい。
蕎麦は細打ちで、見るからに量は多い。
食べれば喉越しはいいけど、腰がない。
不味いということはないけど、特に旨いということもなく普通。
以前食べたのはざる蕎麦で、それはかなり美味しかった記憶がある。
⇒ その時の記事
それに比べ、この温かい蕎麦はそこまでの感激がないのだが、これは温かい蕎麦だからかも。
天ぷらはいわゆる蕎麦屋の天ぷらで、衣が厚い。
だけど美味しい。
かけ蕎麦の上に乗せて味わうことを前提にした天ぷらなので、衣が厚いのだ。
海老にピーマン、カボチャにナスなど5~6種類の天ぷらが乗っていて、これと蕎麦のセットで千円は安いのでは。
蕎麦はたっぷりあり、奥殿は完食が無理とかで私が手伝ったほど。
他の人たちが頼んだものを見ていれば、セット物を頼む人が多い。
メニューを改めて見てみれば、こんな魅力的なものもあった。
ミニ天丼+ざるそばとか、ミニカツ丼+ざるそばのセットだ。
他にもとり天とろろそばなどもあって、もう少し吟味して頼めばよかった。
温かい蕎麦は値段相応の味だったけど、それでもこの値段でなら文句は言えない。
多治見の「てんとろ」は、安くて値打ちな蕎麦屋なのだ。
次に来ることがあればざる蕎麦にするか、それか2階の洋食屋にしてみるのもいいかと。
⇒ そば屋「てんとろ」(食べログ)
やっぱり蕎麦は ”ざる” に限るね。
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