久しぶりのキムチ鍋に角麩が合って美味しかった

久しぶりのキムチ鍋に角麩が合って美味しかった

 

時々聞くラジオ番組に、「眠れない貴方へ」というのがある。

NHK FMで日曜の夜、深夜11時半からの放送だ。

 

この番組のキャッチフレーズが、「ちょっとお疲れの貴方に上質な音楽とトークでリラックス」とある。

確かに上質な音楽とトークの番組で、聞いていても疲れず、リラックスして聞くことができるので、そのまま寝てしまうこともしばしば。

私にとっては癒やしと寛ぎの番組なのだ。

 

そんな寛ぎの番組に、ゲストとして登場したのは ”ひふみん” こと、将棋の 加藤一二三 元名人。

藤井聡太くんで再ブレイクした加藤元名人は、ご存知の通りのお茶目な人。

そしてハイトーン&ハイテンポな語り口の人でもある。

 

これが昼間の番組なら何も違和感を感じないのだろうが、深夜の番組には全く不向き。

ましてや「眠れない貴方へ」というリラックスするための番組には、どう考えても合わず、リラックスするどころかハイテンポなしゃべりに神経が逆立つ始末。

 

これでは「眠れない貴女」が、ますます「眠れない貴方」になってしまい、全くの逆効果。

即攻でラジオを切ったのは言うまでもないけど、ディレクターもゲストの人選を考えて欲しいものだ。


 

そんな眠れない夜を過ごしたけど、その日の夜もいつもと同じように一杯飲んでいた。

そしてこの日の料理は鍋。

 

しばらく創味シャンタンを使った、優しい味の鍋が続いていたので、この日はパンチの効いたキムチ鍋にしてもらった。

具材としてはご覧の通りのもので、これといった特徴はない。

 

強いて言えば角麩かくふを入れたことぐらいか。

角麩とは小麦粉で作ったお餅のようなもので、すき焼きに入れることもある。

 

ところでこの角麩、実は愛知県や岐阜県でしかお目にかからないローカルフードとのこと。

地元に住んでいるとそんなことには全然気が付かず、全国区の食べ物だと思っていた。

 

こういうことはしばしばあって、味噌汁に使う赤味噌(豆味噌)も、愛知県や岐阜県、それに三重県の一部だけとのことで、ビックリ。

いま家では白味噌(麹味噌)の味噌汁が普通だけど、奥殿は生粋の赤味噌育ちで、奥殿が作る味噌汁は常に赤味噌だった。

 

それがある時、私が麹味噌で味噌汁を作ったら、白味噌の美味しさに奥殿が開眼。

以来、家の味噌汁は白味噌が主流になった次第。

 

食べ物の習慣は育った環境によって大きく左右され、親から子へ、子から孫ヘと受け継がれていく。

それがいいとか悪いとかではなく、そうして地域性が保たれていたのだけど、今は情報が発達し、他の地域で、さらにいえば他の国でどんなものが食べられているかが居ながらにして分かる。

 

そして今ではどこの家でもハンバーグも出れば餃子も出る、とんかつもカレーもあるしパスタもあって、バラエティに富んだ食事が楽しめることになり、それはそれて嬉しいことだ。

 

鍋料理は材料さえ用意できれば出来たと同じで、あとは火にかけるだけ。

簡単&手間いらずですぐにできるし、それにあったまるから寒い冬には重宝する。

 

今夜はこんなセットで一杯だ。

イワタニがカセットコンロを作ったのはいつのことか知らないけど、カセットコンロのお陰で気楽に鍋料理が楽しめるようになって、ありがたい

 

鍋がぐつぐつしてくれば、まずはビールから。

冬だけど、あったかい部屋で鍋を囲んで飲むビールは一段と旨い。

 

追加の具材にはメンマも盛られている。

これは〆にラーメンを入れるためで、ラーメンといえばメンマだからね。

 

それと角麩もキムチスープによく合って、美味しい。

濃い味に淡白な味の角麩が合うのだ。

 

一杯も済んで、お約束のラーメン。

使うのはインスタントラーメンの麺で、家ではこればっかり。

 

インスタントの乾麺なので、鍋に入れると煮崩れてしまうのではと心配していたけど、やってみたらこれが全然煮崩れない。

それにこれで十分に美味しいのだ。

ただしラーメンに付いているスープが余ってしまい、使い道がないのが困るが。

 

今日は唐辛子の効いたキムチ鍋で、ご馳走様でした。

あったまった~。

 

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