大津屋の「栗粉餅」とあまから本店の「五平餅」【岐阜県恵那市】
R.153の長野県浪合村にある「おにひら」で蕎麦を食べ、R.256で妻籠宿に寄ってからR.19で岐阜県の恵那市に出てきた。
この時期の東濃地方は栗きんとんで賑わっている。
中津川のR.19沿いにある「すや」や「川上屋」には多くの車で溢れていて、ガードマンが整理にあたっている。
そんな姿を横目で見ながら恵那市まで来たのは、五平餅と栗粉餅を食べるためで、今日は ”食べツアー” なのだ。
恵那駅にある市営駐車場に車を停め、イザ出陣。
市営駐車場から目と鼻の先にあるのが五平餅の「あまから本店」。
ここは後から寄ることにして、他の店へ先に行くことにする。
他の店とは藤田屋精肉店のことで、先ずはここでドテ煮を買うのだ。
ここのドテ煮は味が良く、しかも肉がたっぷりと入っているのが気に入っている。
陽気な大将と会話をしながら、3パック(450円✕3)のお買上げ。
ついでに栗粉餅を食べに行ってくるからと、買ったドテ煮を置かせてもらうという図々しさ。
そんな我々のワガママにも気楽に応じてくれるのが嬉しい。
この肉屋の隣には、栗きんとんで有名な「恵那寿や」の本店がある。
名古屋三越の店や国道筋にある支店は多くのお客さんでごった返しているだろうけど、本店の方は静かな佇まいに包まれている。
駅近くとは言え、旧中山道沿いの引っ込んだ所にあるからだけど、それにしても静かだ。
因みに中津川の「すや」とここの「恵那寿や」とは、初代が兄妹の関係とのこと。
「恵那寿や」の栗きんとんもいいけど、今日は栗粉餅を食べに来たので寄らずにいく。
旧中山道の阿木川を渡れば、栗粉餅の「大津屋」だ。
肉屋から歩いて5分ほどの距離。
今は恵那市と言うけど、江戸時代は「大井宿」と言っていた。
この時期のウリは何と言っても栗のお菓子。
後から思ったことだけど、今度は栗蒸し羊羹を買ってみたい。
と言うのも、栗子餅の賞味期間が2時間!とあまりにも短くて、時間内に食べきれないのと、誰にも上げられないからだ。
これがお目当ての栗粉餅(10個入り1,100円)。
売り切れてしまうこともあるという人気商品なのだ。
意味はよく分からないけど、食べログのスイーツ部門でノミネートされているらしい。
選ばれないより選ばれた方がいいのだろうけど、だからと言って私には縁のない話ではある。
⇒ 参考までに スイーツ部門ノミネート店舗
店内でも食べることができるから、ちょっと一服していく。
頼んだのはもちろん栗粉餅。
今日は砂糖をかけずにお願いしたけど、やはり砂糖はかけたほうが良かった。
栗だけでは甘みが少し足りないのだけど、栗本来の味は味わえる。
お持ち帰りはせずに、ここで出来たてを食べていくのが一番いいね。
栗粉餅も食べて、次は五平餅だ。
その前に肉屋へ寄って買っておいたドテをもらっていく。
で、着いたのが五平餅の「あまから本店」。
午後も2時半という時間だから店内は空いていて、先客は一組だけ。
と思ったら、この後お客さんが次々と来店し、アッという間に満席。
やはりよく賑わう店なのだ。
ついさっき栗粉餅を食べたばかりなので、二人で一人前(6本)を注文。
この焦げた感じが美味しいのよね。
クルミと胡麻の味がきいていて、中はふんわりしっとり。
パクパクとアッという間に4本いってしまい、もう一人前頼もうかと話していたけど、やはりここは自重した。
あと一人前など軽くイケルと思うけど、そうすると帰ってからの食事が辛くなるからだ。
せっかく藤田屋で買ったドテ鍋が食べられなくなるし、それに合わせてビールも飲めないのではツマラナイからと、五平餅の追加は諦めた。
次々にやってくる他のお客さんたちは豪快に頼んでいる。
あるカップルなどは「十八本(三人前)、食べていくから、」というオーダー。
よほど好きなのね。
それと密かに「おでん」があることを期待してきたけど、残念ながらまだやっていなかった。
ここのおでんも美味しいのよね。
あ、おでんは12月からだそうです。
そうこうしている間にもお客さんは次々にやってくるから、我々も早々に退散。
店で食べていく人、お持ち帰りの人で活気にあふれている。
店外では待ちの人もいる。
恵那の人たちは五平餅で育ったのか、と思うほど。
美味しくて親切な店だから賑わうし、子供から年寄りまで楽しめるのもイイね。
今日は絶好のツーリング日和で、蕎麦も美味しかったし栗粉餅も五平餅も美味しかった。
紅葉はまだだったけど妻籠宿も良かったし、ドテ鍋も買えてとても満足な一日。
さ、バキューンと帰ってドテ鍋で一杯だ。
⇒ 栗粉餅の「大津屋」 (食べログ)
⇒ 五平餅の「あまから本店」 (食べログ)
次は紅葉の時期に訪れてみましょうかね。
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