レモンサワーが合わないのは”反りが合わない”から

レモンサワーが合わないのは”反りが合わない”から

 

この日は寒かったので、晩御飯は鍋かなと予想していればその通り鍋で当たり。

予想が当たったと言っても賞品が出る訳でもないし、ハズレたとしても問題になることでもない。

 

長く暮らしていれば、今日の晩ご飯に何が出るかぐらいは大体の察しはつくもの。

予想とか予感がするというほど、大げさなものではないのだ。

 

ということでこの日の晩御飯は鍋で、家の冷蔵庫にあったものを入れただけとのこと。

なので ”〇〇鍋” という特徴のある鍋ではなく、何でもありの鍋。

ぱっと見た感じ、豆腐が一番目立つので、強いて名付けるのなら ”豆腐鍋” といったところか。

 

味付けは創味シャンタン。

本来は中華スープの素だけど、和風の鍋スープとしても十分に通用する。

優しい味のスープなので、豆腐にも合うしタラとかカニ鍋のスープにしても違和感はまったく無い。

 

食べると分かるけど、これが本当に中華スープで作った鍋なのかと思うほどの、和テイストな味に仕上がる。

創味シャンタンは中華料理だけでなく和風にも洋風にも使える、応用範囲の広い柔軟な味なのだ。

 

仕上げに三つ葉をバサッと入れる。

この三つ葉がいい働きをしていて、煮立った鍋に入れると三つ葉特有のいい香りが立ち上る。

香味野菜というだけのことはあって、香りと味が一気に引き立つ。

 

鍋ができればさっそく一杯。

いつもはビールから入るのだけど、今日はレモンサワーにしてみた。

夏に買ったレモンサワーが余っていたので、それでレモンサワーでいってみたのだけど、これが合わない。

 

豆腐鍋の優しい味に、濃いレモンの味が合わないのだ。

レモンサワー単独で飲めば甘酸っぱくて美味しいのだけど、今夜の鍋には相性が悪い。

 

料理とお酒には相性があるけども、ここまで相性の良し悪しが極端に出るのも珍しい。

レモンサワーはチーズのピザとかソーセージを炒めたものなど、コッテリ系の料理に合うけど、今夜の豆腐鍋のようなあっさり系の料理にはまったく合わない。

 

ただしこれは人によって感じ方が違うかも。

味には嗜好の違いがあるから、豆腐鍋にレモンサワーでも違和感なしという方もおられると思うが、私には合わなく感じた。

 

これは人と人との相性にも言える。

自分と他人というのは、生まれも育ちも違えば育った環境から食べてきたものまで全て違う。

 

同じ家で育った兄弟姉妹ですら、性格も違えば食の好みも違う。

自分と食の嗜好が同じだと思っても、それは似ているぐらいのことで、全く同じということはない。

それは性格や性質が違うからで、それぐらい自分と他人とは違うのだ。

 

自分はこうだと思っても、相手から見れば違うということも往々にしてある。

それが極端に出れば感性が合わない、単純に言えば  ”反りが合わない” ということなる。

 

人は誰でも多かれ少なかれ反っているもの。

自分は真っ直ぐだと思っていても、他の人から見れば反っているように見える。

 

その反り具合の大きさも人それぞれで、相性がいいというのは反りが合っているということ。

同じ方向に反っていれば相性がいいだろうし、違う方に反っていればそ反りが合わないことになる。

 

今日の豆腐鍋とレモンサワーの関係は、残念ながら反りが合わなかった。

料理とお酒のことなら反りが合わなくても大した問題ではないけど、人間同士だと複雑なことになる。

それが夫婦であれば大きな問題になることもあるから、自分の反り具合をなるべく真っ直ぐにしないとね。

 

レモンサワーは早々に諦め、お酒にチェンジ。

飲んだのは獺祭だっさいだけど画像は撮り忘れ。

 

いつもの事だけど、飲み始めるとカメラのことを忘れてしまうのだ。

冷酒の獺祭と温かい豆腐鍋はよく合う。

 

締めはラーメン。

特別なラーメンではなく、インスタントラーメンの乾麺。

 

鍋の味付けに中華スープの創味シャンタンを使っているので、ラーメンとの相性はバッチリ。

締めのラーメンがとても美味しかったのだ。

 

今日も美味しかった、ごちそう様でした。

 

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