ナンはインド大陸のように大きかった「スバカマナ豊田高橋店」【豊田市】

ある日の朝、「傘がない」と奥殿が騒いでいる。

井上陽水の歌でもあるまいにどうしたのかと聞けば、玄関先に干しておいた傘のうち、一本が見当たらないというのだ。

今朝は北風が強く、その風に煽られて飛んでいってしまったのだろうが、広げた傘が道に飛び出せば、迷惑千万。

これはいかんと探しに行ったけど、見当たらない。

家の周りや近くの駐車場などを見て回ってもどこにも無い。

傘を失うことは仕方ないが、傘が飛び回って迷惑をかけているのではと、心配が募る。

どこにも見当たらないので仕方なく家に帰ってきたら、なんと隣の家の塀に傘が掛けてあるではないか。

しかもきちっと畳んで巻いてある。

きっと通りがかった方が飛んでいった傘を拾い、畳んで掛けておいてくれたのだろうけど、助かった。

どこのどなたか分からないけど、この場を借りてお礼を申し上げたい。

意図せずに迷惑を掛けてしまったが、これからは気をつけないといけない。

そんなことがあった日、昼ご飯にカレーが食べたくなった。

カレーならココイチが有名なところだけど、今日はナンとカレーが食べたい気分なのだ。

で、向かった先はスバカマナ。

豊田高橋店で初めて入る。

午後一時過ぎに入ったけど店内は7割方うまっていて、全てが女性客というのに驚かされる。

メニューは650円～1400円ぐらいまでといろいろなセットが有る。

ナンとカレーが食べたくてきたのだから、カレーランチ（750円）でいく。

フロア担当のインド人？からカレーは何がいいと聞かれて、ン？とメニューを見てみれば、チキン、野菜、ダール（豆）と三種類あるのだ。

それにご飯かナンも選べるとのこと。

考えてもいなかったけどカレーはチキンにし、ご飯ではなくナンにしたのはもちろんだ。

それとインド人から、今日は ”ドリタダ” だよ、と笑顔で手を向けた方を見れば、フリードリンクとのこと。

ラッキーなことだ。

で、ドリタダとは ”ドリンクがタダ” ということらしい。

マンゴージュースやコーヒー、グレープフルーツなどがフリーで飲めるのは嬉しい。

チャイが好きなのだけど、チャイはないかと思えばあった。

今日は寒いから温かいものがいいな、と思えばホットのチャイもあり、ありがたい。

チャイはもう少し茶葉と牛乳が多いと美味しいけど、フリードリンクならこの程度か。

そこそこ美味しかったので、二杯も飲んでしまった。

表の看板にはインド・ベトナム料理とあったけど、店内の国旗はネパールの国旗。

インドでもネパールでも、南アジアの料理と思えばそんなに拘ることもない。

第一インド自体が広大な国土（日本の9倍）なので地域差が大きくて、これがインド料理だという典型的なものがないのだ。

その点日本人はピュアな感じで、日本料理には寿司、天ぷら、刺し身という典型的なものがあるけど、インドにはそんな典型的なものはない。

チャイを飲んでいればやってきたのがナン。

一目見てその大きさにビックリ。

見た瞬間から食べきれるかと心配になる程の大きさ。

こちらはチキンのカレー。

カレーソースの中には大きめのチキンがゴロゴロと入っていた。

これはランチについてくるスープとサラダ。

スープは私にはちょっと塩辛く感じたけど、これは個人差で、これぐらいがちょうどいいという人もいると思う。

ナンはプレーンなナンで、熱々の焼き立て。

カレーにつけて食べればこれが美味しいけど、いかんせんナンが大き過ぎで食べても食べても減らないのには閉口する。

ナンを食べるのに悪戦苦闘していて、キャベツサラダは全く食べることができなかった。

ところでナンの形はどうしてこんな形をしているのかと言えば、インド大陸の形なのだと聞いたことがあるけど、本当かどうかは未確認。

それにしても大きなナンで、食べきるのに四苦八苦。

頑張って食べてもまだムンバイあたりで、半分は残っている。

スープと二杯目のチャイでなんとか流し込むようにして食べきったけど、お腹パンパン。

他の女性客はこんな量のランチを食べ切っているのかと疑問に思うほどだ。

ナンが大きいのには参ったが、カレーライスもあるようなので、今度はカレーライスにしてみようか。

これなら650円と安いし、それに量的にも大丈夫そうだしね。

それとこの店のウリはチーズナンのようなので、チーズナンの単品にしてみるのもいいかも。

後からメニューを見てみたら、チーズナンなら食べきりサイズというのがあって、450円とのこと。

これにチャイをつければ、ちょうどいい量になるだろうからね。

⇒ スバカマナ HP

ああ、それにしても食べ過ぎで、ちっともお腹が空かない。

完全に食べ過ぎた。

ごちそう様でした。

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