食中毒を恐れて火の通った「とり天」を揚げてみた【自宅】

食中毒を恐れて火の通った「とり天」を揚げてみた【自宅】

 

今は梅雨本番の時期。

今年の梅雨は雨が多く、ここ愛知県でも雨が降り続き、一時は大雨警報や洪水警報が出されていた。

 

そんな梅雨の季節は食中毒の発生しやすい時期でもある。

食中毒の原因である細菌にとって、今が活動しやすい温度と湿度だからだ。

 

細菌はどこにでもいるからそれを100%無くすことは無理だけど、減らすことはできる。

手洗いはモチロンのこと、また板や包丁を清潔に保つことも大事だし、食材の管理も大事なこと。

 

そして最終的には食材を加熱することだ。

細菌は熱に弱く、煮たり焼いたりすれば100%死滅する。

 

と言うことで今夜は、火の通った「とり天」とか。

それは良いことだけど、とり天というか天ぷらは私の担当。

つまり私が作るということになる。

 

鶏肉を使った料理ならチキンソテーなど他の料理もあるだろうに、よりによって「とり天」ですか?

奥殿にそう言ってみたが、とり天が美味しいからの一言で却下。

こんなところで揉めていても始まらないから、ガンバって作ることにした。

 

チャチャチャっと作って出来たのがこれ。

言ってはナンだけど、とり天(天ぷら)は意外に簡単な料理なのだ。

 

食材を適当な大きさに切り、衣を付けて油で揚げるだけ。

天ぷらはハードルの高い料理だと思っていたけど、やってみたら意外にあっさりと出来てしまったのだ。

 

その要因の最たるものが市販の天ぷら粉。

これを使えば卵とか冷水とか要らないし、ダマを作るように混ぜるという高等なテクニックも必要ないのだ。

 

とり天を揚げるのならと、ついでに野菜の天ぷらも揚げた。

エリンギとニンジン、それにナスだ。

青物も入れると彩りが良かったけど、気の利いた青物が無かったのでそれは無し。

 

こんなセットだけど、いい感じに出来たのでは。

用意が整えば早速ビールだ。

 

いつものゴールドスターだけど、これが美味しい。

天ぷらを揚げて動いた後だから、冷えたビールが余計に旨い。

 

据え膳で飲むのも旨いけど、動いて体が火照った状態で飲むビールは更に旨い。

やはり人間は動くように出来ているのだ。

 

自分で言うのもアレだけど、とり天が美味しく揚がっている。

麺つゆで味を染み込ませてから揚げてあるので、ジューシーに仕上がり、天つゆも要らない。

唐揚げとは違い、衣がふんわりとしているのも美味しさの理由。

 

奥殿が「このとり天が一番美味しい」と言うのはお世辞も入っていると思うが、褒められればやはり嬉しい。

ガンバって作って甲斐があるというもの。

 

野菜の天ぷらもいい感じで、美味しく揚がっている。

薄衣で、衣がカリッとしているのもいい雰囲気だ。

 

と、自分で揚げた天ぷらのことを褒めまくっているが、ちょっとお恥ずかしい。

この辺りは日本人特有の謙虚さで、外人には理解できないところ。

 

これが外人なら、自分の作った料理は「美味しいよ」と言う。

たとえそれが大して美味しくなくても「不味い」などとは決して言わない。

それが普通なのであって、威張って言うのではなく「美味しくできたから食べてよ」となるが、これは国民性の違いだ。

 

日本人の細やかな感情とか情緒的なものの言い方などは、独特な美しさを持っているが、反面、思うことを思うように伝えられないということもある。

そのために付き合いが難しくなることもあって、悩むところだ。

 

言わなくても分かるのが日本であって、言わなければ伝わらないのが外国。

そう思うと日本の社会は、やはり ”奥ゆかしい” のだ。


 

私の作ったものばかりではなく、奥殿の作ったものも書かないと ”片手落ち” になる。

野菜サラダに漬物などだ。

 

野菜サラダはトマトスライスやオニオンスライスなどが盛られている。

オリーブオイルが掛けられていて美味しいけど、サラダはれっきとした生モノ。

この時期は食中毒が心配で、それで火の通った「とり天」を揚げることになったのでは?

 

と余計なツッコミは止めておこう。

美味しければ全て丸く収まりますから。

 

今日も美味しかった、ごちそう様でした。

 

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