熱帯魚屋のような「トミーの魚や」はいい魚屋なのだ【豊田市】
- 2020.06.14
- 豊田市内
豊田市の体育館(スカイホール)から消防署へ向かう道沿いに、こんな店がある。
「トミーの魚や」という店で、二週間ほど前から気付いてはいたが、青く塗られた店の外観や名前からして、熱帯魚屋かなと思っていた。
が、奥殿によると魚屋だと言う。
魚屋なら行ってみようかということになり、クーラーボックスに保冷剤を詰め込んで訪れてみた。
ここがその「トミーの魚や」。
どう?
遠目には熱帯魚屋のように見えるでしょ。
後からマスターに聞いて分かったことだけど、前は本当に熱帯魚屋だったと言うことで、大笑い。
道理で熱帯魚屋さんに見間違える訳だ。
でも中は紛うことなき魚屋の世界が広がっている。
スーパーにある鮮魚コーナーとは違って、魚市場のようなイメージ。
店の奥からは「いらっしゃ~い!」と威勢のいいかけ声も飛んでくるから、ますます市場感覚に包まれる。
魚はこんな感じで並べられていて、見てるだけでも楽しい。
値のことはよく分からないけど、スルメイカが一盛り500円って安いのでは。
今が旬の立派なカツオもある。
一本2,500円。
これならタタキにしてもタップリ食べられそうだし、揚げ物にしてもいい。
こちらには刺し身用の短冊が並んでいる。
サーモンやハマチに混じって高級なインドマグロもあった。
インドマグロの好きな奥殿が興味津々でのぞいていたが、それよりもっと魅力的なものがあった。
キスだ。
天ぷらにしたら美味いだろうな、という立派なキス。
久しぶりに ”本物” のキスを見たけど、値も高級で一匹 298円もする。
う~ん、キスは食べたし、値は高し。
どうしようかと迷っていたら、ニギスがあるとのこと。
これがそのニギスで、こちらは一盛り(7匹入っていた)250円という、うれしい庶民価格。
これに決め打ちなのだが、問題が一つある。
私も奥殿も魚が捌けないのだ。
こんな安っい魚を捌いて欲しいとは、とても頼めたものではない。
と、逡巡していたら、店の女の子から「捌きましょうか」と、信じられないヒトコト。
エッ?捌いてくれるのと思わず聞き返してしまったが、マスターに頼んであげますからとのこと。
天にも登るような気持ちで(ちと大袈裟)お願いしたのは、モチロンのことだ。
他になにかないかと見ていれば、サバがある(680円)。
時期的には油のノリがイマイチの時期だが、鮮度は良さそう。
しめ鯖に出来ますかと聞けば、しめ鯖OKとのことで、一本お買い上げ。
サバも三枚に下ろしてもらったのだが、ニギスのこともあるからマスターにお礼を言おうと板場をのぞけば、見覚えのある顔。
どこかでお会いしましたよねと聞けば、市民市場(ピカイチ)の鮮魚にいて、今月独立したばかりとか。
それで「おめでとうございます」とお祝いを言えば、これからもよろしくお願いしますと、丁寧に頭を下げられてしまい、恐縮。
若いけど親切で威勢もいい ”魚屋さん” と言った風情のマスター。
これからもガンバって、美味しい魚を届けて頂きたいものだ。
他にもアレコレ並んでいるから、魚好きにはたまらない店なのでは。
パック入りの魚では満足出来ない人にも、ここならいいと思う。
店の営業時間などはこの通り。
朝8時から営業しているとは、魚屋さんならでは。
それに加えて、その時間から魚を買いにくる人がいるのも驚きだが、もしかすると業者さんか。
なお店の前の駐車スペースは狭いし、出にくい。
横にある砂利の駐車場のほうが楽に停められるが、数は限られているのご注意を。
いい魚屋さんが出来て、嬉しい。
これからも寄らせてもらいます。
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