ご飯と味噌汁の配膳位置は地域によって違う?
- 2023.02.21
- 家飲み/家食べ

最近ご飯の配膳位置を変えてみた。
以前はご飯を左に置き、味噌汁を右に置いていた。
これが和食の正しい配膳と思っていたからだ。
だけどこの位置関係でご飯から汁物と食べ進めると、左手を左右に動かすことになり煩わしい。
それに汁物を戻すとき、ご飯茶碗に引っ掛けてこぼすこともあった。
長年なぜこんな位置関係なのかと思っていたけど、これが正しい置き方だということで、疑うこともなくやっていたのだ。
それがある時、関西ではこの置き方をしないと聞いた。
左側にご飯を置くことは変わらないが、汁物はその上側(左奥)に置くというのだ。
で、そのように並べてみればこの方がはるかに合理的で、ご飯から汁物に進んでも手を左右に振らなくて済み、汁物をこぼす恐れも減る。
合理的ではあるけどマナー的にどうかと思ったけど、関西ではこれが普通とのことだ。
マナーは、相手が不快に思わないようにすることも大きな理由。
そしてそのマナーも、地域によって変わるのだ。
ネットの情報によれば、ご飯を左に置くのは「左上右下」という中国の思想に基づいているとのこと。
詳しいことは下記を参照していただければと思うが、左が上位なのだ。
➪ 味噌汁の位置は関東と関西で違う(E−レシピ)
その思想が公家から武家に伝わり、結果として武家の中心地であった江戸(関東)では、ご飯が左で汁物が右になったとか。
その逆に商人(町人)文化が栄えた大阪(関西)では、合理的な発想で、ご飯の上に汁物を置くというのだ。
理由はともかく、関西の置き方の方が確かに食べやすい。
今朝の朝ごはんもそのように並べてある。
今ではこれが私の家のスタンダードな配置になっているけど、皆さんの家ではどんな置き方をされているのだろうか。
ご飯の時はご飯が左にくるが、これが飲むことになると、ビールが左の位置に収まる。
これは私のクセで、ビールグラスを左手で持つからだ。
箸は右手で持ち、ビールグラスは左なのだ。
特に意味はないけど、昔からこういうスタイルでやっている。
ラグビーのワールドカップが日本であった時、たまたま目にした記事に「ビールグラスは左手で!」というのがあった。
➪ 紳士のスポーツのマナー (J : COM)
私の場合そんな深い意味はないけど、結果としてビールグラスを左手で持つということは同じで、何故か嬉しかった。
って、自分の家でビールを飲んで握手をする機会なんて皆無だけどな。
食事のマナーや器の配膳にもいろんな形があって、思っているスタイルが正しいとは限らないということかと。
大した問題ではないけど、長年の習慣を変えたので書いてみた。
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