蕎麦「つちや」で味わう幻のお酒と絶妙なアテ【豊田市】

蕎麦「つちや」で味わう幻のお酒と絶妙なアテ【豊田市】

 

 

今日は蕎麦が食べたいという奥殿のリクエストに応えて、蕎麦「つちや」へ。

IMGP4299

多分今年初めての訪問。

もっと行きたい店だけど、いつも満席御礼で行けないのだ。

 

今日もやはり満席。

IMGP4300

ここまで賑わうのは席数が少ないこともあるが、蕎麦が旨いのに加えて、いい酒と素晴らしいアテがあるからだ。

そんな店なのでまるで居酒屋のように使う客が多く、回転が悪いためだ。

私もその ”回転の悪い客” の一人であるから、他人のことを言えた義理ではないが。

 

開店時間と同時に飛び込んだので、我々が一番客。

IMGP4303

テーブル席は全てセッティングが済んでいる。

一席も空いて無く、みっちり満席。

我々は奥殿と二人なのでカウンター席へ。

 

厨房から「いまメニューを書いてますから少しお待ち下さい、」とマスターの声。

蕎麦のメニューではなく、アテのお品書き書いているのだ。

 

すいませ~ん、の声とともに持ってきてくれた今日のおすすめ。

IMGP4305

書きたてホヤホヤのお品書き。

こんなお品書きをサラサラと書き上げてしまうのも大したものだ。

 

どれも旨そうで何を頼むか迷ってしまうが、奥殿が好きな貝の刺盛りとホタルイカの刺身を頼んだ。

それとお酒だけど、レギュラーのメニューには目もくれずに、吟醸系でフルーティーなお酒を下さいとマスターに伝えた。

これだけでマスターには十分に伝わるのだ。

 

先ずやって来たのは貝の刺盛り。

IMGP4315

トリ貝と赤貝が豪快に盛られた貝の刺盛りにビックリ。

見るからに新鮮そうで、それにトリ貝が大きい。

 

食べればこれが甘い。

IMGP4314

赤貝も旨くて、貝が好きな奥殿も満足気でご同慶の至り。

 

これに合わせてくれたお酒は奈良萬。

IMGP4308

とてもジューシーで膨よかなお酒で、はじめに飲むにはピッタリ。

それにしてもこんなお酒がスッと出てくるのがスゴイ。

 

続いてやってきたのはホタルイカの刺身。

IMGP4331

これが抜群に旨い。

大振りなホタルイカで、さっきまで生きていたのではと思うほどに新鮮。

食べればちょいとほろ苦さがあって、酒のアテには究極の味。

奥殿も感激の体。

 

そこへマスターが持ってきてくれたお酒が、ひっくり返るほどの逸品。

IMGP4327-1

モザイクが掛けてあるのは ”このお酒があるなんて言わないでね” とマスターから言われたためだけど、酒好きの方なら見ただけでお分かりでしょう。

十三の次という幻のお酒で、ネット上なら3万円出しても買えるかどうかという、極めて入手困難なお酒。

超がつくほど上等なお酒を、しかも未開封のものを目の前で開栓して出してくれたのには、感激。

 

こんなお酒を出してくれたのは、この人です。

IMGP4338

思わず両手を合わせて拝みそうになる。

 

こんな上等なお酒を飲んでいいのだろうか。

IMGP4326-1

とは言え飲んでしまうけどね。

徳利になみなみと注いでくれるキップの良さにカンパイ!

ウ~ン、旨い、そのヒトコト。

他にごちゃごちゃと修飾しなくても、旨いのひと言でいいのだ。

 

幻のお酒にノックアウトされてしまったけど、まだまだ行きますよ。

次に頼んだのはマグロ。

ここのマグロは生の本マグロで、旨いのだ。

 

やって来た大盛りのマグロ。

IMGP4337

赤身、中トロ、大トロに中落ちという豪華版。

今日のものは和歌山の本マグロとのことで、旨いに決まっている。

久しぶりに大トロを食べた奥殿は、感涙にむせんでいる(ちと大袈裟か)。

 

それにしてもこのマグロはホントに旨い。

一口にマグロと言っても味はピンキリ。

IMGP4335

メバチやキハダなどもあるが、やはり本マグロは間違いなくピンだ。

 

こんな美味しいものを味わっていたら、コレどうですか、と持ってきて来てくれたのがこのお酒。

IMGP4340

金龍というお酒で、初めての出会い。

 

何はともかく飲んでみましょう。

IMGP4339

飲んでみてビックリ、これ又旨いのだ。

宮城県の一ノ蔵のお酒とのことだけど、サラッとしていて酸味もあり、小左衛門や百春に通じるものを感じる。

美味しいお酒で、ここのマスターが選ぶお酒はどれも間違いがない。

 

そう言えば小左衛門を教えてくれたのも、このマスターだ。

マスターの眼力には脱帽するしかない。

 

他にはこんなのも食べた。

IMGP4320

牡蠣天。

時期的には今シーズン最後の牡蠣で、名残りの牡蠣といったところ。

この牡蠣は広島産のもので、今年の広島の牡蠣は不作だったけど、これはビッグサイズ。

料理屋には一般のルートとは違い、やはりいい物が入ってくるようだ。

 

いや~、よく飲んだ。

IMGP4341

素晴らしいお酒と美味しいアテで、ここが蕎麦屋だということをすっかり忘れそう。

 

とは言えここは蕎麦が本業で、蕎麦も美味しいから〆には盛り。

IMGP4343

大盛りを頼んで奥殿と二人でシェアする。

喉越しもよく腰もあって旨い蕎麦だし、量も多くて気取っていないところがいい。

 

よく飲んだしよく食べた。

それでこの会計は格安。

IMGP4346-horz

何と言っても、あの幻のお酒も飲んでいるのだから。

それにしてもあのお酒が1.5合で1,000円とは、俄には信じがたい値段。

好きな人なら ”瓶ごとくれ” というかもしれない。

 

美味しかった、身も心も満足。

ごちそう様でした、また行きます。

 

 

◆ 店舗情報 (情報は確認して下さい)
店名 : 手打蕎麦 「つちや」
住所 : 豊田市元城町2-8-1
電話 : 0565-31-4455
営業 : 11:00~14:00 / 18:00~21:30 / 日曜定休

Home Page

 

 

あ、あのお酒は ”無い” ことになっていますから。

 

 

 

 

ブログ村のランキングに参加してます⬇


にほんブログ村 料理ブログ 今日作った料理へ
にほんブログ村