素晴らしい日本料理の 「きん魚」【瑞浪市】

 

 

和食の店 「きん魚」。

予約満席で二ヶ月も待たされてやっと行くことが出来た。

 

瑞浪市陶町(スエマチ)にある店で、一言で言えば田舎、二言でいえば山奥。

そんな田舎に素晴らしい店が存在していた。

 

陶器会社の社長の自宅だったのを改装した店で、屋敷といった風情。

きん魚-003

右が本宅で左が離れで、どちらも客席になってる。

日本建築のどっしりとした建物で、数百坪はあるかという敷地に平屋の屋敷が建ってる。

 

 

玄関へ続く小径。

きん魚-005

いかにも料亭に向かう雰囲気がして、期待が高まるアプローチ。

玄関が見えて来た。

 

今井美樹や羽野晶紀と来れたらね、、、夢のまた夢、、、

 

 

通された部屋は離れの部屋。

きん魚-009

この画像は隣の部屋のもので、作りは同じ。

八畳の畳の間に、低い机と椅子がセットされてます。

実に座り心地が良い。

 

 

部屋から眺める中庭。

きん魚-019

贅沢な空間で、我々だけのために一部屋を用意してくれてるのです。

 

接客してくれた中居さんによると、ここの所有者と店主は身内ではないとのこと。

空き家だったこの屋敷を、店主が所有者のもとに何度も通い、やっと借りられて始めた店。

所有者の社長さんは本当の金持ちで(成金では無いの意)、この場所からちょっと離れた所に新しい屋敷を建てたため、それでここが空いたということ。

 

新しい屋敷も素晴らしく立派な建物って言ってましたから、一度見てみたいもの。

 

 

それはさて置き、料理です。

先ずは「胡麻豆腐 茄子のソースかけ」。

ステキな器に盛られた綺麗な料理。

きん魚-030

ところで茄子のソースって?

あれこれ考えずに一口食べれば、まさしく醤油で焼いた茄子の味。

ジュレにして掛けてあるのです。

それに胡麻豆腐が絡み合って、実に美味しい。

素人がどれだけ頑張っても出せない味と創作力、、、素晴らしい。

 

 

合わせるのはもちろん日本酒。

きん魚-027

小左衛門の純米吟醸。

いつも飲んでる小左衛門だけど、地元瑞浪のお酒ということに敬意を表してオーダー。

美味しいに決まってます。

 

この一品と小左衛門だけで、既に十分に堪能。

素晴らしい料理、器、設え、それに贅沢な空間で、私には勿体無いような味と世界。

 

 

刺し身。

きん魚-039

鮪、鯛、北海蛸の三種盛り。

きれいな盛り付けで、目から美味しさが飛び込んでくる力がある。

 

 

私がバイキング(ビュッフェ)が嫌いな理由に、盛り付けが無いことがある。

家でも作った料理を鍋ごと出すことはせず、ちゃんと器に盛りますよね。

バイキングだと作ったまま並べる、刺し身は切っただけ、冷凍物は解凍しただけ。

バイキング料理

画像はイメージ

料理は作って終わりではなく、器に盛り付けて完成だと思う。

料理人(家でも)は美味しく食べてもらいたい、美味しく見てもらいたいと思うもの。

 

故に料理人なら料理に合わせる器も吟味するし、盛り付けにもとても気を使う。

これは日本に限った話ではなく、中国でも欧米でも、全世界共通のこと。

 

バイキングは作ってオシマイだから、あとは勝手に。

客の側も元を取らなきゃ損とばかりに、腹一杯食べる。

これは軍隊式の補給であって食事ではない。

ビュッフェスタイル

画像はイメージ

食べ終わると「元がとれた、」とか言うだけで、損か得かの世界。

若い連中なら許せるけど、ある程度の歳を重ねたら損とか得とかではなく、食事にも品と余裕を持って “料理” を楽しんで欲しいものかと。

 

分別も弁えてる筈の中高年がバイキングの皿に群がってる姿は、ちょっとネ、、、

すいません、余計なことを書きました。

 

 

