ホウレン草やタケノコのエグ味は、旨味とも言える
- 2021.04.08
- 家飲み/家食べ
お酒を買いにいつもの酒屋へ行ったら、奥さんがホウレン草をくれた。
酒屋のおじいさんが作っているもので、朝採れで無農薬の新鮮野菜だ。
これがそのホウレン草。
鮮度抜群の野菜なので、さっそく料理して食べることにしたけど、何にするかは決めていない。
お浸しもいいし卵と一緒に炒めてもいいけど、もらったホウレン草の量が多いから、お浸しと青菜炒めにすることにした。
青菜炒めは作ったら直ぐに食べないといけないけど、お浸しなら数日は持つだろうからね。
青菜炒めは手早く炒めてスープを入れ、煮立たせば即出来上がりという、スピード感重視の料理。
なので事前にスープを用意しておかないといけないが、スープなんて作れない私なので、創味シャンタンで手抜き。
お浸しは奥殿が作ったけど、数分で出来てしまう超簡単な料理とか。
私の作る青菜炒めの方が難しいと言うけど、青菜炒めも簡単な料理だと思う。
どちらにしてもシンプルな料理だけど、美味しいからね。
フライパンでホウレン草とソーセージを炒め、そこへ熱々のスープを入れればジャーという音とともに瞬時に出来上がり。
スープにはニンニクと唐辛子が入れてあるけど、ニンニクは入れ過ぎだったか。
とは言え今日は休日。
人と会う予定はないから、ニンニクたっぷりでも大丈夫だ。
順序が逆になってしまったけど、うずらの卵フライと白身魚のフライも揚げてある。
青菜炒めだけでは心許ないからね。
青菜炒めが出来上がれば、早速いただきま~す。
これが旨い。
ニンニクと唐辛子がガツッリ効いたソースに、ホウレン草がピッタリ合う。
ホウレン草にはあまり火を通していないので、シャキッとした食感が味わえて、野性味すら感じる。
これはもらったホウレン草自体が美味しいこともある。
さっきまで畑にあったのだから、うま味が逃げていない感じがするのだ。
これにはビールが合う。
グイッといけば気分も爽快。
青菜の少し苦み走った味がいい感じで、苦味も美味しいのだ。
これはタケノコの煮物。
そう言えばこのタケノコと菜の花も貰い物なので、きょうの料理の半分は貰い物だ。
ホウレン草もそうだけど、タケノコも苦味というかエグ味がある。
もちろんアク抜きはしてあるけど、この苦味というか、ほのかに残るエグ味も味の内であって、旨味にも通じる。
ホウレン草でもタケノコでもアクを徹底的に抜いてしまっては、それぞれが持つ個性的な味も失われてしまい、却って美味しくない。
これは人間も同じで、何のクセもない ”人畜無害” な人は、付き合っていても面白味がないし深みもない。
クセがあり過ぎるのは付き合い切れないが、クセも個性であり、人の”味” とも言える。
このあたりは食品の持つ個性的な味と同じと言ってもいいのでは。
ウズラの卵フライと魚フライもビールによく合う。
タップリかけたタルタルソースで味わえば、これが冷凍モノとは思えない美味しさ。
青菜炒めやフライ物にはビールがピッタリなのだ、って、結局は飲む話で恐縮。
今日も美味しかった、ごちそう様でした。
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