安いだけが本当の安さではないことを思い知った、春日井の「グリーン豆」

安いだけが本当の安さではないことを思い知った、春日井の「グリーン豆」

 

まずはこの画像を見ていただきたい。

どちらも同じ春日井のグリーン豆だけど、買った店と値段が違う。

 

一方は 80円で、もう一方は110円。

同じ商品が 80円と110円なら安い物を買うのが当たり前で、ずっと 80円のものを買っていた。

 

たまたま 80円の物を売っているスーパーに行かなかった時があり、仕方なく110円の ”高級品” を買ってきた。

同じものなのに30円も高いものを買ってしまい、えらく損した気分。

こんなセコイことを気にするようでは大物になれないと思うが、もったいないことをした。

 

ところがある時、奥殿が「袋の大きさが違うような気がする」と言うのだ。

そんなアホなと思いつつ、二つの袋を並べてみればやはり何か違う。

よく見れば袋の大きさが違うのだ。

 

エ~ッ?、どうしてと思って内容量を確かめてみれば、ナント量が違う!

安い方のものは64g。

 

対して高い方のものは89g入っている。

これにはビックリした。

見た目はほぼ同じだけど、量を少なくして見かけの価格を安く見せているのだ。

 

よく見ればロゴのあるなしが違っている。

左側が80円(64g)の安いもので、「お手軽サイズ」というロゴが加えられている。

 

今まで80円のものの方が安いと思っていたけど、量が少ないのだからどちらが本当に安いのか分からなくなってきた。

そこで1円あたりのグラム数を比べてみた。

  • 64g÷  80円= 0.80g/円
  • 89g÷110円= 0.81g/円

 結果は0.80と0.81でほぼ同じではないか。

 

こんなことアリ?

これを見て、片方は量が少ないと分かる人がどれだけいるだろうか。

それよりも価格が100円を超えるのと100円以下の差は大きく、80円と書いてあれば飛びついてしまうのは、微妙な消費者心理を鋭く突いている。

 

二通りの商品を作ったのがメーカーからの提案なのか、それとも売る側のスーパーからの要望だったのか知る由もないが、販売戦略の凄まじさの一端を垣間見た気がする。

 

どちらにしても、見た目の安さが本当の安さではないということがよく分かる一例だ。

販売の現場というのは、それだけ厳しい世界なのだ。

 

そうそう、量が多くても少なくても味は変わらない。

当たり前かもしれないが、念のため。

 

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