再訪の日本料理屋「きん魚」【瑞浪市】

再訪の日本料理屋「きん魚」【瑞浪市】

 

 

今年の夏に初めて行った日本料理屋の「きん魚」(その時の記事)。

料理はもちろん、器、設い、接客に至るまで、全てに気配りが行き届いた店の雰囲気が気に入り、予定もないのにその場で次を予約してしまったほど。

カラで予約はしたものの、当てがないままにしてたら同級生の女性たちが「美味しい店に行きたい」ということで、これは渡りに船とばかりに彼女たちと行ってきた。

 

到着した「きん魚」は、木々も色づき始め、いい季節。

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料亭のような趣で、知っていないと気後れしそうな雰囲気。

 

玄関に続くアプローチ。

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重厚感たっぷり。

 

アプローチから見える中庭。

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モミジが綺麗に紅葉してる。

 

通された部屋は洋室。

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ガラス窓の部屋が我々に用意された洋室。

角が斜めに切られた出窓風の部屋なので、「六角形の部屋?」って聞いたら、庭木を避けて作ったため角を斜めに切った部屋になったとか。

結果として、却ってそれが味のある部屋になったのは、嬉しい誤算だったとか。

 

そんな説明をしてくれたのは、この店の女将、と言うよりママ。

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美形のママで、モデルみたいな印象。

都会的な人ですね、と言ったら、隣り町の明智町(大正村で有名なところ)の出て、田舎者ですよと笑ってた。

「前回は和室でしたので今回は洋室をご用意しました」と、数カ月前に来たことを覚えていてくれたのには驚いた。

 

料理で、先ずは突き出し。

カリフラワーの豆腐、ナントカのジュレ添。

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豆腐が思いっきり濃い。

まるでクリームチーズを食べてるような食感で、すごく旨い。

豆腐に載ってる黒い粒粒はキャビアで、贅沢なひと品。

 

こんな料理を見せられれば、飲まないのは失礼ということで、冷酒。

きん魚-2-017銘柄は「一念不動 夢山水」の生原酒で、「空」で有名な愛知県設楽にある関谷酒造のお酒。

軽くサラっとした酸味のお酒で、後に引かないスッキリとした感じ。

 

続いて温かいお浸し。

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水菜と釜揚げシラスを蟹身で和えたもの。

非常に手が込んだお浸しで、とても旨い。

器のそば猪口も素晴らしい物で、多分骨董品。

 

会席で言えば「八寸」。

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入れ物自体は五寸の二重。

中は昆布締めされた鯖寿司と刺し身。

とても上品な味で、酒の肴としてもピッタリ。

 

皆さん満足してくれてるだろうか。

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それにしても女性は話題豊富で、実によく喋る。

旦那の操縦法から仕込み方!、世界情勢からご近所の話、株価の話に不動産の話、果ては私の昔の彼女のことまで何でもアリ。

それに私にはこんなご指導が、、、

「女性には、十個ぐらい褒めてから一つ意見を言うぐらいでいいの、分かった?〇〇くん(私のこと)、」だそうです。

勉強します。

 

飲まなければ付いていけないということで、次のお酒。

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今度は小左衛門の冷やおろし。

家で飲んでる酒と同じ物だけど、やっぱり旨い。

この店でもトップブランドとして紹介してるから、やはり小左衛門はいい酒なのです。

 

大きめの器に入った椀物。

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松茸、しいたけ、栗などの季節の物が椀物に仕立ててあり、トロミの付いた汁が複雑な味を醸しだして、旨い。

 

こちらはえび芋を揚げて餡に絡めたもの。

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えび芋自体がとてもねっとりとしてて、お餅のよう。

柚子の効いた味付けも美味しい。

どの料理もベルがとても高いのに、その旨さに慣れてしま、感覚が麻痺しそう。

うわぁ~美味しい、という感激が薄くなってるのは、感受性が低くなってる証拠。

 

揚げ物。

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生麩の揚げ物?

記憶が曖昧になってる。

 

小左衛門の冷やおろしを追加で頼んだら、残り少ないからとワイングラスでサービスされた。

洒落たワイングラスだったけど、画像は撮り忘れ。

更にサワラの焼き物が出たけど、飲んで食べて喋るのに夢中で、これも画像なし。

それにしても話が面白過ぎで、腹が捩れそうなほど大笑い。

 

デザート。

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デザートの前に飯物か何か出たような気もするけど、記憶も画像もなし。

 

店に入って出るまでに4時間!

4時間も食べながら喋りながらよく続くもので、女性のパワーは凄い。

 

それとあれだけギャーギャー騒いでいても、店の人は嫌な顔ひとつせず、お賑やかそうで、と接待してくれるのが申し訳ないほど。

この部屋が、他の部屋とは離れた構造だったのが幸い。

和室だと隣と襖一枚で隔てられてるだけだから、これだけしゃべれば迷惑千万。

でも楽しかった。

 

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◆ 店データ (情報は確認して下さい)
店名 : 日本料理 「きん魚」
住所 : 岐阜県瑞浪市陶町橋爪 140-5
電話 : 0572-65-2540
営業 : 11:30~14:00 / 17:30~22:00 / 定休日 不明

 

戦い済んで日が暮れて・・・

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美形のママに見送られて、帰ります。

 

同級生にはこれで義理が果たせたかと思ったら、今度は名古屋でやるよ、って。

名古屋?、足がないと言ったら、電車があるじゃないって、、、

人使いが荒いというか何というか、、、同級生だからって、もう少し気を使ってくれるといいけど、そんなこと言えないか。

 

、、、修行します。

 

 

 

 

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