見頃は一週間先「虎渓山・永保寺」の紅葉【多治見市】
今年の春に多治見の「カフェ・ド・ドルチェ」に行った時に寄った「虎渓山・永保寺」。
その庭がとても綺麗で、きっと秋の紅葉の時は更に綺麗だろうと思った所。
休みの日、あれこれと用事をこなしていたら既にお昼に。
今から永保寺に行くには時間が押しているし、それに買い物にも行きたい。
奥殿はまたの日にしようかと言っていたが、次の休みに行けるとは限らないから出かけてきた。
多治見市内の渋滞や永保寺の渋滞に巻き込まれながらも、一時間強で到着。
永保寺の駐車場は満車だったけど、帰る車もあるから少し待ってたら停められた。
駐車料金は無料というのが観光寺院とは違うところで、太っ腹。
駐車場から数分も歩けば、永保寺の境内に入ってくる。
いい感じに紅葉しているが、最盛期はもうちょっと先というところか。
それでも落葉している木もある。
苔と落葉したモミジのコントラストが綺麗。
こちらは本殿だそうで、観音堂とも仏殿とも呼ぶそうだ。
国宝とのことで、室町時代の建物とは驚いた。
資料によれば1314年に建てられたとあるから、今から700年も前。
関ヶ原の戦いより更に300年も前にこの寺があったというのがスゴイ。
池の周りの紅葉は見頃になってる。
とは言え全体的な紅葉の具合は、6割程度という感じ。
龍宮城にあるような太鼓橋。
どことなく中国の庭園のような感じもする。
橋の上の美形は楊貴妃か、ってそんな訳無いけど。
真っ赤な楓が絵になる。
いい感じだ。
この塀には瓦が塗り込められている。
奈良・東大寺の塀にもこんなのがあったのを思い出す。
近くに寄ってみればこんな風になってる。
廃棄された瓦を再利用して塀にしてるのだろうけど、美しい。
瓦が貴重な時代だったから、大事に使ったのだと思う。
池越しに国宝の本殿が見える。
凛とした端正な佇まい。
こんな大きな建物を、700年も前によく建てたものだ。
昔はこちら側に船着場があり、ここにも門があったとか。
この石組みが門の跡。
勅使門跡とあるから、朝廷からの使者を迎えたのか。
これがその船着場のある土岐川。
両岸とも岩盤なので、川の流れは創建当時から変わっていないと思う。
船着場は左手にあったけど、画像は撮り忘れ。
正面左の真新しい建物は本堂と庫裡。
火災で焼けてしまったのを、2007年に再建したとか。
池には立派な鯉がいる。
子供が手を叩くと寄ってきた。
池の奥に通じる道がある。
どこへ通じているのか知らないけど、行ってみることに。
こんな苔生した道。
雰囲気のある道だ。
歩けば直ぐに行き止まりになり、そこにはお堂がある。
よく分からないけど、説明書きによればこれも国宝とか。
読んでみると、なんと足利尊氏が寄進したものとか。
尊氏といえば南北朝の時代の武将で、室町幕府(足利政権)の初代将軍。
そんな尊氏が寄進をするとは相当なもの。
この寺は、それだけの由緒があるということかと。
秋の日は短い。
それにここは山が近いからすぐに日が陰ってしまい、小寒くなってきた。
まだ買い物にも行かなければならないから、帰ることにした。
観光寺院ではないから派手さもないし、屋台や出店の類もないけど、却って煩わしくないからいい。
それに禅宗のお寺ということで、境内が綺麗に掃き清められているのはさすが。
我々がいる間も、作務衣を来た修行僧が落ち葉を集めていたけど、手にしてるのがエンジン付きのブロアーというのが現代的で面白い。
これだけ広い境内だから、竹箒では大変だからね。
そうそう、紅葉はあと一週間ほど先が見頃とのことだった。
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