田んぼの中の一軒家で食べるフレンチ「川楽屋」【飯田市】

田んぼの中の一軒家で食べるフレンチ「川楽屋」【飯田市】

 

 

ツーリングを兼ねてやって来たのは長野県飯田市のフレンチ・レストラン「川楽屋」(カワラヤ)。

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豊田から100Kmという距離でツーリングとしては大した距離ではないけど、ランチを食べに来たとすればちょっと大げさな距離。

だけど評判は良さそうな店なので楽しみだ。

 

事前の情報通り田んぼの中の一軒家。

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photo by Taberogu

店の周りは田んぼと畑が広がる田園地帯。

ナビ無しでは辿りつけない辺鄙な場所。

 

ママは陶芸もやるそうで工房もある。

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レストランで使ってる食器は全てここの作品だとか。

 

案内された席は靴を脱いで上がるテーブル席。

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photo by taberogu

籐で編んだ座椅子のような立ちの低い椅子とテーブルはいい感じだけど、テーブルと椅子の上下の間隔が異様に狭く女性でギリギリのサイズ。

男の私では足の置き場に困ってしまい、だらしなく投げ出すような格好になってしまう。

テーブルの天板が厚すぎるのが原因だけど、きちっと座れないのは辛い。

それ以外の設えはいい感じなだけに惜しい。

 

ランチのメニューは撮り忘れてしまったけど、基本的にはカレーとハンバーグのランチ、それにkawarayaランチの三種類。

それにデザートが豪華版になるご褒美ランチ(2,100円)があり、ママが内容的にご褒美ランチがおすすめですよとの事だったのでそれにした。

このセットは肉か魚を選択ということで、奥殿はサーモンのベーコン焼き、私はナントカ鶏のナンチャラ焼きにした。

 

それとご褒美ランチのみデザートが選べる。

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奥殿はリンゴのベイクドチーズケーキ、私はマロングラッセを選んだ。

 

店内はほぼ満席だけど静かで落ち着いた雰囲気。

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ジャズが流れ、お客さんも上品な感じの女性が多くやかましい人がいないのが嬉しい。

 

水が美味しい。

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飯田の水は中央アルプスの伏流水なのかそれともすぐ横を流れる天竜川の水なのか不明だけど、おいしい水で何杯でも飲めてしまう。

 

水のおかわりを頼んだらボトルでくれたけど、そのボトルが素敵。

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ママの作品のようで、ボトルを手に取ってじっくり眺めていたらママ(美人)が「陶芸がお好きですか」と話しかけてきた。

陶芸が好きというより食器に興味があると応えたら、帰りに工房も覗いていって下さいとのこと。

冷酒を入れるボトルとして欲しくなる。

 

そんなやり取りをしていると前菜が運ばれてきた。

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洒落た陶板の上に乗ってやってきたのは野菜サラダなどなど。

手前のカボチャはハロウィンのためらしい。

 

野菜サラダに掛けるドレッシングは二種類。

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右は人参のドレッシングで左はいちじくのドレッシング。

どちらも手作りなのは勿論のこと。

 

野菜サラダ。

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野菜がたっぷり入っていて美味しい。

下の方にはパスタも入っているからボリュームはたっぷりある。

人参のドレッシングもいちじくのドレッシングもたっぷり掛けて食べると美味しい。

 

驚いたことにここで使ってる野菜やお米もほとんどの物は作ってるという。

隣の畑で作ってるとのこと(これは後で撮った画像)。

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野菜が美味しい筈だ。

 

豆乳プリンの上に乗ってるのはオリーブの実だとか。

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珍しいというだけで特に旨いものでもない。

 

かぼちゃで作ったナントカ。

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蒸し饅頭のような感じだった。

 

パンプキンスープのカプチーノ仕立て。

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これは旨いスープだ。

泡立てたものは多分卵白だろうけど、カボチャの濃厚な甘みにムース状の卵白がよく合ってる。

ここら辺りはフレンチの本領発揮。

 

奥殿のメインで鮭のベーコン巻き。

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一口もらったけど鮭の身にベーコンの塩気がよく効いて美味しい。

バターを使ったソースもいい味。

 

こちらは私のナントカ鶏のナンチャラ(すっかり忘れてしまった)。

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画像で見るよりボリュームたっぷり。

ナントカ鶏の胸肉だけど、胸肉なのにジューシーさに驚く。

パサついた感じがなくとても美味しい。

 

それと肉そのものが分厚い。

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奥殿の白いソースとは違ってこちらは黒いソース(バルサミコ?)。

ウスターソースとはまるで違う味だけど上手く説明できない。

濃厚なソースで旨い。

 

付け合せの野菜も旨いのは当然のこと。

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手前のムース状のもはゴボウのソースだったと思う。

 

ご飯は五穀米か玄米が選べる。

私は白いご飯が好きなので白米を希望したけど無く、ならばパンをとお願いしたけど用意がしてなくて申し訳ないとのこと。

で、玄米。

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健康にはいいのだろうけどどうも苦手。

これは大盛り。

苦手なのに大盛りにしたのは、ママがうちは女性向きに小盛りになってますから大盛りでちょうどいいかと、とのことで大盛りにしたけど、多かった。

こちらの人はご飯をよく食べるということを忘れていた。

 

再び水のおかわり。

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ボトルを置いていくのではなくちゃんとグラスに注いでくれるという気遣いが嬉しい。

相変わらず器が素敵。

 

お腹いっぱい。

食後のドリンクも何種類から選べ、ホットコーヒーにした。

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コーヒーも旨いけどコーヒーカップの持ち手が大きく開いていてとても持ちやすい。

 

スティックやミルクポッドも含めて全てママの自作なのでしょう。

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素人が好きで作ってる程度ではなくプロの作家のようだ。

 

素晴らしいデザートが来た。

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これは奥殿のリンゴのベイクドチーズケーキ。

左の薄茶色のものはビターチョコを練り込んだアイスクリーム。

 

これは私のマロングラッセ。

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栗の入ったタルトが甘くて美味しい。

手前のアイスクリームにはマンゴーが入っていたと思うけど忘れてしまった。

美味しかったことは確か。

 

ここにも栗が乗ってる。

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奥殿に食べてもらったら、りんごのチーズケーキよりこのマロングラッセのほうが美味かったとのことで悔しがっていた。

 

本当の生クリーム。

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ケーキ屋でもホイップクリームを使う店があるけど生クリームを使うのが本物。

このケーキのプレートだけでもカフェで頼めば600円程度は軽くすると思う。

しかもとても美味しいから余計に値打ちに感じる。

 

いや~素晴らしい料理で、ごちそう様でした。

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これで2,100円は格安。

それとサービスも落ち着いた丁寧さがあり、さり気ない気遣いが爽やかだった。

 

 

◆ 店舗情報(情報は確認してください)
店名 : グランド キュイジーヌ 川楽屋(カワラヤ)
住所 : 長野県飯田市上郷別府 292-321
電話 : 0265-23-5033
営業 : 11:30~14:30 / 18:00~22:00(要予約) / 水曜、2・4火曜定休

紹介ページ ⇒ 食べログ

 

 

豊田市から100Kmの距離を飛ばしてきたけど、その価値は十分にある。

こんな程度の高いフレンチがさり気なくあるという飯田の街の実力に驚く。

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飯田には他にもいい店がありそうだからもう少し探索してみたい。

 

しまった、工房に寄ってママの作る器を見てくるのを忘れてしまった。

また行けばいいか。

 

 

 

 

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