お節の海老のうま煮を「天ぷら」にしたけど失敗

お節の海老のうま煮を「天ぷら」にしたけど失敗

 

お節の残りもあと僅かになり、いよいよ最終コーナー。

最後に残ったのは海老のうま煮。

 

このままで食べてもいいけど、時間が経って固くなってきている。

どうするか、温めればいいのではということで、天ぷらにしてみることにした。

 

元々そのままで食べられる海老なので、天ぷらにして失敗しても食べられないことはないだろうと、軽い気持ちでやったのだが。

結果は失敗で、やはり海老のうま煮はうま煮のまま食べた方が良かったということに。

 

たまには失敗もあるさ、ということでこの日も天ぷらでいってみた。


 

今日のネタはこんなもので揃えてみた。

京人参(金時人参)やナスなどのレギュラーメンバーに加え、海老や鱈もあるという豪華版。

 

海老はお節のうま煮の流用なので、尾頭付き。

モチロン身のところの殻は外したけどね。

 

これはタラとエノキの軸の部分。

エノキの軸の部分は ”山のホタテ” とも呼ばれるほどで、ホタテの貝柱のような旨さと食感が味わえる。

 

中でも一番のご馳走は京人参。

甘みの強いニンジンで、長い時間(7~8分ほど)揚げるとホクホクとした食感になって、抜群に美味しいのだ。

 

普通の人参をこれほど長く揚げると、パサパサになってしまう。

だけど京人参は全く崩れないどころか、これがニンジンかというほどに甘く美味しくなるのだ。

 

ネタの準備が整えば、次は衣。

と言っても、市販の天ぷら粉を水で溶くだけのこと。

 

天ぷら粉を使えば難しそうな衣も簡単に作れるし、しかもいい感じの天ぷらが揚げられる。

これがあるからこそ、ド素人の私でも天ぷらが揚げられるのだ。

 

180℃の油で揚げる。

奥殿は揚げることが苦手(油ハネが怖いらしい)で、それで天ぷらが私の担当になっている。

 

たまたま油がハネたことがあり、それで苦手になったとのことだけど、私の経験では油ハネなんてほとんど無い。

それはヤバそうなネタ、例えばイカとかを揚げたことがないから、それで油ハネとは無縁なのかも。

 

ジュワ~からパチパチとなってくれば出来上がりのはずだけど、未だに見極めが付かない。

揚がり具合の感覚がつかめないけど、目見当で鍋から引き上げてしまう。

それで大きく外したことはないから、何とかなるものだ。

 

メインの海老と鱈もいい感じに揚がった。

天ぷらが出来れば準備完了。

 

こんなセットでカンパイだ。

セットされている料理を見れば、正月気分もすっかり抜けていることがお分かりかと。

今年の正月も終わったのだ。

 

この年末年始はコロナ自粛のため、結局どこへも出かけずに引きこもっていた。

気楽といえば気楽でそれなりにいい正月だったけど、行動範囲が狭くなったのと同時に、付き合いの範囲も狭くなってしまった。

 

こんなことが続けば、人と接する機会が無くなってしまう。

今はリモートとかオンラインとかで、インターネットを通じで仕事や飲み会や初詣!などまでも済ますけど、これからはそれが日常になるのだろうか。

やはり人は会って話しすことが大事だと思うけどね。

 

それはともかくビール

いくらコロナで自粛と言っても、食べることとか飲むことは仮想現実(VR=バーチャル・リアリティ)では済まないからね。

 

天ぷらはいつものように美味しく、中でも京人参とエノキの軸が特に旨い。

京人参は甘くホクホクとした味わいで、黙って出せばニンジンとは気づかないかも。

それほど美味しいのだ。

 

それに引き換え、海老のうま煮を揚げたものはダメだった。

揚げたことによって身が締まってしまい、固いのだ。

食べられないことはないけど、うま煮はうま煮として食べるべきで、これは失敗だった。

 

鱈の天ぷらはバッチリできている。

癖のない白身の鱈は、天ぷらによく合う魚で美味しい。

 

この景色が普段の日常の景色だ。

今年も相変わらず飲んで食べての年になると思うけど、変わらずに飲めることは悪いことではない。

普通に飲めるということは、実は素晴らしいことなのだから。

 

今夜も美味しかった、ごちそう様でした。

 

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