朝搾りの新酒「百春」は新人女優のようなお酒だった【自宅】
- 2018.03.08
- 家飲み/家食べ
岐阜県の美濃市にある「百春」の蔵元、小坂酒造場で行われた新酒の試飲会。
お酒の試飲会なので、車の運転がある私は一滴も飲めない。
パッセンジャーシートの奥殿は気楽に試飲しているが、こればかりはどうしようもない。
なので蔵出しの新酒を買ったら、一気に帰宅して酒盛りだ。
これが買ってきた今朝搾ったばかりの「百春」。
百春にしては珍しく派手なラベルだが、ちょっと子供っぽい。
ひな祭りの時期に合わせた仕様なのかも。
お酒があってもアテがないと飲めない私なので、先ずはアテを用意することに。
と言っても簡単に出来るものだけどね。
先ずは鴨の燻製で、スライスして炙れば出来上がり。
これが抜群に旨く、只今ブレイク中のものだ。
しめ鯖は作り置きなので、切って盛るだけ。
これは奥殿が作ってくれたもので、奥殿が言うにはこの鯖は油のノリが少ないとか。
自然の物なので、個体によって油の乗り具合に違いがあるのは仕方ないことだ。
他にはいつものニンジンやオニオンスライスなどを用意したけど、冷たい物ばかりなので、温かいものも用意することにした。
アサリとホウレン草があったので、ニンニクと唐辛子を効かせたアサリの青菜炒めを作ってみるけど、初めて作るのでちょっと不安。
これがアサリで、冷凍モノだ。
冷凍の物はいつでも使えるのが助かる。
他にはホウレン草と油揚げ。
思いっきり高かった野菜も値段が少し落ち着いてきて、意外に安く買えたとのこと。
ホウレン草を見るのは久しぶりだね。
青菜炒めの味は、創味シャンタンがベース。
スープ系の料理はこれで大抵のことは出来てしまうという、万能中華スープの素だ。
創味シャンタンで作ったスープにニンニクと唐辛子を入れ、アサリとホウレン草を加えればハイ出来上がり。
簡単に作った割には意外と上手く出来たのでは。
こんなラインナップで、早速イッパイだ。
喉が乾いているから、初めはビールから。
炙った燻製の鴨がビールにドンピシャリに合う。
いつも同じことを言うようで恐縮だけど、鴨の燻製は本当に旨い。
牛肉や豚肉とは全く違う味と食感で、これほど鴨が旨いことを、この歳になるまで知らなかったのは迂闊。
それとアサリの青菜炒めも、けっこう美味い。
ニンニクと唐辛子を入れたのが効いて、ピリ辛でコクのあるスープがいい。
奥殿からも、アサリとホウレン草にスープが良く合っているとのこと。
作ることの出来るメニューが一つ増えた気がする。
ビールで適当に喉を潤せば真打ちの「百春」の登場。
蔵出しの新酒の味はどんなものかと飲めば、これが若い味。
フレッシュと言うかピュアというか、とにかく若い感じの味なのだ。
決して不味いという意味ではなく、新人の女優のような感じと言えば伝わるだろうか。
この辺りの微妙な味わいは、個人の嗜好で評価が分かれるところ。
新人の女優も魅力的だが、人としての経験を積んで、魅力を増した女優が好きな人も多いはず。
新人が3色しか絵の具が使えないとすれば、恋や別れなどの経験を経た女性なら、36色の絵の具で多彩な絵が描けるようなものだ。
人生の経験を積んで、人柄がにじみ出るような女優が好き、ってお酒の話だけどね。
お酒も熟成され、そこから発する色香とか艶があるのが好きなのだ。
そういう意味ではレギュラーで出ている「百春」の方が味があると思う。
そんなお酒に出会えるのが嬉しいのだ。
何だかんだと書いてしまったけど、今日も美味しいお酒が飲めて良かった。
ごちそう様でした。
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