再訪の日本料理屋「きん魚」【瑞浪市】
- 2014.11.07
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今年の夏に初めて行った日本料理屋の「きん魚」(その時の記事)。
料理はもちろん、器、設い、接客に至るまで、全てに気配りが行き届いた店の雰囲気が気に入り、予定もないのにその場で次を予約してしまったほど。
カラで予約はしたものの、当てがないままにしてたら同級生の女性たちが「美味しい店に行きたい」ということで、これは渡りに船とばかりに彼女たちと行ってきた。
到着した「きん魚」は、木々も色づき始め、いい季節。
料亭のような趣で、知っていないと気後れしそうな雰囲気。
玄関に続くアプローチ。
重厚感たっぷり。
アプローチから見える中庭。
モミジが綺麗に紅葉してる。
通された部屋は洋室。
ガラス窓の部屋が我々に用意された洋室。
角が斜めに切られた出窓風の部屋なので、「六角形の部屋?」って聞いたら、庭木を避けて作ったため角を斜めに切った部屋になったとか。
結果として、却ってそれが味のある部屋になったのは、嬉しい誤算だったとか。
そんな説明をしてくれたのは、この店の女将、と言うよりママ。
美形のママで、モデルみたいな印象。
都会的な人ですね、と言ったら、隣り町の明智町(大正村で有名なところ)の出て、田舎者ですよと笑ってた。
「前回は和室でしたので今回は洋室をご用意しました」と、数カ月前に来たことを覚えていてくれたのには驚いた。
料理で、先ずは突き出し。
カリフラワーの豆腐、ナントカのジュレ添。
豆腐が思いっきり濃い。
まるでクリームチーズを食べてるような食感で、すごく旨い。
豆腐に載ってる黒い粒粒はキャビアで、贅沢なひと品。
こんな料理を見せられれば、飲まないのは失礼ということで、冷酒。
銘柄は「一念不動 夢山水」の生原酒で、「空」で有名な愛知県設楽にある関谷酒造のお酒。
軽くサラっとした酸味のお酒で、後に引かないスッキリとした感じ。
続いて温かいお浸し。
水菜と釜揚げシラスを蟹身で和えたもの。
非常に手が込んだお浸しで、とても旨い。
器のそば猪口も素晴らしい物で、多分骨董品。
会席で言えば「八寸」。
入れ物自体は五寸の二重。
中は昆布締めされた鯖寿司と刺し身。
とても上品な味で、酒の肴としてもピッタリ。
皆さん満足してくれてるだろうか。
それにしても女性は話題豊富で、実によく喋る。
旦那の操縦法から仕込み方!、世界情勢からご近所の話、株価の話に不動産の話、果ては私の昔の彼女のことまで何でもアリ。
それに私にはこんなご指導が、、、
「女性には、十個ぐらい褒めてから一つ意見を言うぐらいでいいの、分かった?〇〇くん(私のこと)、」だそうです。
勉強します。
飲まなければ付いていけないということで、次のお酒。
今度は小左衛門の冷やおろし。
家で飲んでる酒と同じ物だけど、やっぱり旨い。
この店でもトップブランドとして紹介してるから、やはり小左衛門はいい酒なのです。
大きめの器に入った椀物。
松茸、しいたけ、栗などの季節の物が椀物に仕立ててあり、トロミの付いた汁が複雑な味を醸しだして、旨い。
こちらはえび芋を揚げて餡に絡めたもの。
えび芋自体がとてもねっとりとしてて、お餅のよう。
柚子の効いた味付けも美味しい。
どの料理もベルがとても高いのに、その旨さに慣れてしま、感覚が麻痺しそう。
うわぁ~美味しい、という感激が薄くなってるのは、感受性が低くなってる証拠。
揚げ物。
生麩の揚げ物?
記憶が曖昧になってる。
小左衛門の冷やおろしを追加で頼んだら、残り少ないからとワイングラスでサービスされた。
洒落たワイングラスだったけど、画像は撮り忘れ。
更にサワラの焼き物が出たけど、飲んで食べて喋るのに夢中で、これも画像なし。
それにしても話が面白過ぎで、腹が捩れそうなほど大笑い。
デザート。
デザートの前に飯物か何か出たような気もするけど、記憶も画像もなし。
店に入って出るまでに4時間!
4時間も食べながら喋りながらよく続くもので、女性のパワーは凄い。
それとあれだけギャーギャー騒いでいても、店の人は嫌な顔ひとつせず、お賑やかそうで、と接待してくれるのが申し訳ないほど。
この部屋が、他の部屋とは離れた構造だったのが幸い。
和室だと隣と襖一枚で隔てられてるだけだから、これだけしゃべれば迷惑千万。
でも楽しかった。
◆ 店データ (情報は確認して下さい)
店名 : 日本料理 「きん魚」
住所 : 岐阜県瑞浪市陶町橋爪 140-5
電話 : 0572-65-2540
営業 : 11:30~14:00 / 17:30~22:00 / 定休日 不明
戦い済んで日が暮れて・・・
美形のママに見送られて、帰ります。
同級生にはこれで義理が果たせたかと思ったら、今度は名古屋でやるよ、って。
名古屋?、足がないと言ったら、電車があるじゃないって、、、
人使いが荒いというか何というか、、、同級生だからって、もう少し気を使ってくれるといいけど、そんなこと言えないか。
、、、修行します。
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