今夜は寿司と言われ、高級寿司店を期待したけど

今夜は寿司にすると奥殿が言う。

これはもしかしてこの前の 衣類乾燥機の件 のお礼で、高級寿司店かと密かに期待したけど、向かった先は回転寿司の魚魚丸ととまる。

魚魚丸がイヤと言う訳ではないが、たまには回らない寿司にも行きたいものだ。

それとこの日寿司にしたのは、ただ単にご飯を作るのが面倒になったからと。

乾燥機を直したお礼ではなかったのだ。

魚魚丸には平日の夕方、早目の時間の入店なので空いているかと思えばほぼ満席。

他の回転寿司がどんな状況か知らないけど、ここがよく賑わう店なのかも。

聞いた話だけど、魚魚丸は旨いと評判らしい。

評判がいいのだから、これぐらい賑わって当然か。

ここの寿司は120円からで、高い方は千円近いものまである。

それにその日のオススメもあったりで、楽しめる。

それとこの店の寿司は、ワサビを付けて握ってくれるのも嬉しいところ。

今は ”サビ抜き” と称してワサビを付けない回転寿司が多い。

手間とコストを省くためだけど、サビ抜きの寿司はお子ちゃま向け。

寿司はワサビを付けて握るのが本来の姿であって、ワサビも含めての味が寿司の味だと思うけどね。

何はともあれビールでカンパイ。

好きなサッポロの黒ラベルなのが嬉しい。

さぁ食べるぞ、とタッチパネルで頼むのが少々味気ないが、これは仕方のないところ。

昔ながらの寿司屋のように、カウンター越しに大将に頼むのも気を使うし面倒なもの。

タッチパネルの方が気楽だ。

それにどんな寿司があって、値段は幾らか明瞭なのもいいところ。

こういうところが受け入れられて、回転寿司が普及したのかもしれない。

メニューは圧倒的に多い。

握りの一部のメニューだけでもこんなにある。

普通の寿司屋では考えられない種類の多さだ。

前置きが長くなってしまったけど、バイ貝からいってみた。

奥殿の好きな貝で、甘い味とシコシコとした食感がいい。

特大赤エビ。

大きな生のエビの握りで、私の好きなひと品。

生のエビの握りはなかなか味わえないものだけど、ここでは普通にあるのが素晴らしい。

しかもこれが 220円というから、驚きのバーゲンプライス。

早い時間から満席になるのも納得の味と値段だ。

エビつながりで、お次はエビフライ巻き。

エビフライを揚げ、それを巻寿司にするという手の込んだもの。

家では面倒で作る気にもならないし、その前に作れない。

酢飯にマヨネーズが合わせてあり、それがエビフライにドンピシャリ合う。

これも私の好きなひと品で、必ず頼む寿司だ。

イカの好きな奥殿注文のヤリイカ。

ヤリイカ特有のネットリとした甘さが広がって、美味しい。

ビールも済んでお酒にチェンジ。

魚魚丸のラベルになっているけど、知多・半田にある中埜なかの酒造のお酒。

尖ったところのないサラっとしたお酒で、とても飲みやすい。

さすが中埜酒造のお酒で、美味しいお酒だ。

それはそうと店のエアコンがアホほど効いていて、寒い。

寿司屋に来て温かいものをと言うのも変な話だけど、温かいアテが欲しくなった。

何かないかとメニューを見れば、タコの唐揚げがあったのでオーダー。

初めて食べるタコの唐揚げ。

味はイカのげそ天に似ていて（褒め言葉）美味しかったけど、体が温まることはなかった。

ほっき貝のサラダ軍艦。

これも美味しかったけど、とにかく寒い。

店が寒いことを見越して奥殿は一枚羽織っているし、私も長袖を着ているけどそれでも寒い。

お客さんの中には半袖短パンという人もいるけど、寒くはないのだろうか。

店の人に言ってエアコンの温度を上げてもらおうかと思ったけど、体感温度は人それぞれ。

我々が寒がりかもということで、店を出ることに。

ただしもう少し飲んで食べたいので、お持ち帰りの寿司を頼んで続きは家でやることにした。

お持ち帰りで買ってきたのは ”マグロ尽くし”。

家にある織部の大皿に盛ったら、立派な寿司盛りになった。

器によって料理のグレードが上がるいい例なのでは。

食べればこれが美味しい。

飲みながら摘んでいたけど、シャリが小さめなのでツマミにちょうどいい。

中トロの握りもいい油の乗りで、クドくなく美味しかった。

奥殿にこのマグロ尽くしは幾らだった？と聞けば、980円というではないか。

エッ、このマグロの盛りがたったの 980円？

思いっきり安くて、金銭感覚に合わない。

これだけ美味しくて安いのだから、魚魚丸が賑わうはずだ。

って、これで満足していては回らない鮨屋に永遠に行けなくなる。

奥殿にたまには回らない鮨屋にも行きたいと言いたいけど、言い出す勇気がなくて。

情けねぇ～。

今日は魚魚丸の寿司が美味しかった。

ごちそう様でした。

ブログ村のランキングに参加してます⬇