田舎にある都会的なイタリアンレストラン「SAI」【岐阜県土岐市】
昨年の11月以来、一ヶ月以上ロードスターに乗っていない。
冬だから乗らない(乗れない)のではなく、乗る機会が無かっただけ。
現代のオープンカーは強力なヒーターを装備しているから、真冬でも寒さ知らず。
加えて空力特性もよく考えられているため、氷点下の寒さの中でも 寒風を巻き込まず、冬でも”露天風呂” 状態の爽快なオープンエアが楽しめる。
むしろ夏よりも冬の方がオープンには適した気候とも言える。
そんな冬晴れの休日、ランチをしようと岐阜県土岐市まで行ってきた。
ランチに間に合えばいいからと、10時過ぎという遅い時間の出発。
土岐市なら50Kmほどの距離なので、下道でも一時間半もあれば悠々と着く。
で、到着したのがイタリアンレストラン「SAI」。
初めて来た店で、田畑と住宅が混在する場所にスタイリッシュな店が建っていた。
開店時間の11:30前に着き、一番乗り。
建物の後ろには土岐川が流れているという、長閑なロケーション。
この画像からも田舎ということが分かってもらえるだろうか。
奥に見える山並みは屏風山で、文字通り ”屏風” のように山が広がっている。
外観の写真を撮っていたら「いらっしゃいませ」とドアが開き、入店。
一番乗りだから先客はいない。
外観同様、店内もスタイリッシュで、余計なデコレーションもなくきちっとした設え。
いい感じ。
ランチのメニューは三種。
この中から ”一番のおすすめ” というPRANZO B (英語ならLUNCH B) という1,500円のコースにした。
スプーンレストは店名の書かれた陶器製の物。
この辺のセンスはやはり美濃焼の産地ならではで、記念に欲しくなるほど。
窓の外には土岐川の風景が広がる。
枯れた葦?が広がる自然な雰囲気がいい。
先ずやって来たのは季節のサラダ。
デザートのような綺麗な盛りつけがお洒落だ。
マグロのカルパッチョ。
オリーブオイルとバルサミコ酢?で味付けられ、正にイタリアン。
こちらはチーズで仕上げられたタルティーネ(カナッペ)。
濃厚なチーズが旨く、料理のクオリティーの高さを感じる。
温かいスープ。
何というスープだったか忘れてしまったが、きちっと作られたスープで美味しかった。
上記の三品に加えて小魚の和え物?も付いていたが、どれもとても丁寧に作られているのには感心する。
こちらは奥殿の ”農家さんの新鮮サラダ”。
野菜そのものもが、とても美味しかったとのこと。
黄色の野菜はカボチャ?
添えられた生ハムも旨そう。
サラダと一緒に出されたのはパン(フォッカッチャ?)。
蒸しパンでとても柔らかく、スポンジケーキのようだ。
熱々で供され湯気がたっていた。
パンに付けるのはオリーブオイル。
フレンチならバターだろうが、イタリアンはオリーブオイル。
ここまでで既にかなり満足しているが、クオリティーの高さから言えばこれが1,500円のランチとは俄には信じられないほど。
メインのパスタ。
これは奥殿オーダーの ”貝柱とキノコのアンチョビクリームソース” 。
とても美味しそうで、実際かなり美味しかったそうだ。
この一皿だけでも1500円くらい取る店はいくらでもありそうだが、クドいようだがこの店はドルチェまで付いて1,500円なのだ。
こちらは私オーダーの ”鶏もも肉と葉物のペペロンチーノ” 。
ペペロンチーノと言えばニンニクと唐辛子にオリーブオイルしか使わないかと思っていたが、こんな作り方もあるのだ。
塩で味付けられた鶏もも肉にニンニクと唐辛子が効いてとても旨いし、アルデンテに茹でられた細麺(1.4 ㎜?)のスパゲッティーも腰があって旨い。
凹んだ形状のパスタ皿なので、見た目以上に量もたっぷりありお腹一杯になる。
美味しいスパゲッティーだ。
それと皿がしっかりと温められていて、スパゲッティーが最後まで熱熱だった。
些細な事にも手を抜かないのはプロの料理人の仕事だ。
ドルチェはタルトケーキ。
見せ方が上手く、女性が喜びそうなデコレーション。
コーヒーはエスプレッソのように泡がたってる。
カップが洒落ている。
フレッシュが温かいから珍しいなと思ったらミルクだった。
こういうのも有りだね。
以上がランチのBコースだが、とても美味しくて奥殿も喜んでいる。
この雰囲気と美味しい料理がわずか1,500円で味わえるとは望外の喜び。
50Kmの距離を飛ばしてきても、来る価値はある。
美味しいイタリアンレストランだった。
◆ 店舗情報 (情報は確認してください)
店名 : イタリアンレストラン SAI (サイ)
住所 : 岐阜県土岐市肥田浅野笠神町3-61
電話 : 0572-55-4068
営業 : 11:00~15:00 / 17:30~21:30 / 月曜定休
⇒ HP Toki Italian SAI
⇒ 食べログ
土岐市といえば人口6万人ほどの小都市。
そんな小さな町にもかかわらず、これ程の店があるというのが素晴らしい。
土岐市に限らず東濃方面にはいい店が多い。
多治見のカフェ・ド・ドルチェ、同じ土岐市の鍵屋珈琲とか瑞浪の陸、きん魚など、田舎なのにどうしてこれほどの店があるのか不思議。
やはり志野や織部の美濃焼の産地ということで、昔から美的センスが磨かれ、そしてそれに盛る料理のレベルも高くなったということだろうか。
あいさつに来てくれたオーナー。
シャッターチャンスが悪くて目を閉じた画像になってしまい、失礼。
実際はもっとハンサムないい男です。
ごちそう様でした、また行きます。
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