天ぷらは食材の旨味を引き出す魔法のような料理
- 2021.04.05
- 家飲み/家食べ
鱈があると奥殿が言う。
鱈は淡白で上品な味の魚で、天ぷらによく合う。
鱈の天ぷらは奥殿の好きなひと品で、奥殿が鱈があると言うのは、天ぷらにして欲しいということだ。
私の家では天ぷらは私の担当なので、自動的に私が揚げることになる。
天ぷらというと難しくて面倒な料理の代表のように言われるけど、実は意外に簡単。
料理のスキルの低い私でも出来るのだから、簡単にできることがお分かりかと。
そんなことで、この日は鱈をメインにした天ぷらでイッパイにしてみた。
天ぷらは素材も選ばないし作り方もシンプル。
何と言っても味付けを必要としないのだから、味で失敗する心配がない。
いろんな料理があるけど、味付けをしないというのは天ぷらぐらいなのでは。
シンプルな調理法ではあるけど、揚げるだけでここまで美味い料理になるのだから、魔法のような料理だ。
出来上がった天ぷらは、お酒のアテにも合うしご飯のおかずにも合う。
甘辛のタレをかけて天丼にしても美味しい。
ビールにも合うし日本酒にもピッタリ、それにご飯にも合うというマルチタレントなのだ。
そんな天ぷらだけど、難しいのは衣。
冷たい水(氷水)で溶けとか、ダマが残るようにかき混ぜよとか、とにかく衣が粘らないように作れと言う。
粘りの元は小麦粉に含まるグルテンのためらしいけど、細かいことはよく知らない。
とにかく衣が粘ってしまうとベタッとしてしまい、カラッと揚がらないらしいのだ。
これだけハードルが高いと、スキルの低い私ではここで挫折してしまうけど、それを救ってくれたのが市販の天ぷら粉。
これと出会ったおかげで、天ぷらを揚げることが可能になったのだ。
この天ぷら粉は「コツのいらない天ぷら粉」と書いてあるとおり、泡立て器を使ってグルグルに混ぜてOKという手軽さ。
難しいことは何も考えずに、これで上等な衣ができてしまう。
この日のネタはこんな感じで揃えた。
鱈がメインだけど、その他は野菜だけ。
この野菜の天ぷらがビックリするほど美味くて、メインのタラを押しのけてしまうほど。
それぞれの素材の持つ甘みとか味わいが味わえて、美味しいのだ。
この日はタケノコもある。
奥殿が知り合いの人にもらったとかで、アクの少ない美味しいタケノコだった。
ネタと衣の準備ができれば、あとは揚げるだけ。
180℃の油で揚げていく。
細かいことにこだわらず、適当にじゃんじゃん揚げてしまうけど、これでいい感じに揚がる。
食べて美味しければいいのだから、これでいいのでは。
盛り付ければ準備完了。
さっそくビールね。
ビールはいつものゴールドスター。
銘柄は同じだけど、350mlから500mlに変わっている。
気温が上がってビールがより旨くなったから、ロング缶にしてもらった。
カンパイ。
これが無いと私の人生が始まらないからね。
ビールのアテには天ぷらがとてもよく合う。
カリッと揚がっているので、冷めてもベトつく感じはまったくない。
天ぷらはネタの味を味わうのはモチロンだけど、衣も味わう。
衣が不味いと天ぷらの味がボヤけてしまう。
これはトンカツも同じで、サクッとした衣もカツの味のひとつ。
そう言えば最近トンカツを食べていない。
コロナもそこそこ収まっているから、近々トンカツを食べに行ってみますか。
メインの鱈もいい感じで揚がっている。
淡白な鱈が、天ぷらの衣に包まれて上等な味になっている。
高級な車海老や金目鯛なども美味しいけど、安いネタでも十分に美味しいのが料理の面白いところ。
味と食材の値段は比例しない。
高級な焼き肉のロースより、ホルモンの方が美味しいと思うのと同じだ。
自画自賛で恐縮だけど、自分で揚げた天ぷらが美味しくて、お酒も進み過ぎてしまった。
お酒も済んでご飯だけど、奥殿はここまでで十分とか。
ご飯を食べるのが私だけなので、焼きそばにしてみた。
前回と同じようにモヤシだけで作った焼きそばだけど、このシンプルな焼きそばが美味しい。
コショーをかけ過ぎてしまったけど、これもアリ。
コショー辛い焼きそばも美味しいからね。
食べ過ぎだけど、美味しく飲めて食べられるのが嬉しい。
今日も美味しかった、ごちそう様でした。
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