ホウレン草やタケノコのエグ味は、旨味とも言える

ホウレン草やタケノコのエグ味は、旨味とも言える

お酒を買いにいつもの酒屋へ行ったら、奥さんがホウレン草をくれた。

酒屋のおじいさんが作っているもので、朝採れで無農薬の新鮮野菜だ。

 

これがそのホウレン草。

鮮度抜群の野菜なので、さっそく料理して食べることにしたけど、何にするかは決めていない。

 

お浸しもいいし卵と一緒に炒めてもいいけど、もらったホウレン草の量が多いから、お浸しと青菜炒めにすることにした。

青菜炒めは作ったら直ぐに食べないといけないけど、お浸しなら数日は持つだろうからね。

 

青菜炒めは手早く炒めてスープを入れ、煮立たせば即出来上がりという、スピード感重視の料理。

なので事前にスープを用意しておかないといけないが、スープなんて作れない私なので、創味シャンタンで手抜き。

 

お浸しは奥殿が作ったけど、数分で出来てしまう超簡単な料理とか。

私の作る青菜炒めの方が難しいと言うけど、青菜炒めも簡単な料理だと思う。

 

どちらにしてもシンプルな料理だけど、美味しいからね。


 

フライパンでホウレン草とソーセージを炒め、そこへ熱々のスープを入れればジャーという音とともに瞬時に出来上がり。

スープにはニンニクと唐辛子が入れてあるけど、ニンニクは入れ過ぎだったか。

 

とは言え今日は休日。

人と会う予定はないから、ニンニクたっぷりでも大丈夫だ。

 

順序が逆になってしまったけど、うずらの卵フライと白身魚のフライも揚げてある。

青菜炒めだけでは心許ないからね。

 

青菜炒めが出来上がれば、早速いただきま~す。

これが旨い。

 

ニンニクと唐辛子がガツッリ効いたソースに、ホウレン草がピッタリ合う。

ホウレン草にはあまり火を通していないので、シャキッとした食感が味わえて、野性味すら感じる。

 

これはもらったホウレン草自体が美味しいこともある。

さっきまで畑にあったのだから、うま味が逃げていない感じがするのだ。

 

これにはビールが合う。

グイッといけば気分も爽快。

青菜の少し苦み走った味がいい感じで、苦味も美味しいのだ。

 

これはタケノコの煮物。

そう言えばこのタケノコと菜の花も貰い物なので、きょうの料理の半分は貰い物だ。

 

ホウレン草もそうだけど、タケノコも苦味というかエグ味がある。

もちろんアク抜きはしてあるけど、この苦味というか、ほのかに残るエグ味も味の内であって、旨味にも通じる。

 

ホウレン草でもタケノコでもアクを徹底的に抜いてしまっては、それぞれが持つ個性的な味も失われてしまい、却って美味しくない。

これは人間も同じで、何のクセもない ”人畜無害” な人は、付き合っていても面白味がないし深みもない。

 

クセがあり過ぎるのは付き合い切れないが、クセも個性であり、人の”味” とも言える。

このあたりは食品の持つ個性的な味と同じと言ってもいいのでは。

 

ウズラの卵フライと魚フライもビールによく合う。

タップリかけたタルタルソースで味わえば、これが冷凍モノとは思えない美味しさ。

青菜炒めやフライ物にはビールがピッタリなのだ、って、結局は飲む話で恐縮。

 

今日も美味しかった、ごちそう様でした。

 

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