天ぷらは食材の旨味を引き出す魔法のような料理

天ぷらは食材の旨味を引き出す魔法のような料理

 

たらがあると奥殿が言う。

鱈は淡白で上品な味の魚で、天ぷらによく合う。

 

鱈の天ぷらは奥殿の好きなひと品で、奥殿が鱈があると言うのは、天ぷらにして欲しいということだ。

 

私の家では天ぷらは私の担当なので、自動的に私が揚げることになる。

天ぷらというと難しくて面倒な料理の代表のように言われるけど、実は意外に簡単。

 

料理のスキルの低い私でも出来るのだから、簡単にできることがお分かりかと。

そんなことで、この日は鱈をメインにした天ぷらでイッパイにしてみた。


 

天ぷらは素材も選ばないし作り方もシンプル。

何と言っても味付けを必要としないのだから、味で失敗する心配がない。

 

いろんな料理があるけど、味付けをしないというのは天ぷらぐらいなのでは。

シンプルな調理法ではあるけど、揚げるだけでここまで美味い料理になるのだから、魔法のような料理だ。

 

出来上がった天ぷらは、お酒のアテにも合うしご飯のおかずにも合う。

甘辛のタレをかけて天丼にしても美味しい。

ビールにも合うし日本酒にもピッタリ、それにご飯にも合うというマルチタレントなのだ。

 

そんな天ぷらだけど、難しいのは衣。

冷たい水(氷水)で溶けとか、ダマが残るようにかき混ぜよとか、とにかく衣が粘らないように作れと言う。

 

粘りの元は小麦粉に含まるグルテンのためらしいけど、細かいことはよく知らない。

とにかく衣が粘ってしまうとベタッとしてしまい、カラッと揚がらないらしいのだ。

 

これだけハードルが高いと、スキルの低い私ではここで挫折してしまうけど、それを救ってくれたのが市販の天ぷら粉。

これと出会ったおかげで、天ぷらを揚げることが可能になったのだ。

 

この天ぷら粉は「コツのいらない天ぷら粉」と書いてあるとおり、泡立て器を使ってグルグルに混ぜてOKという手軽さ。

難しいことは何も考えずに、これで上等な衣ができてしまう。

 

この日のネタはこんな感じで揃えた。

たらがメインだけど、その他は野菜だけ。

 

この野菜の天ぷらがビックリするほど美味くて、メインのタラを押しのけてしまうほど。

それぞれの素材の持つ甘みとか味わいが味わえて、美味しいのだ。

 

この日はタケノコもある。

奥殿が知り合いの人にもらったとかで、アクの少ない美味しいタケノコだった。

 

ネタと衣の準備ができれば、あとは揚げるだけ。

180℃の油で揚げていく。

 

細かいことにこだわらず、適当にじゃんじゃん揚げてしまうけど、これでいい感じに揚がる。

食べて美味しければいいのだから、これでいいのでは。

 

盛り付ければ準備完了。

さっそくビールね。

 

ビールはいつものゴールドスター。

銘柄は同じだけど、350mlから500mlに変わっている。

気温が上がってビールがより旨くなったから、ロング缶にしてもらった。

 

カンパイ。

これが無いと私の人生が始まらないからね。

 

ビールのアテには天ぷらがとてもよく合う。

カリッと揚がっているので、冷めてもベトつく感じはまったくない。

 

天ぷらはネタの味を味わうのはモチロンだけど、衣も味わう。

衣が不味いと天ぷらの味がボヤけてしまう。

これはトンカツも同じで、サクッとした衣もカツの味のひとつ。

 

そう言えば最近トンカツを食べていない。

コロナもそこそこ収まっているから、近々トンカツを食べに行ってみますか。

 

メインの鱈もいい感じで揚がっている。

淡白な鱈が、天ぷらの衣に包まれて上等な味になっている。

 

高級な車海老や金目鯛なども美味しいけど、安いネタでも十分に美味しいのが料理の面白いところ。

味と食材の値段は比例しない。

高級な焼き肉のロースより、ホルモンの方が美味しいと思うのと同じだ。

 

自画自賛で恐縮だけど、自分で揚げた天ぷらが美味しくて、お酒も進み過ぎてしまった。

お酒も済んでご飯だけど、奥殿はここまでで十分とか。

 

ご飯を食べるのが私だけなので、焼きそばにしてみた。

前回と同じようにモヤシだけで作った焼きそばだけど、このシンプルな焼きそばが美味しい。

 

コショーをかけ過ぎてしまったけど、これもアリ。

コショー辛い焼きそばも美味しいからね。

 

食べ過ぎだけど、美味しく飲めて食べられるのが嬉しい。

今日も美味しかった、ごちそう様でした。

 

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