「ウィンナーの天ぷら」がこんなに美味しいものとは【自宅】

「ウィンナーの天ぷら」がこんなに美味しいものとは【自宅】

 

奥殿が揚げ物にしたいと言う。

雨続きの天気なので、食中毒にならないように火の通った料理にしたいとのことだ。

 

それは結構なことで、ついでに言えば私の中で揚げ物といえばそれはトンカツ。

もしかしたらトンカツかなと思って、トンカツ?と聞けば、豚肉は薄切り肉しか無いとのこと。

 

それならチキンカツ?と聞けば、その薄切りの豚肉を使いたいとのこと。

薄切り肉の賞味期限がギリで、それを使って天ぷらにして欲しいということで、トンカツもチキンカツも夢と消えた。

 

それはいいが、問題なのは天ぷらは私の担当ということ。

ここ最近、天ぷら続きで飽きないかと聞けば、飽きないとの答え。

結局、私の揚げる天ぷらが美味しいからという ”褒め落とし作戦” に嵌ってしまい、肉の天ぷらを揚げることになった。

元々作ることも嫌いではないからそれほど負担に思わないが、それでも一週間に三度も天ぷらを揚げるのはやり過ぎではと思うが、まあいいか。

 


 

用意した天ぷらのネタはこれ。

奥殿に頼まれた薄切り肉がメインのはずだが、画像ではメインに写っていない。

 

いつもの野菜のネタに加えて、今日はウィンナーも揚げてみることことにした。

薄切り肉だけではボリュームに欠けると思い、ウィンナーを加えてみたのだ。

 

これは定番化したカニカマ。

本物の蟹は高くて手が出ないけど、カニカマなら気楽に使えるからね。

 

しかもカニカマの天ぷらが美味しくて、本物の蟹かと思えるほど。

って、本物の蟹の天ぷらを食べたのは記憶の彼方だけど。

 

衣は市販の天ぷら粉を使う。

天ぷら粉と水の量を間違えるとエライことになるので、ここはハカリ使ってしっかりと計量。

 

粉と水の割合は 1:1.5。

粉が80gなので、水は120g(ml) になる。

今日は簡単な数字だったからいいけど、これが変な数字、例えば粉が90gだと暗算を間違えることがあって、情けない。

料理には電卓も必要だ。

 

衣が出来ればあとは揚げるだけ。

170℃の油で4~5分揚げれば出来上がり。

天ぷらは意外に簡単な料理なのだ。

 

出来た天ぷらがこちら。

手前からピーマン、エリンギ、その下にニンジン、ちくわにウィンナーの盛り合わせ。

盛り付け方は相変わらず下手だが、家ならこんなものか。

 

こちらは薄切り肉の天ぷらとカニカマの天ぷら。

肉の天ぷらはもっとあるのだが、一度に盛ると下品になりそうだったので、二度に分けている。

 

こんなセットで用意してみたけど、天ぷら続きでいつもの絵と代わり映えしない。

とは言えビールだ。

飲むために作ったようなものだからね。

 

ビールが美味い。

連日の天ぷらで代わり映えしない、と書いたが、天ぷらのネタが代わっているから飽きることはない。

 

肉の天ぷらは思っていた以上に美味しい。

薄い肉ではあるけど、天ぷらの衣が絡まって薄さをあまり感じない。

 

それと肉が薄いため、それが柔らかさになって美味しく感じる。

雰囲気は違うけど、ハムカツが美味しいのに似ている。

これから薄切り肉の天ぷらもアリだネ。

 

それよりもウィンナーの天ぷらが旨いのにはビックリした。

安っいウィンナーだけど、揚げられたことによって表面の皮がパリッとして、旨さ倍増。

 

しかもその表面のパリッとした皮につつまれた肉が、ジューシーになっているのだ。

イメージ的には ”溢れる肉汁” といった雰囲気。

その肉汁もいい感じの塩加減になっていて、これ、メチャメチャ旨くてハマりそう。

 

高級なエビとかホタテなどはモチロン美味しいだろうけど、こういった安っいネタでもとても美味しく味わえるのが楽しい。

”居酒屋百選” の太田和彦さんも、「何万円もする高級な食材を使って美味しいものを作るのは当たり前。そうではなくて安い材料を使って、いかに美味しいものを作るのかが腕の見せ所で、それが居酒屋の醍醐味なのだ」とのこと。

 

これは家でも同じことで、安い材料で美味しく仕上げるのが家庭料理。

高級な食材はお正月のように年に一度くらいはいいけど、普段はそんな訳にはいかない。

安くても美味しいものが味わえるのが、家ごはんの醍醐味なのだ。

 

食あたりにならないように火の通ったものを、という奥殿のリクエストで揚げた天ぷらだったけど、思わぬ発見もあって美味しかった。

明日もウィンナーの天ぷらを作っちゃう?

 

今日も美味しかった、ごちそう様でした。

 

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