蔵人二人で造っている「房島屋」というお酒【自宅】
- 2019.02.12
- 日本酒
日本酒は寒い季節が似合う。
一昔前なら熱燗で一杯が絵になっただろうが、今は暖房が効いているから真冬でも冷酒でいける。
そんな日本酒が似合う季節に、こんなお酒が手に入った。
房島屋(ぼうじまや)というお酒で、岐阜の揖斐郡揖斐川町で造られるお酒。
以前、名古屋の立喰い「鮨 とんぼ」で飲んで、とても美味かった覚えがある。
その時の記事 ⇒ 鮨とんぼ
そんな房島屋が行きつけの酒屋に置いてあったので、思わずゲットしたもの。
思いがけずに房島屋が手に入ったので直ぐに飲みたいところだが、物には順序というものがある。
先ずはビールで喉を潤わせてから。
プッハ~、初めの一杯のビールは特に旨いね。
ビールから入ったのは、今夜のアテがビール向きということもある。
メインのアテが鶏手羽先の甘辛煮だったからネ。
昨日作ったもので、一日寝かせると味が染みるのと同時に味も落ちつき、とても旨い。
鶏の手羽先は、塩焼きも旨いしカレー煮込みにしても旨いと思ったが、甘辛煮も美味しくてどれが一番美味しいか選べない。
早い話、どれも旨いということだ。
ビールはサントリーの金麦 ”ゴールド・ラガー”。
試しに買ってきたものだが、美味しくてレギュラーの座を獲得しそうな勢い。
手羽先のアテと相性が良いので、ビールをもう一本。
二杯目は今のレギュラー、サッポロの麦とホップ。
比較のために飲んでみたけど、どちらも旨くて甲乙つけ難い。
野球やサッカーと違ってレギュラーの数に制限はないから、どちらもレギュラーということで、これからは気分次第で先発を選ぶことになるかな。
それにしてもいつも思うことだが、このクオリティーのビールが100円というのは素晴らしい。
それに年々進化しているというのもスゴイ。
メーカーの技術者は大変だろうけど、おかげで安くて美味しいビールが飲めて感謝する次第。
いかん、ビールが美味しくて房島屋を忘れるところだった。
飲めばやはり美味しいお酒で、しかもかなり旨い。
味は濃い感じだが、酸味がしっかりしていてクドいということは全く無い。
酸味と甘味のバランスがよく、フルーティーな吟醸系のお酒に仕上がっている。
肉ジャガのような濃い目のアテにも負けない旨さがある。
かと言って食事の邪魔をすることもなく、食中酒としてもイケる。
奥殿もすごく美味しいとのことで、気に入ったようだ。
この房島屋は「所酒造」という蔵で造られている。
蔵としては150年ほどの歴史があるらしいが、房島屋というブランドは今の蔵主が造り始めたものとか。
その蔵主は広島大の理学部卒の優秀な人で、40歳代というからこの業界では若い。
21世紀の初め頃、「自分が飲んで旨いというお酒を造りたい」というコンセプトで造り始めたのがこの房島屋。
以来20年近く造り続けているが、今も ”酒質” を上げることに情熱を注いでいるというから、進化し続けている訳だ。
方向性のはっきりとしたお酒で、岐阜の揖斐川町という田舎の蔵が造るお酒ではあるが、洗練された都会の雰囲気も纏っている。
小蔵なので造られる量は少ないが、マニアの間では知られている名酒らしい。
それとこの房島屋を造っている「所酒造」は、蔵主を含めてたった二人で造っているというから驚く。
そのことはあるブログで知ったのだが、その記事を書いた人が ”まき子さん” と言う人で、ネット上だけの知り合いではあるが、知っている人だったのでビックリ。
以前、土岐市にある「神也」という料理屋のことを書いたけど、その店のことをレポしたブログ「まき子の酒」の ”まき子さん” がこの蔵を訪ねていたのだ。
その記事 ⇒ まき子の酒
しかも9年も前の2010年に訪問していたということは、それ以前から房島屋を飲んでいたということで、彼女の酒好きが分かろうというもの。
しかし彼女、どんだけ酒好きなんやねん(←急に関西弁で失礼)。
それはともかくとして、房島屋という美味しいお酒に出会えて嬉しい。
しかもいつもの酒屋で買えるから、長い付き合いになりそうだ。
今日も美味しかった、ごちそう様でした。
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