洋食「キッチン こば軒」 【豊田市】
- 2013.12.03
- 豊田市内

今夜は洋食の気分。
で、向かった先は最近オープン(5ヶ月も前だった)した「キッチン こば軒」。
豊田市内には大手レストランチェーン系の店ならほとんど揃ってますが、個人の洋食屋さんは皆無に近い状態。
個人の店として気に入ってる「キッチン ココット」は、マスターの体力が続かないためか、昼の営業のみで、夜営業は無し。
そんな中、個人の洋食屋さんが出来たので、期待して出かけました。
新規オープンらしく、真新しい外観。
ブーちゃんがお出迎え。
構えること無く、気楽に入れます。
新築の香りがしそうな、きれいな店内。
しっかりプレスされたテーブルクロス。
これがきちっと出来ているのは、気遣いが良い証拠。
メニュー。
ハンバーグ、オムライス、ビーフシチュー、ローストビーフ、ビフテキ、エビフライ、トンカツにメンチカツ等々、、洋食屋さんの王道を行くメニューで、嬉しくなってしまいます。
毎日でも来たくなるような品揃え、しかもお値打ちな価格。
取り敢えずハウスワインの白。
ピントがグラスを通り越して後ろの床に合ってしまい、思いっきりピンボケ。
スッキリとフルティーな飲みやすいワイン。
サッと出るツマミで、ソーセージの盛り合わせ。
ソーセージ5種。
それぞれ味があって美味しい。
付け合せの大根の酢漬けは、酢が効き過ぎで酸っぱ過ぎ。
蟹クリームコロッケ。
トロッとした柔らかいクリームでは無く、ボディーのしっかりしたコロッケ。
この作り方がこの店のコロッケなのであって、これはこれで美味しい。
付け合せのキャベツに、気取らずにテーブルに用意されたゴマドレッシングを思いっきり掛けることが出来るのも、洋食屋さんの嬉しいところ。
洋食には、やはりビール。
一口飲んで、そのスッキリとしてフルーティーな味にビックリ。
この味は国産のビールの味ではないと感じたので、ウェイトレスに聞けば、やはり外国産で、デンマークのビールとか。
よく見ればグラスに「カールスバーグ」と書いてありましたが、洋食屋さんでこれほど旨いビールが出されるとは、驚き。
立て続けに二杯も飲んでしまいました。
海老フライ。
これにも胡麻ドレッシングをたっぷりと掛けて、美味しい。
今度はハウスワインの赤。
画像は撮り忘れ。
結構お腹が膨れてきましたが、まだまだワインがいけます。
それに気付いたウェイトレスが、「何かお持ちしましょうか?」と声を掛けてくれます。
「そう、え~と、、、」、と迷っていると、軽いもので料金的に1,000円程度で一品盛りましょうか、と嬉しい提案。
お願いします、で、サービスされたのがこちらの盛り合わせ。
手前からローストビーフ、カマンベールとゴーダチーズ、生ハムに人参の酢漬けにピクルス。
これで1,000円はお値打ちな一品ですが、当然メニューにはありません。
お客の状態や雰囲気を敏感に感じ取って提案し、厨房のコックに伝えてサービスする。
しかもそれをホール担当のウェイトレスが、 臨機応変にスマートにこなすところなど、チェーン店のウェイトレスでは、とても真似の出来ない芸当です。
大手チェーン系列の店には、謂わいるコックさんが居ません。
イタリアンレストランの大手「S」という店には、信じられないことに包丁すらありません。
つまり包丁を使わないで出来る、「システム」になっているのです。
そこにあるのはマニュアルのみ。
セントラルキッチンから送られてきた食材を開封し、温め、お皿に盛り、サービスする。
マニュアル通りにやればOKなのであって、それは料理を作るのではなく、単なる”作業”。
厨房もフロアもマニュアル通りに作業すればいいのであって、余計なことはしない。
バイト君にでもできる作業をこなせばいいのであって、コックさんなんて不要。
こんな話が、、、
料理をオーダーしてちょっと席を離れ、席に戻ってきたらちょうど料理が来たところ。
そこでウェイトレスが無人の席に向かって「どうぞごゆっくりお召し上がりください」と話しかけていた、、、、
虚しい。
その言葉に、いかに心がこもっていないか。
マニュアル的には正しいのでしょうが、、、
料理は味わって楽しんで食べたいもの。
美味しい料理を作るコックさん、気分の良いサービスをするウェイトレスさん、そしてお客。
味や雰囲気は人が作るものであって、そこにはマニュアルでは書けない心があるのです。
「キッチン こば軒」。
これで二人で5,000円強。
いい店です。
◆店データ(情報は確認して下さい)
店名 : 「キッチン こば軒」
住所 : 豊田市小坂本町 1-5-1
電話 : 0565-34-5755
営業 : 11:00~14:30 / 17:00~22:00 / 火曜定休
まだまだ食べたい料理がありますから、また行かなくては。
今度はハンバーグにオムライスかな、、、
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