珍しい九州・鹿児島の日本酒「鳴龍」を飲んでみた【自宅】
- 2019.02.09
- 家飲み/家食べ
日本酒を頂戴した。
しかも二本も。
左は有名な「醸し人九平次」で、地元・名古屋のお酒。
一時期かなりハマったお酒だ。
右側のお酒は初めて見るもので、しかも達筆すぎて名前が読めない。
包まれているシールを外してみても読めない。
難解なラベルだ。
ラベルのタネ明かしは後にして、今日は「花陽浴(はなあび)」から飲み始めていた。
この花陽浴も頂き物なのだが、今日お酒を頂戴した人に貰ったもの。
その方には頂くばかりで、何のお返しもしていないのが心苦しい。
この場を借りてお礼を申し上げる次第。
花陽浴はいつ飲んでも華やかでフルティーな味。
その華やかさ故に、料理によっては花陽浴の味が料理に勝ってしまう時がある。
今夜の鶏もも肉のソテーがそれに当てはまってしまい、お互いがかち合ってしまう。
鶏もも肉のジューシーな旨味と、花陽浴の持つフルーティーさが喧嘩してしまうのだ。
鶏肉のソテーにはビールが合うが、折角なので今日もらったお酒を試してみることにした。
なぜこのお酒を合わせる気になったかと言えば、このお酒が九州・鹿児島のお酒だったからだ。
ワタクシ、九州・鹿児島には日本酒が無いと思っていました。
何と言っても鹿児島は焼酎の本場。
それに気温の高い鹿児島は日本酒を作るには不向きで、日本酒は無いと思っていたのだ。
で、裏のラベルを見てみれば、、
ん?、販売者が鹿児島の「薩摩恵比寿堂」で、製造者は栃木・日光の「渡邉佐平商店」になっている。
これはちょっとしたミステリー。
ネットで調べてみれば、この「薩摩恵比須堂」は販売の会社で、端的に言えば酒屋。
造り酒屋では無かったのだ。
メインは鹿児島の焼酎メーカー六社の作る ”薩摩焼酎” で、統一したブランドとして「えびす酔神」シリーズとしてこの販社がネットで販売しているとのこと。
酒の販社なので焼酎に限らず、ウィスキー、ワイン、日本酒なども扱っているが、どれも自社のラベルで販売しているので、”蔵元” と勘違いしてしまったのだ。
お酒の ”身元調査” はさて置き、このお酒は「鳴龍(なきりゅう)」という名前のお酒で、統一ブランドとしての「酔神」のロゴもあるということだ。
出自はともかく、さっそく頂戴することにした。
飲めばドライで辛口の飲み味で、食中酒として合う。
気のせいか焼酎のような雰囲気もあって、九州・鹿児島の気候風土に合わせたお酒なのかも。
なので今日のアテの鶏肉のソテーとか、ソーセージとほうれん草のオイスターソース炒めのような、濃い目のアテにはよく合う。
お酒にはそれぞれに持ち味があり、合わせる料理との相性がある。
この辺りは人と人の関係も同じで、それぞれに個性があるから相性もできる。
それが ”反り” が合うとか合わないということで、人はみな多かれ少なかれ ”反って” いるもの。
その ”反り” が合えば楽しいことになるが、合わないと辛いね。
今日の「鳴龍」は日光今市のお酒ではあっても、販社が鹿児島なのでその土地に合わせたドライな味に仕上げてあるのだろう。
感覚的に土佐・高知の「司牡丹」に似た雰囲気で、「司牡丹」が豪快な土佐の料理に合うように、「鳴龍」も鹿児島のさつま揚げ(つけ揚げ)などの油ものに合うと思う。
何れにしても色んなお酒が飲めるのは嬉しい。
今夜も美味しかった、ごちそう様でした。
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