汁物。

きん魚-042

普通なら茶碗蒸しというところですが、汁物にして出されてきました。

中居さんから説明を受けたのですが、忘れれてしまって、、、

手前の麦?を混ぜで食べたのですが、柚子が効いた出汁が旨い、、、深い味で本当に旨い。

それに松茸も入っていて、今年のお初。

 

 

 

 

 

お酒が進んでます。

きん魚-028

中居さんに「このまま夕方まで過ごしたい、」と冗談で言ったら、どうぞ、後はつかえていませんから、、って本気にされてしまって。

冗談ではあっても、のんびりしていきたい気分。

 

 

 

 

 

 

椀物。

きん魚-045

蟹あんかけですが、珍しいことに生ハムやイベリコ豚、ズッキーニなどの洋物で合わせてます。

特に完熟のズッキーニは普通のズッキーニとは食感がまるで違い、帆立のような食感。

こんなの初めてですが、素晴らしく旨い。

 

 

 

 

 

二杯目のお酒。

きん魚-048

こちらも地元の「若戎」。

小左衛門に比べるとボディーのしっかりとした、ふくよかな酒。

 

 

 

 

 

チェイサー。

きん魚-047

グラスがお洒落。

 

 

 

 

 

焼き物。

きん魚-056 これも凝った器に手の込んだ料理。

 

 

 

 

 

ムツ?の杉板焼きマイタケ乗せ。

きん魚-058

杉とマイタケの香りに包まれて旨い。

どうやったらこんなに上手に焼けるのでしょう。

 

 

 

 

 

飯。

きん魚-055

ちりめん山椒かけ。

ご飯と味噌汁のおかわりは自由とのこと。

織部の椀が素敵で、欲しい。

 

 

 

 

 

香の物。

きん魚-061

小茄子が実に旨い。

塩辛くもなく醤油辛いでもなく、それでもって味がある。

この店の料理に、手抜きはありません。

 

 

 

 

 

コーヒーとデザート。

きん魚-066

コーヒーは紅茶に変更も可。

ラスク風のものはお麩で、ハチミツを塗って焼いたもの。

甘味はスイカと梨に大根!を合わせたもので、不思議な取り合わせだけど、旨いからビックリ。

 

 

伝統的な料理ばかりではなく、極めてチャレンジングな和の世界を堪能させてもらいました。

素晴らしい・・・

 

 

◆ 店データ (情報は確認して下さい)

店名 : 日本料理 「きん魚」
住所 : 岐阜県瑞浪市陶町橋爪 140-5
電話 : 0572-65-2540
営業 : 11:30~14:00 / 17:30~22:00 / 定休日 不明

 

 

 

あまりにも素敵な店だったので、次を予約ししようと空いてる日を聞いたら、なんと土日は年内は全て埋まってる!

ならば平日はどうかと聞けば、一番早い日で11月初旬とのこと。

今って8月でしょ、、、

 

 

きん魚-008

 

 

大きな屋敷だけど部屋数は6部屋しかなく、しかも一組に一部屋を充てがうので、無理も無し。

これが利益追求型の経営なら、大部屋形式にして20畳に4~6テーブルぐらい入れて効率を上げ、利益を追求するのでしょうが、そうしないのがいいところ。

 

人数をさばいて儲けるよりも、コアなお客さんを大事にしていく、ということなのでしょう。

 

そうそうお値段ですが、今日の料理(お任せランチ)で、2,500円、、、破格の価格ですよね。

 

 

 

 

板場に挨拶に行ったら、店主が出てきてくれましたが、お若い!

浜松の chihi さんが好きそうな、ikemen。

きん魚-073

まだ38歳とのこと。

ちょっと話をさせてもらいましたが、人間的にしっかりしてる。

将来この業界でスターになるのでは、と予感させるものがあります。

いい男です。

 

 

 

またお邪魔しますので、宜しく。

 

きん魚-015

 

玄関から駐車場まで送ってくれた上に、車が見えなくまで頭を下げられたのには、恐縮至極。

 

 

家に帰り着いてもまだ「きん魚」の余韻に浸ってる始末。

それほどインパクトのある店でした。

 

 

 

 

 

ランキングに参加してますのでクリックお願いします

にほんブログ村 グルメブログ 中部食べ歩きへ にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 豊田情報へ

ありがとうございました