魚介類ゼロの野菜天ぷらは美味しくてアテにもいい
- 2021.07.09
- 家飲み/家食べ
奥殿から天ぷらが食べたいとの要望があった。
それは構わないが、天ぷらにするネタがあまりない。
天ぷらに出来そうなものと言えば野菜しかなく、魚介類がゼロなのだ。
だが奥殿は、その野菜の天麩羅が食べたいとのこと。
確かに野菜の天ぷらも美味しく、それだけでもイケるけど、華というかセンターになるものが無い。
だけどここは家。
家で見栄を張ることも無いから、この日は野菜の天麩羅で一杯(飲むこと)にした。
天ぷらは私の担当で、今までにかなりの数をこなしているから、作ることに抵抗はない。
それに天ぷらは材料を用意して揚げるだけだから、大して難しいことでもない。
作ったのが上の画像。
天ぷらは味付けも要らないから、思うよりも簡単な料理なのだ。
この日の天ぷらは、ソーセージ以外は野菜だけ。
左からナス、エノキの軸(山のホタテ)、ニンジン、エリンギ、ピーマン(シシトウ?)にソーセージ。
野菜天とは言え量は多く、一皿には盛れず弐の皿もある。
こちらの皿にはチクワにオクラ、それにタマネギと水菜のかき揚げが盛ってある。
野菜メインの天ぷらでも、それなりにいい感じにできた。
用意が整えばさっそくカンパイだ。
今日のビールはサッポロのゴールドスター。
サッポロの黒ラベルという本物のビールも冷えているけど、どちらでもいいと言われたので、新ジャンルのゴールドスターを選んだ。
私には本物のビールよりこちらの方が合う味で、結局私は安上がりな男なのだ。
グイッといけばいつものように旨い。
冷えたビールののど越しが最高!
アテはもちろん天ぷら。
自画自賛で恐縮だけど、これが軽くサクッと揚がっていて美味しい。
しつこさとかも全く無く、揚げ物なのにサッパリとしたタッチで、食べ進んでもモタれないのだ。
いま天ぷらは高級な料理になってしまい、専門店で食べればコースで5,000円はする。
豊田市のある店では6,000円もするからビックリ。
これにお酒を合わせれば一人一万円近くになってしまう。
これは私の感想だけど、その店のコースは感激するような内容ではなかった。
揚げ立てを出すから高級と人は言うけど、それは天ぷら屋では当たり前のこと。
家でも作る人と食べる人が別々なら、揚げたてを次々に出すこともできるし、実際その方が楽。
むしろ全てを揚げてから盛る ”盛り合わせ” の方が面倒で、手間もかかる。
東京銀座の天ぷら屋ならいざ知らず、豊田市内でその値段でお客さんが納得しているのだから、やはり天ぷらは高級な料理として認知されているのだろう。
そんな天ぷらも、江戸時代は屋台で出されていたファストフード。
江戸時代の天ぷらは串にさして揚げていたから、今の串揚げに近いものだったようだけど、どちらにしても天ぷらは手軽な食べ物だった。
それがいつの頃からか高級品になってしまったけど、自分でやってみれば意外に簡単。
料理の経験値の低い私でもできるのが、その証明になるのでは。
揚げることは出来るのだから、あとはネタ次第でいかようにもなる。
高級なネタ、例えば車海老とか鱧、鯒なんかが手に入ればかなり上等な天ぷらになるだろうけど、この辺りのスーパーでは手に入らない。
尤もそんな高級なネタでなくても、ニギスやブラックタイガーで十分に美味しい。
本物のビールではなくて、安っい新ジャンルのビールで満足な私ですから。
今日は野菜の天麩羅で一杯が美味しかった。
ごちそう様でした。
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