つま恋の高原キャベツの千切りが、甘くてビックリ
- 2021.08.27
- 家飲み/家食べ
この日は天ぷら。
天ぷらにして欲しいと、前の日から奥殿に言われていたからだ。
天ぷらにして欲しかったのは舞茸があるためで、それを揚げて欲しいということ。
舞茸の天ぷらは、奥殿が好きなのだ。
天ぷらを揚げること自体は大したことではないが、この暑い時期に揚げ物をすることが難儀。
汗かきの私なので、揚げ物をしただけでひと汗かいてしまうからだ。
これが私を天ぷらを揚げさせることになった舞茸。
雪国まいたけの ”極” だけど、このためにひと汗かく。
舞茸に毒づいてもしょうがないが、これでは ”雪国” ではなく ”南国” だ。
今日のネタは野菜オンリー。
舞茸にエノキの軸、チクワ、ゆで卵など8種のネタを用意。
これだけあれば結構な量になる。
ナスが大量にあるのは、揚げ煮浸し用のナスも揚げるため。
天ぷらのついでに、一緒に揚げるのだ。
それと豚の冷しゃぶも作ったけど、付け合わせはキャベツの千切り。
久しぶりのキャベツだったけど、これがしっかりしたキャベツで、千切りを切っている時から美味しい予感がする。
夏のキャベツは涼しい高原で作ったもので、この辺りでは群馬・嬬恋村の物が出回る。
小諸から嬬恋を抜け志賀高原へ向かう道中、広大なキャベツ畑が広がっていたのを思い出す。
こんなキャベツ畑が延々と広がっている。
後ろに見える山は浅間山で、かすかに噴煙を上げていた。
天ぷら揚げます。
油の熱気で私まで熱せられる。
エアコンは入っていても、レイアウトの関係でガス台のところまで冷風があまり届かない。
飲食店の厨房のようにスポットクーラーでもあればいいが、そんなものがある訳がないからね。
一汗かいて揚げた天ぷらがこれ。
自分で言うのもなんだけど、綺麗に揚がった。
それに冷しゃぶも並べてセット完了。
一汗かいたから早速ビールで乾杯だ。
今夜もサントリーの「琥珀の秋」。
冷えたビールをグイッといけば、これが抜群に旨い。
こんなことを書いてはサントリーに申し訳ないが、一汗かいた後は、冷たいビールならどれでも旨いと思う。
ビールを美味しく飲むコツは、一汗かいてから飲むことに尽きる。
ピラミッドを作った人たちもビールを飲んでいたと言うけど、4,000年前の人たちも一汗かいた後のビールが旨かっただろうな。
人の感性は、昔も今も変わらないのだ。
奥殿のご所望の舞茸の天ぷらは、やはり美味い。
舞茸特有の味と香りが漂い、独特の食感もあって高級なキノコの雰囲気を持っている。
うす衣の軽い仕上がりなので、揚げ物であっても油っこさは全くない。
上等な天ぷらだ。
欲を言えば揚げたてを一品ずつ出したいけど、揚げる人と食べる人が同じなので無理な相談。
それに家のキッチンは小料理屋のような対面式のカウンターではないので、どちらにしても無理筋な話だ。
天ぷらも美味しかったけど、もっと美味しかったのは冷しゃぶに添えたキャベツの千切り。
キャベツを切っている時から美味しそうな雰囲気があったけど、食べればこれが本当に美味しい。
フワッとした中にしっとり感もあり、そして甘い。
驚くほどに美味しいキャベツで、冷しゃぶそのものよりも、付け合わせのキャベツの方がはるかに美味いのにビックリ。
奥殿もこのキャベツがすごく美味しいとのことなので、私の独りよがりではない。
脇役が主役を食ってしまったようなもので、天ぷらも含めて、この日の主役はキャベツの千切りだ。
こんなに美味しいキャベツを作ってくれた嬬恋の人たちと、浅間山麓の高原の土に「ありがとう」と言いたい。
今日も美味しかった。
ごちそう様でした。
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