珍しいほど極太の蕎麦があるそば屋「秋新」【岐阜県土岐市】
- 2018.11.13
- 岐阜県
天候に恵まれて今週もツーリング。
行き先は豊田市稲武のタカドヤ湿地から岐阜・土岐市の曽木公園へ向かう。
この日もR.153を北上したが、途中の足助(あすけ)には紅葉で有名な香嵐渓(こうらんけい)があり、この時期は凄まじい渋滞になる。
それを恐れて迂回ルートも考えていたが、足助付近の道路は、案に相違して拍子抜けするほど空いていた。
香嵐渓の紅葉は色付き始めと言ったところだけど、それにしても空いている。
今はネットで紅葉情報が確かめられるから、この程度では紅葉見物に来ないのかもしれない。
それかたまたま空いていただけかもしれないが、どちらにしても楽に足助を通過することが出来た。
タカドヤ湿地は足助から30分ほどの距離。
湿地の紅葉はバッチリだったが、台風の影響で葉が飛ばされたりして、例年に比べるとイマイチ。
この画像だけ見ればいい感じなのだが、全体的には葉が傷んでいる。
自然界のことなので、いい年もあればそれなりの年もあるということだ。
そこから岐阜・土岐市の曽木公園ヘ向かったのだが、曽木公園の紅葉が素晴らしかったのは前の記事の通り。
で、昼ごはんは蕎麦にした。
先週行って満員御礼で入れなかった「神也」へ行こうと電話したのだが、またしても満席。
奥殿に聞けば蕎麦が食べたいとのことで、蕎麦屋を捜してここ「秋新」に来たのだ。
前も思ったことだが、人口6万人弱の地方都市なのに「神也」のようないい店があるし、またそういう店を使う人が多くいることに感心する。
そういう人たちがいるからいい店が育つという、相乗効果の結果かも。
「神也」はランチでも3,000円~5,000円のコースのみという高級店。
そんな高級なランチなのに、予約が取れないほど混むのがスゴイ。
土岐の人たちはグルメ揃いなのか。
参考までに「神也」のことを書いているブログがあったので、貼っておきます。
⇒ まき子の酒 (リンク承認済)
こんな記事を読むと、ますます行きたくなってしまうよね。
スイマセン、そば屋に来たのに「神也」のことばかり書いて、恐縮。
そば屋の「秋新」は、外観からは新しい店なのか古い店なのかよく分からない。
受けるイメージは古い店のようだけど、綺麗にしてある。
店は靴を脱いで上がる。
座敷とテーブル席があるけど、どちらも畳敷き。
空いているように見えるのは、お客さんが帰ったすきに撮ったからで、賑わっている。
我々はテーブル席に案内された。
メニューは少ない。
そば屋は「せいろ」か「かけ」が基本なので、メニューが少ないのは普通。
せいろは極細で、田舎は割り箸ぐらい!の太い蕎麦だという。
それとこの店の蕎麦はすべて十割蕎麦とのこと。
個人的にはのど越しの良い二八が好きなので、割り箸ぐらいの太い蕎麦に恐れをなして、私は「せいろ」の天ぷら付き「梅」(1,350円)をオーダー。
奥殿は極太の蕎麦も食べてみたいと二色蕎麦(1,000円)を頼んでいたが、勇気がある。
待つほどのこともなく運ばれてきた「せいろ蕎麦」。
きれいな蕎麦で、十割蕎麦というより二八の感じ。
蕎麦はかなり細い。
そのためのど越しがよく、十割蕎麦特有のガシガシした感じはない。
上品で美味しい蕎麦だ。
汁は辛め。
珍しいほどに辛いと感じたが、これはこの店の味で、旨いとか不味いということではない。
天ぷらは海老も二本乗っていて値打ち。
軽い揚がりの天ぷらで、天ぷら屋の天ぷらのような上品な仕上がりだ。
遅れてやってきたのは奥殿の二色蕎麦。
見るからに太いのが田舎そば。
少しもらって食べたけど、噛みごたえ十分の力強い蕎麦。
蕎麦の味がシッカリ感じられ、蕎麦を食べてますという充実感がある。
ガッシリとした蕎麦が好きな人には、ハマる味なのでは。
画像を撮り忘れてしまったが、蕎麦湯はポタージュ。
量もタップリあって美味しかった。
帰りがけに見たのは、洒落たカウンター席。
入り口のすぐ右手にあったのだが、全く気付かなかった。
お一人様はこちらに案内しているとのことだが、このカウンター席の方が良かったというのが我々の一致した意見。
フロア担当の人たちもシッカリ教育されているようで、キビキビした動きとサービスだが、もう少しゆとりがあってもいいかなと思ったのも事実。
動きが “型” にハマった感じなのだ。
清潔な店で蕎麦も旨いのだが、 ”余韻” を感じなかったのは何故だろうか。
ソツのない優等生のそば屋、というのが私の感想だが、これは私だけの思いかも。
とは言えいいそば屋で、豊田にあれば間違いなく繁盛すると思う。
土岐市、小さい街だけどいい店があるものと感心する。
またこちら方面に食べに来たいものだが、次は「神也」かな。
美味しかった、ごちそう様でした。
ブログ村のランキングに参加してます⬇
にほんブログ村
-
前の記事
逆さ紅葉で有名な「曽木公園」は昼も美しい【岐阜県土岐市】 2018.11.12
-
次の記事
一人天ぷらの強い味方「天丼てんや」でランチ【豊田市】 2018.11.15