メジャーな観光地「飛騨高山」【高山市】
紅葉を期待したせせらぎ街道だったけど、今年の集中豪雨のためあちこちで山が崩れ、そのため土砂や倒木がせせらぎに流れ込んで、ひどい状態。
道路も各所で抜けて、復旧作業の真っ最中。
おまけに蛾が大量に発生し、もみじの葉を食い荒らしてしまい、今年の紅葉は良くない状況だ。
そんなせせらぎ街道だったので、予定を変更して昼ご飯は飛騨高山ですることにした。
最近の飛騨高山は、観光客が多過ぎであまり好きではないが、他に食べる所も知らないので消極的な選択だ。
飛騨高山の観光の中心地、古い町並みの「三之町」。
多くの観光客でごった返してて、相当な賑わい。
中国語、韓国語がやたらと多い。
飛騨牛握りの店はどこも行列。
どうも買い食いは性に合わない。
こちらは新顔の「飛騨牛まん」、ここも行列ができてる。
以前あった「牛玉焼き」(たこ焼きを牛肉に変えたもの)は見なくなってしまった。
みたらし団子、高山ラーメン、飛騨牛にぎりなどの次のヒットを狙って、次々とアイデアを出してくるパワーは凄い。
甚五郎でラーメンでも食べようと思ったら、満席。
並んで待つほどのことでもないから、パス。
すぐ隣にも高山ラーメンを謳う店があるけど、観光客向けのオーバーデコレーションに辟易として、ここもパス。
かがり火なんて、なんか意味があるのか。
高山の人に言わせると、高山ラーメンというのは存在せず、正しくは「飛騨中華」。
今では高山ラーメンで通ってるけど、それは観光客向けだったのがメジャーになったということ。
どこもかしこも人だらけ。
歩道に溢れてるのは、この飲食店の順番待ちの人。
「さるぼぼ」の頭をみんなが撫でていくので、ピカピカ。
ビリケンのように撫でるとご利益があるという、都市伝説が生まれるかも。
人混みを避けて、ちょっと離れたで場所で辿り着いた先は飛騨牛焼き肉。
ここでいいか、ということで入ったら客は我々だけ。
道一本離れるだけでこの落差。
人柄の良い若い夫婦でやってる。
マスターに、高山の観光客の数は凄いとか、これだけの観光客なら団子でもなんでも売れるとか話してたら、土日だけのことですよ、とのこと。
平日は人が来なくて、土日だけで食ってるようなものなのだとか。
言われてみれば我々も週末にしか来ないから、一番賑わってるところしか見てない。
観光地は観光地なりに苦労してるということか。
で、焼き肉だけど、ランチの定食(二人で2,000円ぐらい)。
残念ながら車だから水で我慢。
ごく普通の焼肉で、紹介することもないので、以下省略。
久しぶりの高山。
いつの頃からか激混みするようになり、それと合わせて俗っぽくなったように感じる。
同じことは木曽の馬籠宿でも、世界遺産の白川郷でも感じたこと。
地域のためには経済も大事だから、これはこれで良いことで、外野がとやかく言うことではない。
だけど、古い町並みに土産物屋と飲食店があるだけという感じで、まるでテーマパーク。
飛騨高山に来ても楽しく感じないし、良さも感じられないことも事実。
以前のようなしっとりとした飛騨高山が懐かしいけど、今の三之町には無い。
残念なことだが、これが現実の姿だ。
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