天然酵母のパンの味の良さが分からないバカ舌の私
- 2021.12.07
- 家飲み/家食べ
この日の朝ご飯は、食パンのトーストだった。
家の朝ごはんといえば、ご飯に味噌汁それにおかずと言うパターンが圧倒的に多い。
だけどそればかりではやはり飽きるので、パンという日もある。
と言っても並んでいるものを見ればお分かりの通り、いつもの朝ごはんと大差ない。
スープとして出されているものは味噌汁なので、トーストがご飯に変わっただけのことだ。
おかずとして出されているものはソーセージを焼いたもので、朝ご飯のおかずとしてしばしば登場するもの。
元をただせば ”一汁一菜” の、典型的な日本の朝ごはんということだ。
それでもご飯がパンに変わるだけで、なんとなく洋風のイメージになるのが面白い。
自家製のみかんのジャムとマーガリンを塗ったトーストを食べれば、奥殿からいつものパンと比べてどう?とのこと。
別にいつもと特に変わった感じは受けないので、いつもと同じように美味しい応えれば、今日のパンは天然酵母の食パンだと言う。
これがその食パンで、いつもの食パンとは別物。
”天然酵母食パン” と大書きされているけど、食べてもいつものパンとの違いが分からない。
生で食べれば違いがわかるのかもしれないが、トーストしてジャムとマーガリンを塗ってしまうと、パン自体の味の違いは分からなくなってしまう。
これは高級食パンにも言えることで、確かにそのまま食べれば味の違いが分かるのだろうけど、トーストしてしまうと違いが分からなくなるのだ。
高級食パンが二斤で800円前後もすることを思うと、大手の製パン会社の作るパンと価格ほどの差は感じられない。
それと同じように、この天然酵母の食パンも違いも分からないのだ。
それよりも気になるのは ”天然酵母” という表現。
酵母というものは酵母菌(イースト菌)のことで、微生物の一種。
天然酵母と言うと、人の手の入っていない自然のものという感じを受けるけど、酵母はすべて天然物。
天然の酵母ではない ”人工酵母” などあり得ず、それは人間が生き物を作れないから。
人工的に酵母を作ることは生命を作ることで、それは神の領域。
当たり前だけど酵母は ”生き物” なのであって、全て天然のものなのだ。
なのでパンを発酵させるときにつかう酵母(イースト)はすべて ”天然酵母” で、それをわざわざ書くのはどうかと思うけど、その方が高級というか美味しく感じられるのだろう。
奥殿がこのパンはどう?と聞いたのも、天然酵母の食パンだから味がいいでしょと言いたかったのだ。
さっきも書いたけど、私のバカ舌ではいつもの食パンと味の違いは分からなかったけどね。
それにしても酵母は天然の物しかないのに、それをわざわざ ”天然酵母” と書くのがスゴイ。
商魂たくましいというか、消費者も賢くないと言葉に踊らされてしまう。
豚肉にも同じような事が起きていて、日本の豚肉は100%三元豚なのだけど、それをわざわざ ”三元豚” と謳って、まるでブランド豚のように扱っていることがある。
詳しくはこちら(wikipedia)にある通り、特別に飼育された豚肉ではないのだ。
スイマセン、話が朝ごはんからズレてしまって。
この日はデザートにワッフルを焼いてみた。
焼いたと言っても、実際は冷凍ものをオーブントースターで炙っただけ。
これにアイスクリームを乗せれば、これが超絶美味。
メープルシロップの甘い味に、溶け気味のアイスクリームがぴったりマッチして、朝のデザートとしては上等なひと品。
こんなに美味しいワッフルが一個38円で買えるのだから、シュークリーム一個より安い。
美味しさと値段は単純に比例するものではなく、安くても美味しいものはあるのだ。
今日も美味しかった、ごちそう様でした。
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