極上の大人の空間で味わう美酒と料理「1109」- 前編【豊田市】
- 2019.02.15
- 豊田市内
バレンタインデーの夜。
そんな夜に美女と食事ということで、高揚した気持ちを抑えつつ向かったのは「1109」。
豊田市では珍しほどの上質な大人のダイニング・バーだ。
この店にしたのは彼女の希望。
彼女から聞いたのは「109」へ行きたいということで、「109」ってどこの店?ということでネットで探したが見つからない。
大文字、小文字、果ては 「イチゼロキュー」とカタカナ入力でも探したけど、それらしき店が無いのだ。
フト気付いたのが「1109」。
おそらくは彼女の記憶違いだろうとメールしてみれば、やはり勘違いしていたとのこと。
で、めでたく「1109」に来れたのだが、もし「109」という店が実在していれば、訳も分からぬままにそっちへ行ってしまったと思うと、店が無くてよかった。
平日の夜、しかも6時過ぎというこの手の店にしては早い時間の入店だったので、一番客。
とは言え店は準備万端で、テーブルセッティングも綺麗に済んでいる。
我々は当たり前のようにカウンター席へ。
今夜の席はカウンターの一番奥、バーマンの定位置の前という特等席。
バーマンの目の前なので気後れする方も居られるかもだが、相手はプロのバーマン。
お客さんが主役ということは決して外さないから、何の心配もいらない。
それどころかバーマンから酒に関する楽しい話などが聞けて、楽しくも有意義な夜が過ごせる。
この日も正にその通りの夜で、実に楽しかった。
窓越しにはピザ窯が鎮座する。
ピザ窯があるバーなんてここ以外でお目にかかったことがないが、この窯で焼かれるピザが絶品で、この日もピザを頼むつもりだ。
バーマンから何からいきましょうとの問に、彼女には季節のカクテルを。
ただし彼女は車なのでノンアルコールのカクテルになるが、その辺りは心得たもので、こんな綺麗なカクテルを作ってくれた。
イチゴと伊予柑?のカクテルで、見た目もオシャレ。
綺麗な彼女に合わせました、とのことで盛り上げてくれる。
私は赤ワインからいってみた。
ボルドーのものとか。
カンパイ。
彼女から「美味しい」とのことで、ご同慶の至り。
私の赤ワインも渋みのない味で、酸味と甘味のバランスの取れた美味しいワイン。
流石にバーマンが選んでくるだけのことはある。
とても美味しいワインで、続け様に二杯も飲んでしまった。
放っとけばボトルごと飲んでしまいそうだったが、そこは抑えた。
アテに野菜好きな彼女は「菜の花のキッシュ」を、私はソーセージをオーダー。
別々の料理だが一緒に盛ってくれた。
彩りも鮮やかな盛り付けで、キッシュやソーセージの間にはアボガドやポテトサラダも盛ってあって、野菜好きな彼女にはうってつけの料理だ。
ここのソーセージは自家製。
歯応えのある肉々しいソーセージで、美味しいひと品。
ソーセージそのものまで店で作ってしまうとは、この店のコックの腕の確かさが分かる。
これから頼む料理も実に美味しかったが、サーブするためカウンターに出てきたコックさんの画像を撮り忘れてしまったのが残念。
実直そうな穏やかな人で、真面目に作っているというのが伝わる。
飲んだワインはこれ。
シャトー ギレーム ド・メストレ というものだが、ワインについては知らないので、詳しいことはワイン通の方にお任せする。
見立て違いかも知れないが、軽めのフルボディーといった感じのワインだった。
お次はウィスキー。
この店に来れば、やはりウィスキーは外せない。
軽いところからということで、アイリッシュから始めてみた。
バーマンが勧めてくれたもので、ディーリング(TEELING))。
仄かな甘さを感じるウィスキーなのだが、その秘密はポートワインを作った樽にウィスキーを入れて熟成したからとか。
そのためラベルには PORT の文字が見える。
ポートワインを作った樽に入れて熟成させるだけで、バニラっぽいと言うかブドウっぽいというか、その辺りの複雑な味がウィスキーに移り香のごとくに影響するのが面白い。
試しにポートワインを飲んでみますか?と出されたのがこれ。
洒落たワイングラスに注がれて出されたので、画像もちょっと気取ってモノクロベースに仕上げてみた。
初めてのポートワインで、ハチミツのような甘美な香りを放つ。
車のため飲めない彼女にも香りだけ嗅いでもらったが、甘酸っぱいいい香りとのこと。
このポートワインは20年物で、そのためか琥珀色している。
それにアルコール度数も20度前後というから、ワインとしては高い。
飲めば甘い。
甘いと言っても単純に甘いのではなく果実のような甘み。
それとコクがあると言うか深みのある甘さなのだ。
このワインを作った樽に入れて熟成させたのが、先程のディーリングの PORTと言うことだ。
話はこれで終わる訳ではなく、同じディーリングでも BRANDY の樽に詰めたものもあるということで、話がどんどん深まる。
私は飲めるからいいが、飲めない彼女が退屈してしまうといけないからと、ここらで一息入れてピザにする。
ピザは定番のマルゲリータやハムなどがあるが、彼女のチョイスはチーズ。
コックさんがチャッチャと焼いてくれたのがコレ。
オォ、きれいに焼けたピザで美味しそう。
上手く焼けた証のヒョウ柄もクッキリ出ていて、実にいい感じ。
アツアツを食べればこれが旨い。
薄焼きのクリスビータイプのピザで、表面カリッとしてチーズの乗っているところはシットリ。
ピザ生地にチーズの塩気が効いて、これほど上等なピザがバーで食べられのは、いつものことながら驚きだ。
ピザ屋を謳う店でも、ここまで美味いピザにはなかなか出会えない。
ここがバーと言うことを思わず忘れてしまいそうだ。
チェイサー代わりにビールが飲みたくなって、頼んだのは ”白穂乃香”。
白穂乃香をチェイサー代わりで飲むとは不届き者かもだが、美味しいことには変わりない。
この後、食事もお酒もまだまだ続く。
長くなってきたので、この続きは後編でいうことで次回にする。
久しぶりに訪ねた「1109」は、大人の雰囲気に包まれた極上の世界なのだ。
まだまだ飲みますよ。
続きは 後編 にて。
ブログ村のランキングに参加してます⬇
にほんブログ村
-
前の記事
2019年の美好餅の「いちご大福」は手に入らず終了【自宅】 2019.02.14
-
次の記事
極上の大人の空間で味わう美酒と料理「1109」- 後編【豊田市】 2019.02.16