梅雨らしい休日は天然の「車海老」で一杯【自宅】

梅雨らしい休日は天然の「車海老」で一杯【自宅】

 

今年の梅雨は梅雨らしい日が続き、この日も雨模様。

正確なところは分からないが、今月は一日中晴れていた日がないのでは。

 

こんな時に活躍してくれるのがガス衣類乾燥機の乾太くん。

この乾燥機は20年以上ほぼ毎日使っている。

多い時は一日に二度も三度も回すこともあるから、使う回数はスゴイことになっているはずだが、故障もせずよく頑張ってくれている。

 

実はこの乾燥機は2代目。

初代のものは電気ヒーター式だったため乾燥に時間がかかり、洗濯物が乾くまでに4~5時間を要していた。

しかも服がバリバリに乾いてしまい、シワも半端なかったとのこと。

 

ある時ガス屋さんからガス乾燥機なら短時間で仕上がるし、しかもふっくらと乾くからと薦められ、それで乾太くんに替えたのだ。

以来20年以上も使っている。

確かにガスはパワフルで乾燥時間も圧倒的に早く、普通の洗濯物なら30分から1時間もあれば完全に乾いてしまう。

それにふっくらと仕上がるから、とても助かるとのことだ。

 

洗濯物は乾燥機で乾くからいいが、出かける予定が雨で止めになることは何ともならない。

雨でも出かけようと思えば出かけられるが、雨の中を外出するのは億劫。

 

そのため家にいる訳だが、ダラダラと過ごしていればダラけた一日で終わってしまう。

それでは面白くないから美味しいものでも作って、それで一杯ということにする。

結局は飲むということだが、アテを作る、料理をするというのは、クリエイティブで楽しいことなのだ。

 

冷凍庫に海老があったのでそれを使う。

この海老は豪勢なことに車海老だ。

しかも ”天然物” ときている。

冷凍とは言え、家で天然の車海老を使うなんて数年来記憶にない慶事。

 

いつもはバナメイエビかブラックタイガーがせいぜいで、車海老なんて縁がない。

果たして天然の車海老の味はどうなのか。

一杯飲むことも楽しみだが、車海老の味も楽しみだ。

 

冷凍物なので解凍しなくてはならない。

どうやって解凍するのが一番いいのか分からないが、自然解凍に任せた。

今の季節なら20~30分放置しておけば解凍できるかな。

 

海老だけでは足らないと思ってサバの味噌煮も用意することに。

家でサバの味噌煮と言えばいつも冷凍物だ。

真空パックの冷凍物なので温めるだけでサッと用意できるし、しかもそこそこ美味しい。

 

ただしこの日は他に使って欲しいもの(ナス)があるとのお達しで、結局は使わなかったが。

真空パックなので、一旦解凍しても冷蔵庫に入れておけば大丈夫なのも助かる。

 

海老は天ぷらかフライが好きなのだが、それを作ることが出来ないのがツラタン。

なので簡単な炒め物になってしまうが、天然の車海老を使っての炒め物はかなりの贅沢。

他の物が作れないから仕方ないが、炒め物に車海老は、やはりやり過ぎの気がしないでもない。

 

レタスとタマネギと一緒に塩炒めにする。

普通だと彩りを考えてニンジンも入れるのだが、海老自体が鮮やかな色合いなのでレタスとタマネギの他には何も入れない。

 

海老は背開きにした。

背開きにすれば背ワタも取れるし、開いた方が海老自体がより大きく立派に見えるからね。

 

炒めます。

味付けは塩と本だしだけ。

これでとても美味しく仕上がる。

 

それと海老に火が入り過ぎないように炒めるが、火の入り加減を見極めるのが難しい。

この辺りは経験を重ねるしかない。

 

テレビの料理番組などでコックさんが「強火で炒めます」と言うことがあるけど、それを真似して作っても同じようには仕上がらない。

強火でどれ位炒めるのか、油は多目に使うのか少なめにするのか、またフライパンは振るのか混ぜ合わせるのか。

この辺りの微妙なニュアンスが、解説だけでは伝わらないのだ。

 

味付けにしても材料の量によって調味料の量も違ってくるだろうが、いちいち何グラムでとか、大さじ何杯などとやってはいない。

プロはその辺りのことを感覚というか ”勘” でこなしてしまうが、我々素人はその感覚がない。

 

仕方ないので今日の味加減も適当だが、それでいいと思っている。

上手くいくときもあれば失敗することもあるけど、そうしてだんだん美味しく出来るようになるもの。

プロだって多くの失敗を重ねて来たはずで、初めから上手く出来た訳ではないだろうから。

 

チャチャチャっと炒めれば、ハイ完成。

料理を並べて早速ビールで乾杯だ。

 

車海老の炒めものは美味しく出来たと思うけど、ほんの少し火を入れ過ぎの感じもする。

この辺りは微妙な火加減で、手前で上げてしまうと生焼けになってしまうから難しいところ。

 

私の理想はミディアムレアの焼き加減で、ステーキでも焼き魚でもホンの少し生っぽさが残る程度が好きなのだ。

ただし奥殿は美味しいと言っていたから、この辺りの感じ方は個人差があるのかも知れない。

 

それより天然の車海老の味だが、私のアホな舌では天然と養殖の違いが分からない。

更に言うとブラックタイガーとの違いもよく分からないというバカ舌。

 

車海老もブラックタイガーも同じタイガー種なので、味や食感が似ていても不思議ではない。

因みに車海老は ”ブラウンタイガー” と言うが、それは色が褐色だからで、ブラックタイガーは文字通り黒い色をしているから ”ブラックタイガー” と言う訳。

 

海老で一杯飲んでいればいい気分になってきた。

締めにはサバの味噌煮でご飯にするつもりだったが、ナスを使ってほしいとのこと。

貰い物のナスなのだが、日が経っているから早く使い切りたいということだ。

 

で、サバは後回しにしてナスを焼いたのがこちら。

エノキを合わせて、出汁醤油で焼いたもの。

 

それに味噌汁があれば上等な締めのご飯になる。

ご飯に味噌汁、それに漬物というのは最強の組み合わせなのでは。

 

それと自画自賛で恐縮だが、味噌汁が美味しい。

ワカメとネギの組み合わせもいい感じで、日本の味。

 

今日のハイライトは車海老だったけど、ご飯に味噌汁の組み合わせも負けずに旨い。

車海老のような高級な食材だけが美味しいのではなく、実はこういう素朴なものこそ本当に美味しいものなのかも知れない。

 

雨がしとしと降る休日だったけど、美味しかった。

ごちそう様でした。

 

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