新しい寿司屋の可能性を感じる「すし8」
- 2023.01.19
- 豊田市内

この日は寿司屋で一杯やってきた。
店は「すし8」という数字混じりの変わった名前の店で、豊田市駅の近くにある。
聞けば去年の12月にオープンしたというから、ニューフェイス。
オープンして一ヶ月ほどなので店は綺麗。
この日は居酒屋の元ママとの二人飲みなので、カウンター席をチョイス。
ママが電車に乗り遅れたとのことで、メニューを見ながらお先にビールをオーダー。
飲む前に時間があると、事前にメニューの組み立てのシュミレーションが出来ていい。
寿司屋なので寿司があるのは当然。
意外に安く思えるけど「定番の二貫」や「いつもの二貫」は、出てくるのは2貫なので値段は2倍になる。
それに比べ下段の「厳選三貫」は三貫の値段なので、表示されている値段そのままというややこしい価格体系。
こちらはツマミのメニュー。
焼き物や揚げ物もあるようだ。
先ずはビールから。
銘柄が好きなサッポロの ”黒” なのが嬉しい。
突き出し。
入れ物の中には生きた海老(車海老?)が入っているとか。
度数の高い焼酎で気絶しているので、殻をむいて食べて下さい、とのこと。
ワタクシ、生きた海老を食べることが出来ない。
以前、中華料理屋で同じように海老が出されたことがあるけど、生では食べられずに焼いてもらったことがある。
海老だけではなく白魚のお踊り食いとか、生きたアワビを焼くのも食べられない。
生きたものを食べるのは残酷な感じがして、無理なのだ。
ここはママが来るまで放置しておくことにして、だし巻き卵を頼んだ。
これは寿司に塗る醤油の刷毛。
この店の寿司は基本的に醤油が塗ってあって、それで足りなければこの刷毛で醤油を足して下さいとのこと。
江戸前の寿司ということだけど、こんな形で醤油が出されるのは初めてだ。
それと寿司はワサビが入っていないと言う。
所謂サビ抜きの握りで、これはちょっと残念。
お子ちゃまの寿司ではあるまいに、サビ抜きとはネ。
別皿でワサビが付くらしいが、これも時代ということか。
アッという間に出されただし巻き卵。
こんなに早く出てくるのは、もしかすると作り置きを温め直して出しているのかも。
食べればやはりそのようで、熱い感じではなくぬるい。
そのためか出汁の風味も飛んでしまっていて、美味しくなかった。
そうこうしていればママが登場。
早速カンパイ。
画像を撮っていないことに気付いて、もう一度カンパイをした画像なので、グラスのビールが減ってしまっている。
元ママに突き出しの海老のことを伝えれば、あら美味しそうと、平気で海老を剥き始める。
女性は強い!
私は無理と伝えれば、剥いてあげるというけど、生きたままの海老が食べられないのだ。
ということで、板さんに頼んで焼いてもらったのがコレ。
オォ、美味しそうでないか。
これを見たママが、私も焼いてもらえばよかったと。
やっぱり海老は赤いのがいいよね。
こんな美味しい寿司を味わえば、お酒が飲みたくなるのは自然の成り行き。
この店は多くのお酒が揃えられていて、嬉しい。
しかも全品580円と値打ちなのもありがたい。
この中から選んだのは三重県の「噴井」。
お酒はデキャンタ風の瓶で出された。
瓶にはタグを付けられていて、なかなかオシャレ。
コップで出される店が多い中、やはりお酒は猪口で飲むのが上品。
三貫盛りのまぐろ尽くし。
凝った握りの寿司だ。
とろサーモン。
美味しい寿司だけど、ワサビが抜いてあるのが残念。
仕方ないのでワサビを乗せて食べているけど、やはり寿司にはワサビが欲しい。
イカ。
美味しいけど、醤油を塗ってワサビを乗せてとやる事が多く忙しい。
ママとの会話が弾んで飲むタイミングがなく、ようやく二本目のお酒に。
二本目は「神の井」。
地元愛知県のお酒だけど、初めてのもの。
ママも初めてとのことで、地元のお酒でも知らないものはまだまだある。
真鯛と塩昆布の巻き物。
変わった巻き方で、明らかに見せることを意識した寿司。
食べればこれが美味しく、いい感じだった。
ネギトロ軍艦だったと思うけど、記憶が曖昧。
ママの話がメッチャ面白く、余り覚えていないのだ。
赤海老?。
画像は残っているけど、これも食べた記憶がない。
アジ。
これはよく覚えている。
とても美味しい鯵の握りで、私の中ではこれが今日のイチ押し。
〆はしめサバ。
駄洒落になってしまったけど、しめサバで締めた。
久しぶりにカウンターで味わう寿司が美味しかった。
ただしサビ抜きとか見せることを意識した握りがあったりで、伝統的な寿司屋とも違う。
新しい寿司屋の姿を模索中なのかもしれない。
今後の可能性を感じる「すし8」だった。
⇒ 寿司酒場「すし8」(ぐるなび)
これで会計は二人で7千円ちょっとだったから、安いのでは。
また寄りたい店で、ごちそう様でした。
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