フワトロの卵かけご飯を食べると「稲村ジェーン」に会える?
- 2021.08.30
- 家飲み/家食べ
YouTube を見ていたら、日本一旨いと言われる卵かけご飯のことをやっていた。
卵かけご飯で ”日本一旨い” と言われても、眉唾もの。
だけど他では見たこともないメレンゲ状の卵かけご飯で、日本一旨いかどうかは別として、変わった卵かけご飯というのは確か。
それがこれだ。
卵の白身をホイップし、それをご飯の上にかけて卵の黄身を乗せたものだ。
この卵かけご飯を出す店は、鎌倉の稲村ヶ崎にある定食屋の「ヨリドコロ」。
古い民家を改造した定食屋さんで、土日ともなれば、朝イチから行列ができるという繁盛店らしい。
余談だけど、鎌倉の稲村ヶ崎といえばサザンの桑田佳祐が作った映画「稲村ジェーン」の舞台になったところ。
映画は観ていないけど、主題歌の「真夏の果実」はよく聞いた歌。
⇒ 真夏の果実 (YouTube)
もう30年くらい前の歌だけど、ついこの前のように感じる。
あの頃はみんな若かったね。
そんな稲村ヶ崎に、こんな定食屋さんがあるのが ”らしい” ところだ。
それはさておき、日本一旨いと言われる卵かけご飯がどんなものか。
作り方は簡単そうなので、休日の朝ごはんに作ってみることにした。
用意するのは卵と小型の泡立て器。
これだけで ”日本一旨い卵かけご飯” ができると言うのだ。
卵と卵白を分ける。
泡立て器を使って卵白を泡立てたのだけど、画像に写っている泡立て器では小さすぎて、なかなか泡立たない。
泡立て器を大きいものに変えてシャカシャカすれば、数分でメレンゲ状になった。
シャカシャカすると書いたけど、実際は泡立て器の棒の部分を手のひらに挟んで、ぐるぐる回して作った。
その方が早くメレンゲ状になると書いてあったからだ。
奥殿が焼いてくれた卵焼きなどをセットして、私の家の ”朝定食” の出来上がり。
この日の朝ごはんは、塩サバの焼き物と卵焼きのセットという豪華版。
ご飯の上にホイップされた卵白を乗せる。
ここまでは完璧。
on the 黄身。
メレンゲ状の卵白の真上に黄身を乗せたけど、滑り台のように滑り落ちて位置がずれてしまった。
真ん中を凹ませて黄身を乗せるべきだったのだが、手遅れ。
今からゴチャゴチャやると黄身が潰れてしまいそうなので、このまま進行。
だし醤油をかけ、まぜまぜして「いただきま~す」。
食べれればこれがパフンとした食感と味で、半分空気を食べているような妙な感じ。
メレンゲは空気を含ませて作るものだから、それを食べれば空気を食べている感じになるのは、当然と言えば当然。
これが ”日本一旨い卵かけご飯” かと言われれば、かなり微妙。
微妙どころか、普通の卵かけご飯の方が圧倒的に美味しい。
食べ物の評価は個人の感想だから、ある人にとっては素晴らしく美味しいと感じても、他の人では全く違った評価になることも当然ある。
評価する人の年齢や経験によっても違ってくるだろうし、好き嫌いよっては180度違う評価になることも。
食べログの評価と点数、ランキングが全く当てにならないのは、こういうところにも原因がある。
この卵かけご飯も、食べログの口コミでは絶品とか極上、美味しすぎる、至福のという褒め言葉のオンパレード。
さっきも書いたけど、食べ物の評価は人それぞれで、これは私には合わなかった。
それより今は「映える」ことが重要で、このふわとろの卵かけご飯も絵写りがいい。
それに乗ってしまったのが私ということだけどネ。
どうです、あなたも一度お試しになられては。
簡単に作れますから。
それより鎌倉・稲村ヶ崎へ行ってみますか。
もしかしたら「稲村ジェーン」に会えるかも?
⇒ ヨリドコロ
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