スーパーの買い物かごから人生が透けて見える?
- 2021.06.16
- 家飲み/家食べ
この日は買い物を頑張ってしまった。
家では食料品の買い物は週に一回、休みの日にするのだけど、それがこの日だ。
ただこの日は奥殿の都合が悪く、私が一人で行くことになったのだが、今日の買い物は大物が多い。
通常の食料品に加え、お米10Kg、ビール500mlを1ケース、それにお酒(一升瓶で3本)という大物があって、店も米屋、酒屋、スーパーと3つの店を回らなくてはならない。
一人で大丈夫かと心配されながら、奥殿から買い物のリストを渡されたが、買い物ぐらい平気。
と言うか買い物は嫌いではない。
それを言ってしまうと私が買い物担当になる恐れがあるので、敢えて言わないだけで、実は買い物は好きなのだ。
なぜ買い物が好きなのかと言えば、スーパーで買い物をしている人の姿には、人の生き様が垣間見えるからだ。
買い物かごを3個もカートに乗せていれば、この人の家には食べ盛りの子供さんがいるのだろうかとか、食パンにマーガリンや牛乳をカゴに入れている人は、朝はトーストなのかなと想像してしまう。
それに買い物をする姿に、人格もにじみ出る。
いい歳を重ねたオヤジさんが、モヤシを買うのに棚の奥の方から引っ張り出している姿を見ると、何だかなぁと思う。
棚の奥のものが新しいということだろうけど、それをあっちでもこっちでも繰り返している姿は見苦しく、卑しささえ覚える。
高齢夫婦の夫が、妻に向かって怒鳴るように命じて買い物をさせているのを見たことがあるけど、その男の姿は最低。
あの男は、一体どんな家庭を築いているのかと。
スーパーでの買い物姿を見ていると、いろんな人生が見えてくるのだ。
買い物の密かな楽しみは、そんな人間ウォッチにあると書くとお叱りを受けそうだが、あくまでも ”密かな楽しみ” なのでお許し頂きたい。
3軒の店を回って全ての買い物を済ませたけど、3時間ほどかかってしまった。
しかも買ったものが重いので、これを女性一人で運ぶのはけっこう大変。
今は車で買い物ができるからいいけど、車がなければこういう買い物はできなくなる。
歳を重ねて車の運転が難しくなると、生活のパターンも変わらざるを得ない。
将来的には自動運転の車が出てくるだろうけど、高齢者にとっては助かるから実現してほしいものだ。
酒屋で買ったお酒はこの3本。
岐阜・揖斐川町の房島屋と山形・天童市の出羽桜はここ最近レギュラーになっているお酒で、奥殿が好きな銘柄。
右端の菊の里は酒屋のマスターに進められたもので、夏向きのサラッとしたお酒だという。
マスターは私の好きなお酒の傾向を知っていて、今までに進められたお酒でハズレたことは一度もないから楽しみだ。
所用から帰ってきた奥殿に作ってもらったのは、いなり寿司。
ワタクシ、いなり寿司が好きで、寿司屋でもいなり寿司があれば必ず頼む。
前から食べたいと思っていたもので、作ってもらったのだ。
いなり寿司とともに出してもらったのはシューマイ。
スーパーに行ったら美味そうなシューマイが売りに出ていて、思わず買ってしまったものだ。
いなり寿司とシューマイをメインにして、早速一杯にした。
いなり寿司はご飯にもなるし、お酒のアテにもなるからね。
先ずはビールから。
のど越しのいいビールは、初めの一杯には欠かせない。
グイッといけばいつもの通り旨い。
久しぶりに作ってもらったいなり寿司は、小ぶりなのでお酒のアテにピッタリ。
このいなりは上品な味に仕上がっていた。
個人的には甘じょっぱい濃厚な味のいなり寿司が好きだけど、これは好みの違い。
私が濃い目の味のいなりが好きなだけで、これぐらいの味が一般的だろう。
お酒は酒屋のマスターに進められた「菊の里-夏の夢ささら」でいってみた。
マスターが夏向きのサラッとした味わいですよと言っていた通り、スッキリとして爽やかな味わいのお酒だった。
”ささら” と書いてあるけど、それが何を意味するのかは分からない。
何れにしても夏向きのお酒で美味しかった。
シューマイも美味しかった。
スーパーで衝動買したシューマイだけど、肉たっぷりの餡が詰まったシューマイで、美味しかったのだ。
衝動買いするとハズレもあるけどこういうアタリもあるから、衝動買いもいいものだ。
今日は買い物三昧の一日だったけど、やっぱり買い物は楽しい面白い。
って、買い物担当にされてはかなわないから、表向きは買い物はあまり好きではないことにしておこう。
今日も美味しかった、ごちそう様でした。
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