風情のある「岩村茶寮」と五平餅の「あまから本店」【恵那市】
「タカドヤ湿地」で素晴らしい紅葉を見た後は、R.257で岩村・恵那方面へ。
途中、コーヒーブレイクということで、立ち寄ったのは「岩村茶寮」。
小奇麗な古民家風の建物で、農村の風景に溶け込んでいる。
エプロン姿はマスター。
梁を出したデザインなので、圧迫感がない。
新築だけど、古民家のように作ってもらったとか。
リラックスできる雰囲気と環境。
人懐っこいマスターの会話が面白い。
オーダーはホットコーヒー、モーニングサービス付き。
注文の度に豆を挽いてるコーヒーは、マイルドな味でとても旨い。
農村地帯にある単なる喫茶店かと思ったけど、やってることは本格的。
ただしフレッシュが本物の生クリームではないのが残念。
こちらがモーニングサービス。
ロールパン、玉子焼き、野菜にパインやサンフルーツなどの、立派なモーニングだ。
特に野菜が美味しくて、ブロッコリーなんて甘く感じたほど。
これがコーヒーだけの値段(400円)で付いてくるとは、格安。
そうこうしてる間にお客さんが次々と来店。
どのお客さんもご常連のようで、朝の野良仕事を終えて来たとか、娘と孫を連れてモーニングに来たご婦人とかで、賑やかに。
それで分かったことだけど、ここで使ってる野菜はこの農家の人たちが作っているもので、それで新鮮で旨いということだ。
その野菜は店内でも売っていた。
店の周りはこんな雰囲気で、聞くところによれば、日本一の農村景観とか。
フレンドリーで寛げる店なので、よく賑わうのも分かる気がする。
ネットで店情報を見てたら、TVの「人生の楽園」に紹介されていた。
その記事があったので、その情報をリンク。
こちらは紹介ページ。
岩村茶寮ですっかり寛いだあとは、恵那の街へ向かうことに。
途中、乗馬クラブがあったので寄り道。
馬は可愛いし美しい。
こんな小さな子もライディング。
鐙(アブミ)を思いっきり短くしないと足が届かないけど、上手に乗ってます。
優雅でリッチな趣味だ。
恵那まで来たのは、「あまから本店」の五平餅を食べるため。
以前 この店を見つけた時は予定があって食べられなかったので、再訪したもの。
店内は小ざっぱり小奇麗にしてある。
五平餅を大量に焼いてるので、どうして?と思ったら、お持ち帰り用。
驚くのはその数で、なんと 70本!
何かのイベント用なのかもだけど、それにしてもすごい数だ。
初めてで、どれぐらい頼んだらいいか分からず、先ずは謙虚に4本。
直ぐに出された熱々の五平餅は、三河の五平餅の御幣の形ではなく、団子型。
食べてみたらこれが旨い。
おこげが出来るほどに炙られた表面がカリッとして、中はふんわりシットリ。
タレがこれまた旨く、胡麻の風味たっぷりで、甘ったるさはなく上品な味。
本当に旨くて、4本なんてアッという間に食べてしまい、即追加。
店の人もとても親切で、一本だけでも遠慮無く注文してくださいとのこと。
その配慮が嬉しい。
サービスの漬物。
野沢菜がシャキシャキしてるし、赤かぶもとても上手に漬かってる。
売っていれば買って帰りたいほど美味しい。
食べてる間にも、50本とか30本とかの電話注文が相次いでるし、店内でも20本持って帰るから、という具合。
恵那の人って、どんだけ五平餅が好きなのか。
素焼きした五平餅をタレに潜らせ、もう一度炙って出来上がり。
五平餅なんてそれほど関心もなかったけど、ここの五平餅は本当に旨い。
今まで食べた五平餅の中では、ダントツ一番。
それほど美味い五平餅だった。
◆ 店データ (画像クリックで食べログにジャンプ、情報は確認して下さい)
ちなみに一本 100円。
旨い五平餅を堪能した後は、近くにある「恵那寿や」の本店へ。
栗きんとんで有名な店で、立派な支店があるけど、本店はこんなに小さな店。
虚飾を廃した店先と同じく、余計な物の全くない店内。
売り物は栗きんとんしか無いけど、栗きんとんを買いに来たのだから、問題は無い。
カメラを持ってるためか、どちらから?とか、あれこれと話しかけられ、中津川にある「寿や」とここ「恵那寿や」は、初代が兄と妹とという関係とか。
支店は大きな店なのでゆっくりと話もできないと思うけど、本店には個人店の風情が残ってるのが嬉しい。
「恵那寿や」の隣にある肉屋にも寄り、酒のツマミを買ったらバキューンと帰宅。
帰り着いたら先ずは栗きんとんでお茶。
趣きのある箱。
栗きんとん。
上品な甘さの栗きんとん。
秋、って感じのお菓子で、年に一度は食べたいもの。
「恵那寿や」の栗きんとんは、やっぱり美味しい。
今日はタカドヤ湿地の紅葉に始まって、岩村茶寮のコーヒーとモーニング、あまから本店の五平餅、それに恵那寿やの栗きんとんと、秋を満喫。
加えてどの店も人のふれあいがあり、実に愉しい時間が持てて、内容の濃いてんこ盛りの充実した一日。
スーパーマーケットで買い物をするが如く、全く会話をしないで終わってしまう店も多いけど、それでは味気ない。
岩村も、恵那にも人情がたっぷり残っていて、優しさが感じられる街。
風情のある恵那の街が、すっかり気に入ってしまった。
江戸前鮨の「そめいよしの」もあるから、また行かなくては。
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