中国産のタケノコを使って若竹煮を作ってみた
- 2024.04.12
- 家飲み/家食べ
春はいろんな食材が出回る。
野菜で言えば菜の花や新タマネギなどがあるし、タラの芽やワラビ、タケノコなどの山菜もある。
そんな山菜を味わうために岐阜や長野の山間地に出かけたりもしていたが、最近はご無沙汰。
行くのが面倒ということもあるが、遠くまで出かけても美味しい山菜に出会えるとは限らないからだ。
それに今では近くのスーパーにも山菜は売っていて、それを買ってきて家で作れば、そこそこ美味しいものが味わえる。
ということでこの日はタケノコを買ってきて、若竹煮を作ることにした。
スーパーでタケノコを買おうとしたら、これが高い。
それほど大きくないもので、700円もするのだ。
皮をむけば半分ぐらいの大きさになってしまうだろうし、それに生のタケノコなので、アク抜きをしないといけない。
奥殿にアク抜きは面倒?と聞けば、米ぬかがあればできるけど、面倒だし後始末も大変とのこと。
高いし手間もかかって面倒ということで、生のタケノコを買うのは諦めた。
生のタケノコは諦めたけど、スーパーにはこんなものも並んでいる。
タケノコの水煮。
これならアク抜きも不要だし、それに何と言っても安い。
これが250円というから、迷うことなくお買い上げだ。
原産国は中国で、それを水煮にしたものなので ”旬” のものとは言えなが、それでも ”季節感” は味わえるかと。
これを使って、季節の若竹煮を作ることにしてみた。
中国産と言うと品質が悪いとか、ヤバいのではとか言われるが、それは偏見。
中国は今や宇宙ステーションを自前で打ち上げるほどの技術立国だし、電気自動車やドローンに至っては世界シェアトップの国になっている。
日本では中国は遅れた国で、生産現場も劣悪で不衛生だと思ってる方が多いだろうが、実はそんなことはない。
農産物にしても品質管理を強化し安全性も向上させ、厳格なEU基準に合致した物をヨーロッパ各国に大量に輸出している。
私の家でもタマネギやニンジンなどは中国産のものを使っているが、国産のものに劣ることも無くむしろ優れているほどで、しかも安い。
ネット上では中国産に限らず輸入食材を頭から否定する動画や記事が多いが、その内容が本当かどうか確かめる必要があると思う。
よく引き合いに出されるのはブラジルの鶏肉で、ブラジルの鶏肉は成長ホルモンや抗生物質まみれで、”毒肉” とさえ言う人もいる。
その証拠にアメリカはブラジルの鶏肉を輸入していないと言うが、事実はちょっと違う。
アメリカは実は鶏肉の生産大国であって、ブラジルから鶏肉を輸入する必要が全くないのであって、輸入を禁止しているのではない。
日本のお米と同じで、日本は国内で生産するお米で十分に足りているので、お米を輸入する必要がないのと同じ理由だ。
食べ物の恐ろしさを伝える話は拡散しやすく、ネット上の ”視聴数” を稼ぎやすいので、よりセンセーショナルに煽る傾向がある。
輸入肉を食べると病気やガンになると言うのだが、その因果関係は言わない。
根拠不明な話なので言えないのだろうが、そこは曖昧にしたまま、ただ単に病気やガンになると煽るのだ。
アメリカの牛肉を大量に消費しているアメリカで、ガン患者が急速に増えていることもないし、ブラジルの鶏肉を食べて死亡例があるという話も聞いたことがない。
もしそんなことがあればアメリカでもブラジルでも、そして日本でも大問題になるが、そういうことはない。
そもそも抗生物質や成長ホルモンを大量に与えているのかどうか、その辺りを正確に検証してみれば分かることかと。
話がそれて恐縮。
ところで若竹煮に似たものに、土佐煮というものがあるけど、その違いは若竹煮がタケノコとワカメを使ったもので、土佐煮はワカメは使わず鰹節で仕上げたものと書いてあった。
どちらも似たようなものだけど、今回はワカメを使った若竹煮でいってみた。
タケノコは水煮にされているので、アク抜きは不要。
水で軽く洗うだけで済むから楽だ。
若竹煮を作ったことがないので、作り方をスマホでチェック。
砂糖とかみりんを使って煮るとあるけど、それが面倒なのですき焼きのタレに丸投げ。
すき焼きのタレを適当に薄めて煮汁にしてみた。
よく分からないけど、大きく外れることもないだろうと煮ていく。
沸騰したら弱火でしばらく火を入れ。あとは放置。
1時間も置けばそこそこ味がしみるのではと。
若竹煮に味を染み込ませている間に、他の料理を作ることに。
この日は天ぷらにしてみた。
天ぷらよく作るから、作業はスムーズに進む。
こんな感じで用意してみた。
いつも似たようなネタだけど、これでいい感じになる。
揚げます。
これはタマネギとニンジンのかき揚げで、いつも最後に揚げている。
天ぷらはこんな感じで出来た。
そこそこいい感じに揚がったのでは。
若竹煮ももちろんある。
ワカメは煮込むと溶けてしまうと書いてあったので後から添えてみたけど、こんなのでいいのかな。
用意ができれば早速ビールで乾杯。
いつものことだけどビールが旨い。
初めて作った若竹煮は、普通に美味しかった。
ただしすき焼きのタレが少し甘く、もう少し薄めれば良かったかと。
すき焼きのタレではなく、麺つゆで作ればよかったのかもしれないが、初めて作ったにしてはまあまあの出来では。
それより季節感が味わえて、それが嬉しい。
中国のタケノコでも十分に美味しいと思ったけど、よく考えればタケノコは中国が本場なのだ。
天ぷらはいつものようにサクッと揚がっていて、いい感じ。
ビール⇒タケノコ⇒天ぷらの連鎖で、満腹。
結局ご飯は食べられず、飲んで終了。
タケノコの若竹煮をメインに、ごちそう様でした。
タケノコの若竹煮も良かったけど、次は山菜の天ぷらをトライしてみようか。
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