新メニューになった「かつさと」で600円のとんかつランチ【豊田市】

私はフライが好きだ。

海老フライや牡蠣フライなどに限らず、クリームコロッケやトンカツなど、パン粉をまぶして揚げるフライ物が好きなのだ。

ただし、同じ揚げ物でもフリッターはあまり好きではない。

フリッターは味付けした小麦粉を衣として揚げるから、パン粉は使わない。

このパン粉を使わないという点がフライ（カツ）とフリッターの決定的に違う点で、揚げ物はこのパン粉がサクッと揚がっているところが好きなのだ。

そんな訳で、この日のランチは「かつさと」のカツにしてみた。

向かったのは「かつさと豊田宮町店」で、いつも行く店。

消費税が10％になってからは初めての訪問だが、外税なので看板の表示価格は変わらない。

入店した時間が午後の1時過ぎという半端な時間で空いていたが、それでもボツボツと来客はある。

仕事の関係で昼時間が休めない方もいるから、そんな人にとっては通しで営業してくれる店が貴重だ。

頼むものはロースカツ定食に決めていたが、メニューが新しくなっていたのでちょっと検討してみた。

丼ランチ（600円）は変わっていないようだ。

似たようなメニューだが、カツ丼に日替わりうどんをセットしたメニュー（650円）もある。

前からあったかもしれないが、丼ものにうどんという組み合わせが好きになれない。

主食と主食の ”主食重ね” で、ガッツリ食べたい向きにはいいだろうが、私にはムリ。

うどんのメニューが充実している。

回転寿司にもうどんはあるし、それどころかラーメンからハンバーガーまであるというから、カツが売りの「かつさと」にうどんがあってもオカシクはないか。

今のウリは「エビ」のようだ。

エビカツって食べたことがないけど、海老フライとどっちが美味いのだろう。

エビカツと海老フライの定食もある。

930円（税込み1,023円）と高級で、この店のメニューの中では最高価格だろう。

とは言え、この店の一番のウリは500円の「カツ丼」。

イマドキ、カツ丼が500円で味わえるとは嬉しいではないか。

これが頼むつもりのロースカツ定食（790円）。

ボリュームアップというロゴが振られているから、カツが大きくなったのだろう。

それと ”熟成” というロゴも振られているから、肉のグレードが上がったのかもしれない。

それで値段は据え置きなので、実質的には値下げになるのでは。

これを頼もうとしたが、もっと魅力的なメニューを見つけた。

それがコレで、”とんかつランチ” とある。

見た感じはロースカツ定食と違わないし、しかも値段が600円というから格安。

サイフの軽い私がこれをオーダーしたのはモチロンだが、早まっていつものロースカツ定食を頼まなくてよかった。

他にもこんなメニューもあって、メニューが増えている。

唐揚げは今ブームのようなので、唐揚げにも力を入れているのかな。

そんなこんなをしていればオーダーした ”とんかつランチ” が運ばれてきた。

ソースとドレッシングを掛けてしまったが、見た目は高い方のロースカツ定食と何も変わりない。

食べてみればカツが薄いが、気になるほどのことはない。

これはこういうカツであって、薄いのではなく ”適度な薄さ” ということ。

その価格差190円（790円と600円）を考えれば、この方が値打ち。

トンカツに欠かせないのは辛子。

テーブルに置かれているから自由に使える。

タップリと使わせてもらう。

辛子を付けるとカツがより旨くなるのが不思議だ。

それとパン粉が ”立っている” のがお分かりだろうか。

このパン粉がサクッと揚がっているのがいい。

トン汁も具がたっぷり入っていて、グレードが上がっている。

これはたまたまだったかもだが、嬉しいことではある。

キャベツもいつもに増して大盛り。

かつさとのキャベツはいつ食べても美味しくて量もあるが、今日は特に量が多い。

これもたまたまだったかも知れないが、全体的にグレードが上がっているのかも。

このとんかつランチが600円というのは、バーゲンプライスだ。

美味しくて安いから、また食べたくなるランチだった。

帰り際、隣りに座ったお客さん。

いかにも常連といった感じで、メニューも見ずにパッと頼んだのが「海鮮フライ丼」。

エッ？そんなメニューあった、と慌ててメニューを開いてみれば、あるではないか。

アジ、イカ、海老のフライが乗った丼もので、旨そう。

しかも590円と ”とんかつランチ” の600円よりも安い（10円の違いだけど）。

しまった、コレにすればよかったかと軽い後悔を覚えたが、今更だ。

次回はこれにしてみようと決めて、ごちそう様でした。

今日も美味しかった。

また寄ります。

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