真夏日には辛いものをで、「かつさと」のカツカレー【豊田市】
- 2018.07.30
- 豊田市内
台風が通り過ぎても台風一過とは行かず、相変わらず熱帯地域のような暑く湿度の高い日が続いている。
まだ7月なので暑いのも当たり前なのだが、流石に暑いのにも飽きてきた。
そんな暑い日には辛いものもいいのではと、カレーを食べに行ってきた。
向かったのはカツ丼がウリの「かつさと 豊田宮町店」。
ちょうど近くまで来る用件があり、それもここへ寄った理由だ。
1時過ぎという時間だからか、店は空いていた。
と思ったら直後に建設現場の人たちのグループが来店し、一気に賑やかに。
最初の画像に写っている小型のダンプカーは、その人達の車。
彼らの頼み方が見事で、ロースカツ定食のダブル盛りにトン汁大盛りとか、ジャンボカツ丼にご飯大盛りといった具合で、さすが働く男の ”男メシ”。
こんな豪快な頼み方は如何にも ”直球勝負” といった感じで、聞いていても気持ちがいい。
それと彼たちの飲む水が半端ない。
テーブルには満タンにされた氷水がウォーターピッチャーで置いてあるのだが、6人がガブ飲みすればアッという間に空っぽ。
店員さんがお代わりのピッチャーを持って行ったけど、現場の人たちの「水ばっかり飲んで悪いねェ」に、水ぐらいじゃんじゃん飲んで下さいヨで、なんか楽しい。
そりゃこれだけ暑い外の現場仕事なので、飲む水の量も半端ないよね。
それに引き換え私の頼むものなど当たり前過ぎて、面白くとも何ともない。
ま、それが普通と言えば普通なのだが。
今日はカレーと決めて来ているので、カレーの決め打ち。
カツカレー(790円)の一本勝負だ。
「かつさと」はランチメニューも充実していて、600円でカツ丼に一品付くのもある。
それに比べるとカツカレーはちょっと高いが、それだけカレーはコストが掛かっているのだろう。
他には定食のセットもいろいろとある。
食べたこと無いけど、エビフライ定食なんかも美味しそうだ。
ただし850円とこの店では高級な部類になるが、世の奥様方のランチに比べれば如何程の事もないか。
建設現場の人たちの ”男メシ” オーダーで、忙しそうな厨房。
4人のスタッフで回しているが、スタッフは全員が女性。
今は女性がいなければ、店も回らないご時世なのだ。
そんな忙しい中でも、手際が良いので待たされるようなことは無い。
待つことなく運ばれてきたカツカレー。
お皿から溢れんばかりに掛けられたカレーが、食欲をそそる。
もちろんこの店のウリのカツも、キレイに揚がっている。
超粗目の生パン粉で揚げられていて、食感は ”サクッ” で、これが旨い。
ご飯の姿が、何処にも見えないほどにタップリと掛けられたカレーのルー。
早速「イタダキマ~ス」。
食べればコクと辛味の効いたカレーで、旨い。
但し誰でも合うような甘口のカレーではなく、辛口の大人のカレーで、お子ちゃまはムリ。
辛口と言っても単純に辛いのではなく、フルーティーな味も感じられる深淵な味なのだ。
簡単に言ってしまえば美味しいのヒトコトなのだが、複雑で深い味。
トンカツ屋のカレーとしては、上出来なのではと思う。
それとこの店のキャベツが旨いのには、いつも感心する。
カツカレーにも添えられているが、とにかく旨いのだ。
キャベツ自体が旨いのか切り方が上手なのか、その両方なのか分からないが、これほど美味しい千切りのキャベツを他で味わったことがない。
看板にもキャベツのことが掲げてあるぐらいなので、よほど自信があるのだろう。
そういえば「かつさと」の創業地は、愛知県の田原市。
田原は渥美半島の街で、今はトヨタ自動車などが進出して工業のイメージもあるが、実は農業の盛んな地域。
メロンやキャベツなどが有名で、確か農業出荷額では日本一のはず。
なので「かつさと」のキャベツは、特に品質がいいものを使っているのかもしれない。
何れにしても美味しいキャベツで、これも私が「かつさと」へ来る理由の一つだ。
⇒ かつさと 豊田宮町店(食べログ)
「かつさと」のカツカレーとキャベツが美味しかった。
今度は ”エビフリャ~” でいってみましょうかネ。
美味しかった、ごちそう様でした。
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