どんなに腕のいいコックでも私の好きな味は知らない【自宅】
- 2020.07.26
- 家飲み/家食べ
大雨に降り込められて、外出がままならない。
行きたい所もあるのだが、仕方ない。
かと言って家で何かするかといえば、ダラダラしているだけで何もしていない。
そんな時は美味しいものを作って飲むに限るということで、さっそく作業開始だ。
雨で気温が上がらないので、アテには温かいものがいい。
魚の煮付けなんていい感じだけど、魚がない。
買いに行けばいいのだが、行くのも億劫なので家にあるもので作ることにする。
あるのは鶏肉に豚肉。
鶏肉なら焼いてもいいしミートソースで煮込んでもいいのだが、今日は鶏マヨでいってみる。
久しぶりの鶏マヨだ。
具材はこんな感じで用意した。
って、いつもの天ぷらと一緒ではないか、と言われればその通りで、鶏の天ぷらを「鶏マヨ」にするという “手抜き” 料理。
衣は市販の天ぷら粉で作る。
これを泡立て器を使って混ぜる。
ホットケーキの生地のように、ガッツリと混ぜてしまうのだ。
衣を小麦粉で作れとなると、冷水を用意したり卵を使ったりで、ハードルが一気に上がってしまう。
それにダマが残るように混ぜるなんて、スキルの低い私ではとても作れない。
市販の天ぷら粉があるから私でも天ぷらができるのだ。
それと鶏マヨ用のマヨネーズソースを用意する。
これは簡単で、マヨネーズにスイート・チリソースを合わせるだけ。
そのままだと粘りが強いので白ワインで伸ばしているけど、それだけで美味しいマヨネーズソースができる。
これで準備完了。
あとは揚げるだけ。
170℃の油で揚げていく。
揚がったらマヨネーズソースに絡めて、ハイ出来上がり。
”手抜き” の割にはいい感じではないか。
野菜の天ぷらも盛って、さっそく一杯だ。
飲むために作ったのだからね。
先ずはビール。
う~ん、ビールが美味い。
特に今日のようにアテが鶏マヨとくれば、ビールしか考えられない。
肝心の鶏マヨの出来はどうだろうか。
いい味の鶏マヨで美味しいが、揚げられた鶏天の衣が柔らかい。
これは当たり前のことで、天ぷらなのでフリッターのようなフライ物とは少し違う仕上がりなのだ。
もう少し衣がガッツリしていた方が「鶏マヨ」らしい感じだが、といってコレが不味ということではない。
これはこういう仕上がりなのだ。
エビマヨでも店によって味も違えば出来具合も違う。
それと同じで、天ぷら粉で仕上げればこうなるということ。
因みに奥殿はいつもと同じように美味しいとのことだから、作った私だけがそう思っているのかもだ。
野菜の天ぷらは、いつもの通り薄衣のカリッとした揚がり具合でいい雰囲気。
私は薄衣の天ぷらが好きだが、”蕎麦屋の天ぷら” のような厚衣が好きな方もいる。
味覚は人それぞれで、辛いのが好きな人もいれば甘いのが好きな人もいるのと同じ。
どちらが良いとかの問題ではない。
それより自分の好きな味が味わえるのが、自分で作ることの一番いいところ。
どんなに腕のいいコックでも、私の好きな味は知らない。
コックが作る料理はそのコックの味であって、私の好きな味とは限らないのだ。
もちろん腕のいいコックが作る料理は美味しいのだが、突き詰めれば自分の好きな味は自分しか分からない。
尤も自分の好きな味が分かっていているのかと言えば、あやふやなものだが。
それはともかく、自分で作った鶏マヨが美味しかった。
雨降りで一歩も外へ出なかったけど、今日も美味しかった。
ごちそう様でした。
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