「鱈の天ぷら」は軽いタッチで優しい味わいの料理【自宅】
- 2020.10.23
- 家飲み/家食べ
最近、家で出される魚と言えば、赤魚に鱈(タラ)が多い。
どちらも白身の魚で、煮付けや天ぷらに合うからだ。
この日はタラの天ぷらが食べたいと、奥殿のリクエスト。
天ぷらは私の担当なので自動的に私が作ることを意味するが、お安いご用。
と言うのも、天ぷらは思うほど難しいものではない。
などと書くと、プロの板さんに ”10年早い” と言われそうだが、ワタクシ的には簡単なのだ。
それは味付けをしなくてもいいからで、衣を付けて揚げるだけで済む。
味付けをしなくていいというのは、とても楽なのだ。
タラの天ぷらなので用意したのはタラ。
当たり前のことだけどね。
画像で見るとそれほど大きくは見えないが、大きな切身だったので、実際はこの半分しか揚げなかった。
残ったタラは、バター焼きにでもしてもらうつもりで残した。
小骨があるから骨抜きで骨を抜くけど、これが面倒。
だけどこれをやらないと骨が残ってしまうから、手は抜けない。
プロの料理人は、こういう下ごしらえの姿を客に見せない。
客の前では格好良く調理している姿しか見せないが、実はこういうことを影で黙々とこなしているのだ。
こちらは野菜のネタ。
ナス、ニンジンにオクラで、ソーセージとカニカマも揚げる。
これでネタの準備は完了。
あとは衣の用意だけど、難しいことは出来ないので市販の天ぷら粉を使っている。
これなら卵も必要ないし、混ぜ方にコツも要らない。
泡立て器を使ってグルグルに混ぜてしまえばいいから、楽勝。
天ぷら粉100gに対して水150g(ml)という 1 : 1.5 の比率さえ間違わなければ、誰でも上等な衣が出来る。
この天ぷら粉があるから、スキルの低い私でも天ぷらが作れるのだ。
用意が整えば揚げるだけ。
180℃の油で、ジャー。
物によるけど、だいたい3~4分揚げれば出来上がる。
揚げた天ぷらがこれ。
天ぷらはキレイに揚がったと思うけど、盛り付けが下手なのは相変わらず。
この辺りはレシピにも書いていないから、居酒屋や料理屋の盛り付けを見て覚えるしかない。
それとセンスの問題もあって、土井善晴さんに言わせれば「才能なし」というところかも。
才能なしでも作るだけエライ、と自分を褒めておこう。
今夜はこんなセットで「いただきます」。
先ずはビール。
これがないと始まらないから。
グイッといけばやっぱり旨い。
暑くても寒くても、初めの一杯はビールがいいね。
天ぷらもいいアテになる。
タラの天ぷらは軽いタッチの優しい味で、美味しい。
優しい味なのでこれを嫌う人は少ないと思うが、家で天ぷらをやらない家庭も多いと聞く。
台所が汚れるとか、洗い物が面倒とかでやらないらしいが、こんな美味しいものを家で味わえないとは、勿体ないと思う。
スキルの低い(無い)私でも天ぷらが出来るようになったのだから、なんとかなると思うけどね。
そう言えば天ぷらに使う魚というと、鱚(シロギス)とか穴子、ヒラメや鯛などの白身魚が多い。
海老は魚ではないけど、白身魚と同じようにクセのない味が身上。
アジやサバも天ぷらになるのだろうけど、青魚の天ぷらをあまり見ないのは、魚自体の味が濃いからだろうか。
天ぷらには白身の魚が合っていて、青魚は塩焼きや煮付けの方が合っているということかも。
野菜の天ぷらも美味しい。
何の味付けもせずに揚げただけだけど、天つゆで味わえばジワッと野菜の旨さが広がる。
野菜の炒め物とか煮物は味を付けてしまうけど、天ぷらは味付けをしない。
野菜本来の味を味わうには天ぷらが一番いいのではと思うし、実際、美味しいのだ。
それに加えて天ぷらにはビールがよく合う。
って、結局は飲む話に落ち着いてしまうが。
食後、奥殿から恐ろしい提案が、「鶏肉が余っているから、明日はとり天で」って、それ、私が揚げるってことでしょうか?
今日も美味しかった、ごちそう様でした。
ブログ村のランキングに参加してます⬇
にほんブログ村
-
前の記事
お代り必至、パスタソースで作った鶏のクリーム煮【自宅】 2020.10.21
-
次の記事
鶏肉の柔かな美味しさが味わえる「とり天」で一杯【自宅】 2020.10.26